フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグの学生時代からフェイスブック創業後までを描いた人間ドラマ。娯楽性やドラマチックさに欠ける作品です。34点(100点満点)
ソーシャル・ネットワークのあらすじ
ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。
サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。
(シネマトゥディより)
ソーシャル・ネットワークの感想
「Mank/マンク」、「ゴーン・ガール」、「ドラゴン・タトゥーの女」、「ファイト・クラブ」、「セブン」、「ゲーム」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のデヴィッド・フィンチャー監督によるフェイスブック創立者マーク・ザッカーバーグのサクセスストーリー。
序盤から主人公のしゃべり方がわざとらしく、鼻につく感じで、先を見るのを辞めようかと思ったぐらいです。
ジェシー・アイゼンバーグは、基本どの役をやっても屁理屈クソ野郎な感じになりますよね。「ローマでアモーレ」、「グランド・イリュージョン」、「グランド・イリュージョン2」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「カフェ・ソサエティ」、「ジャスティス・リーグ」と全部喋り方が被ってませんか?
オタクを演じようと、がんばってて、無理してるのが痛々しく、見ているこっちがストレスを受けました。彼の演技苦手です。
大部分をフェイスブックをめぐった醜い人間関係に焦点を置いているのも夢がないですね。訴訟とかどうでもいいから、もっとマーク・ザッカーバーグの人間性や哲学にフォーカスしてもらいたかったです。あとバイオグラフィーなら幼少期とかを描く必要もありますよね。
お金のエピソードはあまりにも桁の違うお話をしているので現実感がわきません。やっぱりどうしてもサクセスストーリーのいわゆる「おおすごいすごい」エピソードだけで終わっちゃってて、映画自体に特別なドラマ性や興奮はありませんでした。
ただ、フェイスブックの成功を目の当たりにして、俺でもあんなもん作れるんじゃないかなぁ、なんて思ってしまう素人はぜひこれを見て、どれだけマーク・ザッカーバーグが昔から天才だったかを知ったほうがいいかもしれませんね。
僕の周りにもいるんですよ、「フェイスブックみたいなサービスを作ったらいいんじゃない?」とか言い出す奴。
マーク・ザッカーバーグは大学時代にいたずらでハーバードのサーバーをハッキングしたり、ハーバードでもトップクラスの頭脳の持ち主で、そんな彼が発明し、すでに世界中に浸透したサービスと二番煎じが張り合えるのかよって。
マーク・ザッカーバーグはあの当時からフェイスブックが大きくなることを見据えていて、マネタイズをすることを決して急がなかったことを見てもビジネスマンとしての商才もあったんですね。
彼からしたら訴訟なんて大したことじゃなかったかもしれませんね。学生時代からあれだけのビジョンを持ってたっていうのは驚きでしかないです。
コメント
なぜ訴訟の話を中心に持ってきたんでしょうね。
もっとマーク自身について知れる作品なのかと思っていました。
あれだけ異次元の頭の良さだと、周りで起こっている全てのことが大したことじゃなさそうですよねw
双子役で、アーミーハマーが2人いるのはなんかキモかったですw