スポンサーリンク

ゴーン・ガールは辻褄が合わない!感想とネタバレ

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約3 分で読めます。

gonegirl

妻が行方不明になったことをきっかけにメディアや世間から殺害容疑をかけられた夫が自ら事件の真相を解明していくサスペンス劇で、そこそこ面白いのに中盤から終盤にかけて辻褄を失って崩壊していくボロボロ映画。50点(100点満点)

スポンサーリンク

ゴーン・ガールのあらすじ

ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。

シネマトゥディより

ゴーン・ガールの感想

Mank/マンク」、「ファイト・クラブ」、「セブン」、「ソーシャル・ネットワーク」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、「ゲーム」、「ドラゴン・タトゥーの女」などで知られるデヴィッド・フィンチャー監督による、へなちょこサスペンス。あともう一歩のところで台無しになった感のある作品です。

デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品ランキング!
「セブン」、「ゲーム」などで知られる映画監督デヴィッド・フィンチャー。そんな彼が今まで撮った作品をランキングにして紹介し...

物語はおおよそこんな感じ。

夫ニックは、妻エイミーが行方不明になる直前に妻に保険金をかけ、暴力を振るい、ゴルフクラブなどをクレジットカードで購入していました。さらに年下の女性と不倫関係にあるなど、怪しい事実が次々と浮上。

メディアも夫を犯人に仕立て上げ報道を加熱させます。しかし全ては夫に恨みを持ったエイミーが仕組んだ自作自演の事件だった、というのが筋書きです。

物語りのかなり早い段階でエイミーが生きていることが分かり、エイミーの逃亡生活と殺人容疑をふっかけられたニックのマスコミとの戦いが現在と過去を交差しながら平行して話が進みます。

つまり犯人探しのサスペンス劇ではなく、登場人物の行方を追っていくタイプの映画で、テンポが良く、そこそこ興奮はあります。

しかし妻エイミーの行動がぶれぶれでそもそも行方不明になる必要があったのかと思わせる展開が続き、肝心な目的を失ってしまうのが残念です。

もともとは他殺と見せかけ、自殺を遂行し、夫を逮捕させる、というまでが復讐だったらしいんですが、それならいっそのこと夫を殺しちゃったほうが早いんじゃないのと思わずにはいられません。

死にたいのか、生きていたいのか、夫を殺したいのか、一緒に暮らしたいのか、その辺の軸が物語りの途中で左右に大きく揺れて視聴者を混乱させます。

そして終盤にはエイミーとニックが二人ともありえない奇妙な行動に走り、リアリティーから大脱線してしまいます。

エイミーのせいでニックは大変な目に遭いますが、一番大変な目にあったのはエイミーの元彼だと思いました。せっかく助けてやったのにあの仕打ち。頭のおかしい美人は決して助けちゃいけないといういい教訓だと思います。

コメント

  1. T-G-M より:

    映画男さん

    こんにちは、t-g-mです。
    以外に高得点なので驚きました。自分だったらもっと低い点数をつけます。

    勿体ぶって“サスペンス・スリラー”と銘打っていますが、自分から言わせて貰えば“おバカ映画”そのものだと思います。

    デヴィット・フィンチャー映画は99年の「ファイトクラブ」以来観ていませんでした。

    フィンチャーは近年尺の長いR指定映画ばかり作っていますが、この作品に関しては、90分のコメディー映画にてもよいのでは、と思います。

    “何もかもアホ過ぎる”

    それが自分の感想です。

    以上です、有難う御座いました。

    • 映画男 より:

      T-G-Mさん

      いつもコメントありがとうございます。確かにちょっと甘い採点だったかもしれませんね。でも序盤から中盤にかけては普通に楽しんじゃいました。夫がメディアの圧力で犯人にされていくところなんかはありそうでしたね。ほかは全くリアリティーはなかったですが。

  2. ななし より:

    毎度毎度読みが浅いのと、心理描写を理解出来てないのに恥ずかしげもなくよく批評なんか出来ますね。
    もう少し彼女の動機なんかを考えてみてください。
    彼女はなにを求めて生きているのか。
    それが解るなら自殺願望があるなんてぶっ飛んだ解釈には至らないはずです。
    もしそれがわからないのならネット上で批評なんかするな。
    ノートにでもかいてなさい

  3. せぷ より:

    ご無沙汰しています。
    今回の映画男さんのレビュー、自分のものに酷似していたのでビックリしました。
    自分も『ゴーン・ガール』を途中までは楽しめた口です。
    でも終盤はちょっとついていけませんでした。
    いろいろツッコミどころは多いですけど、何といっても警察(FBI)が間抜けすぎると思いました。
    殺人を犯した者の供述を鵜呑みにするのはおかしすぎます。

    >それが解るなら自殺願望があるなんてぶっ飛んだ解釈には至らないはずです。
    え?途中まではカレンダーに自殺予定日みたいな付箋を張り付けていませんでしたっけ?どこまで本気だったかまではわかりませんが、少なくともエイミーが自殺を意識したことは間違いないと思うんですけれど。

    • 映画男 より:

      せぷさん

      コメントありがとうございます。警察馬鹿でしたねえ。エイミーはもっと馬鹿だけど。確かにカレンダーには「kill self?」っていくつも書いてありましたね。僕はてっきり自殺するものだと思ってました。いずれにしろエイミーに「自殺願望がある」なんて僕は書いてませんけどね。ちゃんと読んでない人が多くて困ります。

  4. いき より:

    おひさしぶりです。私も元彼を殺すあたりまでは楽しんでみてました。その後はどんでん返しがあるのかな、と思っていたら、元の鞘におさまるというあっけないものだったのでがっかりです。どうやったらエミーが殺人の容疑をかけられずにいられるのか?まったくわかりません。エミーがロッジに潜伏中、ちんぴらの隣人に金をまきあげられたところだけ、ちょっとすっきりしました。

    • 映画男 より:

      いき

      久しぶりのコメントありがとうございます。最後のオチは馬鹿馬鹿しかったですね。今考えるとちんぴらが一番最初にエミーに気づいたというのが笑えますね。

  5. エリック・カートマン より:

    貴方のように物語の本質を理解出来ずに浅はかな推察で自己完結してしまうのは、些か勿体無いような憤りを感じてしまいます。
    確かに女性経験の浅い方には難しいテーマかも知れません。しかし、批評を謳うのならば最低限の物語の理解を持ってのぞんで欲しいものです。
    上記の批判コメントを気にかけてることから見るに、それを自覚してるかもしれませんが。

  6. TTp より:

    映画男さん、お久しぶりです。
    昨夜やっとこの映画を観て映画男さんの批評を思い出しました。

    警察のバカさ加減は失笑ですが、エイミーがした事はとっても理解出来ました。(やらないけど)

    行動がブレブレになるのも元彼にした事も実に良く判ります。女って所詮そんな生き物ですから(笑)
    実に女のやらしいトコをヤな感じに描いた映画だと私は小気味良かったです。

    • 映画男 より:

      TTpさん

      コメントありがとうございます。登場人物は馬鹿怖い人が多くて僕は笑って見てしまいました。

  7. tobo より:

    意外にも高得点!もっと低い点かと思いました。久しぶりに映画館で見て損した映画でした。もう夫婦共々ありえない言動に行動。嫌になっちゃう。妻も頭いいのかと思えば元彼殺して舞い戻ろうとするし、でも戻れちゃうもんね~。なんなんだろうね?この夫婦は?って言いたいのなら、ズバリその通りの映画に仕上がってます。