スポンサーリンク

アメリカン・ハッスルはごちゃごちゃの駄作!感想とネタバレ!

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

hustle

詐欺師カップルとFBIが手を組んでオペレーションを遂行するドタバタ警察ドラマ。おとり捜査の警察物語にコメディーと愛憎劇を織り交ぜたごちゃまぜ映画。30点(100点満点)

スポンサーリンク

アメリカン・ハッスルのあらすじ

詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、無罪放免を条件におとり捜査への協力を持ち掛けられる。

それは、架空のアラブ人富豪をダシに、カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするというもの。アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づくが、二人の仲を嫉妬(しっと)するアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。

シネマトゥディより

アメリカン・ハッスルの感想

ジョイ」、「ザ・ファイター」、「世界にひとつのプレイブック」などで知られるデヴィッド・O・ラッセル監督による刑事もの。

ごちゃごちゃにしすぎて、見ていて段々イライラしてくる生理的に受け入れがたい作品です。

特別な理由はないけど、見ているとなんか腹が立つ人間。悪気は全くないのに端迷惑な輩。失礼とまではいかないんだけど、礼儀正しくもないタイプ。どれだけ喋ってもなんにも喋ってないのと同じような感覚に陥る相手。そんな本能的に避けて通りたくなる人たちばかりが出てくるのがこの映画です。

おそらくイライラの最大の原因はグダグダの会話でしょう。とにかくセリフが早口で量が多いのが特徴で、やたらとページ数だけ多い小説みたいな無駄の多さが目立ちました。

脚本に笑いをチョコチョコ入れてくるんですがとにかくしつこいです。一回目でウケなかったら何度も言えばウケるだろうみたいな、パワーで押すタイプの笑いで外人に多い手ですね。

この脚本家は、今日話したネタを次の日に全く同じ人に平気な顔で言えるタイプに違いないです。日本人のユーモアには到底合わないと思います。ちなみにこの映画はアカデミー脚本賞にノミネートしていますが。

物語は詐欺師アーヴィンと愛人シドニーがFBIに逮捕されるところから徐々にヒートアップしていきます。FBI捜査官リッチーは二人の騙しのテクニックを見込んで、ホワイトカラーの人間たちが関与しているインテリ犯罪を食い止めるために協力を要請します。

いわゆる司法取引をして詐欺事件は水に流してやろうというのですが、協力の内容がそもそも曖昧すぎて、オペレーションの規模がホワイトカラー犯罪どころかあっと言う間にエスカレートしていき政治家やマフィアのボスレベルの人間たちを逮捕する、という話に発展してしまいます。

その辺のドタバタ具合やいい加減さも最初にあるテロップを流すことで監督は視聴者をごまかそうとします。

「Some of this actually happened(ここでのいくつかの出来事は実際に起こったことです)」。

いつもなら「このストーリーは事実を基にしています」とするところを、「いくつかの」としているところに狡賢さが伺えます。「いくつか」っていくつだよって話なんですよ。

どこかに「事実」とか、「実際」にとか使うだけで、見る人たちは「へえ、嘘みたいな話だけど、事実なんでしょ?」となってしまうから嫌なんです。そしてそんな映画に限ってふたを開けてみれば嘘つけよ、という内容だったりしますがこの映画も例外ではありません。

クリスチャン・ベイル演じる詐欺師アーヴィン、ジェニファー・ローレンス演じるアーヴィンの妻ロザリンはまだいいとして、FBI捜査官リッチーを演じたブラッドリー・クーパーがひどいですね。あの喋り方。

大事なオチを台無しにしてもドヤ顔でいられそうな態度。生理的に受け付けない理由のひとつは彼だと思います。

「ハングオーバー!!」、「二ツ星の料理人」を筆頭に駄作にしか出ていない男、ブラッドリー・クーパーよ。お前を見てたらなぜか「ALWAYS 三丁目の夕日」を思い出したよ。昔は良かったね、と過去を美化するだけの中身が空っぽのあの映画を。このぉ、アメリカ人のくせに昭和を感じさせる俳優めぇ。

コメント

  1. いき より:

    こんにちわ!昨日この映画を見ました。タイトルから想像していたドキドキ感をつかめないまま、ただ長いなあ、、とぼやきながら見てました。唯一共感できたのは、女2人が化粧室?だったかで口論するとこ。最後に「poisonous choice。。」でシドニーにキスするところかな?ここだけ共感できました。
    ブラッドリークーパー、ジェニファーローレンスコンビを見るのはシルヴァーライニング
    プレイブックのあとの2作目です。彼、ほんとどこがいいのかしら?って私もおもってました。夫はかなり好きみたい。ロバートデニーロの秘蔵っ子とも聞きましたが。そしてジェニファー。今はこういうキレイじゃない女優がもてはやされるのかな?2人のうちだったら彼女のほうが好きだけど。。。

    • 映画男 より:

      イキさん

      コメントありがとうございます。僕も見どころはあの化粧室のケンカぐらいだと思いました。ジェニファーは最近アメリカで大人気ですね、向うではあれが美人みたいですよ。

    • いき より:

      映画男さんのコメントが見れません。なぜかしら?

  2. 翡翠 より:

    こんにちは。
    やっと観ました。見ている間中、何となくモヤモヤしていたのですがそれを、
    文章に表してくださいました。
    出てくる人間達にイライラさせられる・・・「騙し」のテクニックもそれほど面白くない。
    カーマインだけは気の毒に思いましたけど。
    「生理的に受け付けない」まさに言いえて妙。その通りでした・・・。

    • 映画男 より:

      翡翠さん

      コメントありがとうございます。確かにモヤモヤする、というのがあてはまる映画でしたね。なんなんでしょうね。