怪物を退治しながら迷路を駆け回る学生向けSFアクション。主要出演者も全員10代の若者(の設定)で、ゲーム感覚でストーリーが進んでいくため若者にはもってこい、大人にはなんとか時間潰しになるかなといった映画。38点(100点満点)
メイズ・ランナーのあらすじ
そびえ立つ壁や毎晩変化する構造を持つ謎の巨大迷路に月に1度、自分の名前以外何も覚えていないランナーが送り込まれてくる。やがて団結し始めた彼らは迷路の仕組みを調査し脱出法を見いだそうとするが、迷路の扉が閉まる夜までに帰還しないと命の保証はない。生き残りを懸け巨大迷路に隠された謎を解き明かそうとするランナーたちの運命は……。
シネマトゥディより
メイズ・ランナーの感想
そびえ立つ壁、そして壁の向こう側には怪物、という設定が「進撃の巨人」を連想させます。「進撃の巨人」はアメリカでも人気らしいので、ああ、これはパクッたなあと思ったら、「メイズ・ランナー」の原作と「進撃の巨人」の創刊号は奇しくも同じ年の同じ月に出版されたそうです。
日米のクリエイターで同時期に発表されたものがお互いにアイデアが多少なりともかぶっちゃうのは偶然じゃないはずです。やはりもうシチュエーションものやSFものはネタが枯渇している、という証拠じゃないでしょうか。そもそもこの「メイズ・ランナー」にしても昔に出た映画「ラビリンス」にエイリアン風のクモの怪物を足しただけだからね。
それにしてもハリウッド映画のSFの敵キャラっていつもエイリアンかプレデターのどちらかの真似でしかないですよね。そこから進歩する気がないのか発想がないのか分かりませんが、毎回敵キャラが登場する度に「またお前か」と思うのは僕だけじゃないはずです。
題名の「Maze Runner」の「maze」は「迷路、迷宮」を意味します。つまり「迷路ランナー」というとてもストレートなタイトルです。
ストーリーも同様に至ってシンプルで、記憶を無くした若者たちが壁に囲まれた一つの場所に集められ、壁の向こうにいる怪物にビクビクしながらも、なんとか迷路から脱出を図ろうとする、といったものです。
なぜ記憶を無くしたのか、なぜそこに集められたかについては徐々に明らかになるのではなく、ラスト10分で一挙に説明されるといったアホな展開になっています。
ラストの状況の説明すらも決して納得のいく説明ではないけれど、子供向けの映画なのでそれをああだこうだ言っても大人げないと言われてしまいそうです。
ただ、ひとつ言っておかないと気がすまないのはエンディングが「続編作っちゃうもんねぇ」とでも言わんばかりの終わり方で、案の定続編の公開が決まっているそうです。ハリウッドって本当続編ビジネス好きですよね。
シリーズものの映画でも最初から続編を作る気満々のものと、思わぬヒットを飛ばしてファンの要望に応えたものと二タイプあるような気がします。
「アナと雪の女王」なんかは後者にあたり、この映画は完全に前者ですね。ファンをがっかりさせる可能性が高いのも確実に前者で、後付けのストーリーがいけないのか、あるいはスパッと終わらないけじめのなさがいけないのか、いずれにしろ下心ミエミエの人を見ているようで「続編」と聞くだけでなんだか恥ずかしくなってきます。
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コメント
なんか主張がおかしくないですかね?
まず、この映画日本公開は5月からですが、それすらご存知なく3月にこうですか? 待ちきれずに英語版の円盤を私が注文をした時には、リージョンの問題からお断りされました。一体どうやってご覧になったのかお教え願いたいですね。
あと、英語がもしご堪能だとおっしゃるのなら、これが原作付き映画だということを知らないほうがおかしいです。最初から三部作と銘打たれて制作がはじまったことをご存じないことも変です。英語版の円盤のケースにもしっかりと記載されていますので。
繰り返しますが、あなたは一体どうやってメイズランナーの映画版を見たんでしょうか。
文句を言う前に、少し自分の発言から何が漏れるのか警戒くらいはなさったほうがよろしいかと。
御注進さん
まず僕のプロフィールを見てくれましたでしょうか。僕はアメリカにも住んでましたし、現在はブラジル在住です。映画の情報をほとんどをアメリカの大手映画サイトから仕入れています。この映画は日本公開は5月ですが、海外ではブラジルを含め2014年にとっくに公開されています。続編に関しては最初から3部作と決めて作ったとしても、「1」が大コケしたら制作会社は「2」なんてとても作れません。実際にメイズランナー2の制作が決定したことがアメリカで報じられたのは、「1」がヒットしてからしばらく経ってからです。
あと原作に関してですが、原作があることはここでも触れてますけどちゃんと読んでいただけましたでしょうか。何度も言っていますが、原作があろうとなかろうと、映画と本は全くの別物です。原作を読まないと映画が理解できないような作品はそもそも作品として失格です。
映画男さん
映画の関しては私も概ね同意見でした!
壁=巨人を連想させてしまうのは日本人としての性なのかなーと笑
そして私がすごく嬉しく思ったのは、
原作があろうとなかろうと、映画と本は全くの別物です。原作を読まないと映画が理解できないような作品はそもそも作品として失格です。
ということです。
最近のアニメ化、ドラマ化や映画化の作品ほぼ全てに当てはまると思います!
よく知人に紹介された映像化されたものに対して否定的(というよりあまり好きじゃないなー位)な意見を言うと、決まって「原作を見てみて」若しくは「原作再現率が低いから」等を言われてモヤモヤしてた所だったので、より嬉しく思いました笑
そして蛇足ですが…相手を責める前に相手の状況を知ろうとしない人間は作品も深く理解出来ないでしょうから、メイズランナーは是非オススメですよね笑
きっとあのラストの展開も受け入れてしますでしょうから…
ではこれからも辛口評論楽しみにしております!
ATさん
コメントありがとうございます。原作原作とうるさい人たちのことを僕は原作バカと呼んでいます。
映画男さん
初めまして
映画内容については大まか同意見だったのですが、コメまで読んで気になった部分がありましたので少し意見させて頂きます
原作を読まないと理解出来ないような作品は映画として失格というのは全く同感です
でもここでは映画の評価と言いつつ、作品の根本のアイディア的な部分にも触れていますよね?
この作品の原作については、3部作で映画もそうなる予定だった事くらいしか知りませんが、パクりっぽいとか原作に対しての文句にしか見えませんでしたよ
そもそもこんなパクりみたいな原作の映像化で、原作の内容そのままなぞるだけの企画なんて通すなって意味なのかもしれませんけどね
映画と本は別物でも、切り離したりは出来ない部分がある事を理解された上で文句を書かれた方が良いんじゃないかと感じました
そうすればアナ雪との比較なんて的外れな事は言い出さなくて済むと思います
あれはそれこそ雪の女王から発想を大きく膨らませて作られた、企画の趣旨が違う作品なのですから
それと、最近流行りの続編ビジネス、私もこれは嫌いです
しかし一作で作れない物をシリーズで出したら、当然次を期待させるようにつくるのではないでしょうか?
そしてそういったものは、シリーズが揃った時に最終的な評価をしてみても良いのではないでしょうか?
シリーズ全部で一つの作品という視野があっても良いと思いますよ
私も以前メイズランナーの映画告知を見て、真っ先に進撃を連想し、原作の発行時期を調べました。
どうも進撃の巨人のパクリみたいですね。
やり口が卑しい。
映画に至っては衣装から宣伝から似すぎ。
パクリと言われて否定する方が難しいし単なる逆ギレだよねー。
しかもあたかも自分が本家みたいな横柄な態度が気に入らない。
日本でも公開するだなんて神経疑うし。
っていうのをまた思い出して頭にきて検索して辿り着きました(笑)
1番上のコメは、
>なんか主張がおかしくないですかね?
とか言ってるけどそれ以前に自分の日本語がおかしい時点でお察しw
米国かぶれのメイズのキチガイ信者なんだろうな。
進撃にわかですさん
どっちがパクリか、あるいは偶然かは分かりませんが、最近似たような話は多いですよね。
メイズランナーは前半の掴みは良かったと思います。
世界観を作るのには成功して引き込まれるような内容でした
ただ、世界観の再現に重点を置きすぎて迷路の謎の解決やそれまでの経緯等のストーリーの軸の部分がすかすかだった感触です。
すかすかで、クライマックスのオチもなんとも呆気なく
クライマックスに誰かを犠牲にしてお涙ちょうだいパターン
前半は90店後半は30点って感じでした。
原作は知りませんが2で新天地にするよりも迷路の中を一つの区切りとしてやる方が僕としては好みの映画だと思いました。
あーヤッパリ、進撃のパクリでしたか。
そんな気がしながら見てましたが、進撃+キューブ+エイリアン=この映画だと思ってました。
確かに原作はあるんでしょうが、本見ない人が映画を見ることも多く、一つの作品として完成させる精神が、今のハリウッドには見られない。
昔みたいに3・4時間の映画があっても良いではないか?
途中の休憩とかが、今の映画館システムにはそぐわないから、続編にしているとしか思えない。
昔のように朝一からお弁当もって入館して、1日中映画館で楽しめる時代じゃないんでしょうが、なんか寂しいですね。
今は映画が好きで映画館を経営している館長さんが、映画好きのために頑張ってる所が無くなってしまった気がする。
配給が悪いのかな?
友達いなそうwwwwwwwwwwwww
友達いなさすぎて映画好きにでもなっちゃったのかな???
特技じゃ文句言うことってwww絶対こいつ友達いねえ可哀想に感じるわwww
進撃の巨人だいすきです。
そしてメイズランナーもワクワクして好きです。
人は正体がわからぬ人知を超えた謎の存在に興奮することを進撃とエヴァとメイズランナーは教えてくれました。
なによりメイズランナーは男の子たちが可愛い。
頭のいい子、足の速い子、少し臆病な子、キャラが立っていて良い!
イキってる粗暴な仕切りたがりの憎まれ役な少年も可愛いかった。