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映画ゲームはオチに頼りすぎ!ネタバレと感想

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The-Game1

最後のオチだけが分かればいい、面倒くさいサスペンス。視聴者を騙そう、騙そうとしていて外した映画です。14点(100点満点)

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映画ゲームのあらすじ

実業家ニコラスは48歳の誕生日に、弟のコンラッドからCRS社主催の“ゲーム”の招待状をプレゼントされる。

最初は馬鹿にしていたニコラスだが、「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という謳い文句にひかれてゲームに参加することにする。やがて、ブリーフケースの鍵の紛失、スキャンダルの発覚CRS社のオフィスの消滅と、奇妙な出来事がニコラスの周りで次々に起こり始める。トラブルは次第に加速していき、遂には生命の危機にさらされることになる……。

シネマトゥディより

読者のカイさんのリクエストです。ありがとうございます。

映画ゲームの感想

Mank/マンク」、「ゴーン・ガール」、「ファイト・クラブ」、「セブン」「ドラゴン・タトゥーの女」、「ソーシャル・ネットワーク」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」などでお馴染みのデヴィッド・フィンチャー監督によるサスペンス劇。

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1997年の作品だから、もうかなり前の映画です。当時見たときにはとても面白くワクワクして観賞できた記憶があります。ところが現在の自分は到底同じ気持ちになれませんでした。

物語は、金持ちで、孤独で、意地悪な性格の実業家ニコラスが刺激を求めて、ある企業主催の「ゲーム」に参加するところからスタートします。

楽しいはずのゲームはしかし奇妙な体験の連続で、タクシーの中に閉じ込められたまま海に落とされたり、トランクに詰められてメキシコまで連れて行かれたり、とおよそ罰ゲームとしか思えない内容でした。

状況を理解できない主人公の困惑に視聴者は長々と付き合わされ、途中でギブアップしたくなること間違いなしです。

そしてこの手の映画の一番ダメなのはオチだけに頼りすぎている分、序盤、中盤の内容がどうしても弱くなる点です。

一連の出来事に関連性があるのならともかく、おそらく最初にオチありきで、後からハプニングを考えているから、中身が空洞なのです。

ゲームを主催しているCRSが「今まで満足しなかった客はいません」とか「ゲームはいつでも辞められます」とか嘘ばっかり言っているのが笑えましたね。

散々人を命の危険にさらしておきながら、最後になって「あれもこれも全てゲームでした」の一言で終わらせられても、「ああ、そうなんだ。よかったぁ。じゃあみんなで飲み直そうか」とは絶対になりません。

TV番組がドッキリならなんでもやっていいと思っているあの舐めきったノリに近いです。人の人生をなんだと思ってんだよって。

この映画の作り手は、ニコラスは父親を飛び降り自殺で亡くし、そのことがトラウマになっているから、ゲームの中で父親と同じ様に高いところから飛び降りることでトラウマを克服する、というのを伏線にしているそうですが、父親が首吊ってたら、自分も首を吊れば悩みが解決するのかよって話ですね。

なによりラストにニコラスがゲームで散々自分を振りまわした金髪女のところに別れの挨拶をしに行くのが笑えます。

「今度よかったら夕食でも食べようよ」

なにをどうしたらあの女に惹かれるんだよ。ゲームで起きた衝撃的な出来事の数々をもう全部許しちゃってるからね。そんなに切り替え早い奴なら、父親の死を長年引きずらないだろって。

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コメント

  1. m.d. より:

    誰の目にも触れない世界の端っこで、斜に構えた程度と知能の低さを露呈させる独り言。
    貴方と言う人間の哀れな人生こそ、映画にして是非観させて貰いたい物ですね。

  2. つっきー より:

    私はこの作品が大好きです。
    人が成功するために捨ててしまって気がつかない所をついている作品だと思います。
    その事を気づいて欲しいために血を分けた兄弟が本気になった作品だと思います。
    本質は親兄弟そして仕事について、何が大切なのかを伝えてくれている痛快映画だと思います。

  3. m.d.(笑) より:

    あなたと同意見。クソ映画の極みだった。
    途中で自殺でも図ったらどうするんだよって感じ。あんだけ死ぬような思いをして何ヘラヘラ一緒に打ち上げしてんだと。マイケル ダグラスがカッコ良かっただけの酷い映画だった。
    どこがどう良かったか自分の意見は書かずただ人格否定しか出来ないような、チキンで脳足りんじゃなきゃこんな映画は楽しめないんだろうね。可哀想。

    • 映画男 より:

      m.d.さん

      コメントありがとうございます。僕はマイケル・ダグラスが格好いいとすら思えませんでした。

  4. えん より:

    二回も鑑賞したなんてすごい。
    わたしは公開当時映画館で観て、金返せと思った。
    まさにドッキリ番組の人を舐めたノリ。そのとおり。
    騙される人の気持ちをなんだと思っているのか。
    ひたすら不愉快にしかなりませんでしたね。

  5. 蜘蛛の巣を払う男 より:

    この映画は夢オチレベルの酷いシナリオだと思います。
    ただ、この映画を改良して快作『ファイトクラブ』が誕生したと私は考えているので、我慢することにしています。

    おそらくですが、履歴からしてこの作品の脚本コンビは大味なエンタメを作るライターなのでしょう。
    ここと組んだことが間違いだったのだと思います。

    逆にこの作品を面白いと感じた方は、同じ脚本コンビの『サロゲート』という映画も好みなのではないでしょうか?
    そうした方々はむしろフィンチャーの代表作が肌に合わないお客さんのような気がしますね。

    • 映画男 より:

      ゲームからファイトクラブの構想を得たというのは面白い流れだな。同じ監督の作品はどうしても作風が似ますからね。

  6. 馬鹿につける薬 より:

    私は好きな映画の1つです。
    コメント見てましたが、こんな価値観で映画を観て楽しいのだろうか?途中で飽きているなら観るのをやめているだろうし、言っていることが支離滅裂。あくまでもエンターテイメント、たらればを言って全て解決できるクライムアクション映画があるのならそれこそ紹介して欲しい。

  7. please より:

    映画を見終わって、いやいやマジでふざけんなよと、全く救いようのない話やないかいと、誰かこの映画に何か言うてくれやんかなと、悶々していたらこのサイトにたどり着きました。ありがとう主。私に映画を作る才能と資金はありませんが文句だけは言わせてもらいたかったのです。

    • 映画男 より:

      好きに文句言っていいと思いますよ。つまらないもんはつまらないですからね。

  8. マーチ より:

    私はいい映画だと思いました。
    主人公は冒頭に出てくる「何不自由ない暮らしなのにつまんなそうな顔をした父親」に似てきています。
    さらに主人公は大人しかった父親にはないセレブ特有の傲慢な部分もありました。
    弟は兄を止めたかったのでしょう。

    ひたすら愚弄されるようなゲームを仕掛けられ、
    持っていた全てを強奪され、一文無しのどん底まで行ったからこそ見えてきた心境があり、主人公は自分を変えることができました。
    だからこそメキシコから帰還した際には元妻へ素直に謝罪することができたかなと。
    父の形見の腕時計を売ってお金に換えたのも、いい意味で父との決別ですよね。
    最後のクリスティーンに話しかけたシーンも、カドが取れて自然な笑顔ができるようになった主人公の新たなスタートだと思いました。
    感想は映画男さんの自由なので批判するつもりはありません。

  9. タマ より:

    これほんとオチがヒドイ!ドッキリカメラの看板持って大成功~!みたいな映画ですよねww夢オチよりヒドイと思いますねw
    当時映画館で見ててオチの流れに呆れて映画終わる前に席を立って映画館を後にしましたw
    いろんなオススメ映画にランクインしているのが未だに信じられないw