スポンサーリンク

インサイド・ヘッドは手抜きで退屈!ネタバレと感想と評価

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

in

「カールじいさんの空飛ぶ家」、「ウォーリー」、「モンスターズ・インク」などを手掛けたピート・ドクターとロニー・デル・カルメンの共同監督によるディズニーアニメ。「感情」たちをキャラクターにした新感覚なストーリー、設定ではあるものの、作り方が雑で手抜きな感じのする一本。35点(100点満点)

スポンサーリンク

インサイド・ヘッドのあらすじ

田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中では、ジョイ(喜び)、アンガー(怒り)、ディスガスト(嫌悪)、フィアー(恐れ)、サッドネス(悲しみ)たちが、ライリーの幸せのためという強い気持ちが原因で衝突していて……。

シネマトゥディより

インサイド・ヘッドの感想と評価

少女ライリーの行動をコントロールする「感情」たちの物語です。ヨロコビを始めとする感情たちはライリーの身に降りかかる様々なハプニングを3Dのスクリーン越しに監視しながら、その都度コントローラーでライリーを操作していきます。

しかし、感情にもヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの5人がいるためにお互いの思惑が交差して、思うようにライリーをコントロールできない。そのうちヨロコビとカナシミがヘッドクォーターから追い出されてしまい、同時にライリーから喜びと悲しみの感情が不足していき、トラブルに見舞われる、というのがあらすじです。

ライリーのストーリーと、感情たちのストーリーを平行して映していく手法を取っているんですが、ストーリーの核を担うのは感情たちのストーリーの方です。舞台は、「思い出の保管場所」だったり「友情アイランド」といったライリーの頭の中の空想世界で、つまりはSF映画と言ってもいいでしょう。

そしてこの現実の世界とSFの世界を追っていく流れが子供には理解するのに難しそうで、一応ラストは感動で締めくくっているものの、あまり受けなさそうな予感大です。

それに感情の中でヨロコビとカナシミばかりが重要な扱いを受けていて、特にビビリとムカムカはほとんど出番がないというのも微妙ですね。そもそもビビリだけ「感情」じゃなくて「性格」じゃないのかという気もします。これは翻訳の問題ですね。

音楽も音楽でほとんど耳に残るようなBGMはなかったです。予告篇ではそれこそ色々な名曲を採用しているのに、本編ではそれが流れないというのが最近のディズニーのお決まりのパターンのようです。

また、日本版ではドリカムに主題歌を歌わせたりして、そもそもなんで日本だけ独自の歌を起用するのか理解に苦しみます。アメリカで上映される「となりのトトロ」にマイケル・ジャクソンとかの音楽が流れるようなもので、いますぐやめてもらいたいです。

ベイマックス」のときもそうだったけれど、「っていうかAIって誰だよ?」とか監督は思わないんでしょうか。どうせ日本版として無関係な歌を流すなら演歌を流せって思いますね。美空ひばりを。

インサイド・ヘッドの主題歌サントラ曲一覧

ディズニーは最近「アナと雪の女王」の熱を冷まさないように、冷まさないように奮闘しているのが感じられます。監督やスタッフが違えど、おそらく今後公開されるディズニー映画はどれも「アナと雪の女王」の続編ができるまでの穴埋め、中継ぎのような役割を担っていくんじゃないでしょうか。

実写映画やアニメの続編を次々と投入していき、ファンたちの心を掴んでは離さず、そしてやっと完成した「アナと雪の女王」の続編で大いにコケるという可能性もありそうで、いろんな意味で楽しみです。

関連記事

インサイド・ヘッドの日本版はアメリカ版と違うって知ってた?

インサイド・ヘッドの声優キャスト一覧

インサイド・ヘッドの隠れキャラ&トリビア

インサイド・ヘッドの登場キャラクター画像&プロフィール一覧

コメント

  1. 瑞希 より:

    最近ようやく更新再開されて嬉しい限りです。
    記事になったなんてとても嬉しいです。
    ちなみに確かAIは元々アメリカ生まれで、wikIにも

    全米から1000人近くのダンサーを集めて行われたオーディションに勝ち残り、ジャネット・ジャクソンのミュージック・ビデオ「Go Deep(ゴー・ディープ)」に出演を果たす。同年、Kool & the GangのGeorge Brownプロデュースによるアジア系ガール・グループ“SX4”を結成し、アメリカデビューの準備をしていた

    とあるので米でもそれなりに知名度あったのかもしれないです。

    • 映画男 より:

      瑞希さん

      コメントありがとうございます。僕が思うに、ドリカムしかり、AIしかり起用されたのにはアメリカで知名度があるないは関係ないと思います。あくまでも日本版の歌なんで日本人が知っていればいいわけだし。ただ、日本のディズニーの都合でオリジナルにない歌まで追加されたことについて、アメリカの監督をはじめとするスタッフたちはどう思ってるのかなぁ、というのが疑問に残りました。

      • T-G-M より:

        映画男さん

        こんにちは、T-G-Mです。

        個人的には、この「日本版主題歌」というのはもう止めてほしいと思います。

        かなり昔、トム・ハンクスとメグ・ライアンの「夢で逢えたら」で最初ドリカムのミュージックビデオが流れた時

        「おい、なんでやねん?」

        と思いましたから。

        自分は映画を観に来たのであって、ドリカムの歌を聴きたいのではないですから。

        以上です。

        ありがとうございました。

        • 映画男 より:

          T-G-Mさん

          仰る通りです。アメリカ映画の日本版ってなんだよって話ですよね。

  2. T-G-M より:

    スミマセン、映画のタイトルは

    「めぐり逢えたら」でした。 
     
    大変失礼いたしました。

    T-G-M

  3. りお より:

    はじめまして、たまたま見つけたので一つコメントさせてください。
    ビビリやムカムカの影が薄いという意見ですが、元々この二つは動物として生存に必要な為の知能ですから、
    分別のつく年頃のライリーにはむしろ影が薄いものなのではないでしょうか。
    産まれたてのライリーや動物だったら、むしろ彼らの独断場だったでしょうが。
    逆にヨロコビやカナシミこそ、生存が約束された高度な知能を持つ動物ならではの感情ですから、人間としての成長を描く本作では際立つべきものなのでしょうね。

    • 映画男 より:

      りおさん

      コメントありがとうございます。僕は人間が生存が約束された高度な知能を持つ動物だとは思っていません。日本のように平和な国ならビビリやムカムカが影を薄くなっても、アメリカのような危険の国では常に敏感になっていてもおかしくないと思います。実際僕も危険なブラジルに住んでいるので、常にビビッてる緊張感があって、それが生存の助けになってると自分では感じています。大人でもそれだけのストレスがあるんだから、子供なら危険やトラブルに対する恐怖(ビビリ)やストレス(ムカムカ)はそれ以上じゃないでしょうか。

      • りお より:

        あ、あくまで映画(しかもディズニー)の世界のはなしですからっ。。。!
        本当のアメリカだったら、あんな薄暗い路地裏を小さい女の子一人、なんてありえませんっ!

        • 映画男 より:

          りおさん

          確かにサンフランシスコで少女が一人で歩いてたり、あれはないですよね。