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マインクラフト・ザ・ムービーはつまらないゴミ映画!

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実写とゲームの世界がまともに融合できていない笑えない、ノレない、楽しめない映画。ただのゴミです。9点

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マインクラフト・ザ・ムービーのあらすじ

売れないセールスマンのスティーブは、子供の頃から鉱山に夢中だった。大人になった彼はその夢を捨てられず、ある日鉱山へ侵入する。そこでスティーブは「オーブ」と「クリスタル」を発見する。
その二つを組み合わせることで、彼は「オーバーワールド」へ通じるポータルを開いてしまう。

その世界は、自由に創作できる立方体の地形でできていた。スティーブは自分だけの楽園を築くが、やがて「ネザー」と呼ばれる地獄のような世界へのポータルを見つける。

そこで彼は、金に執着するネザーの支配者ピグリンのマルゴーシャに囚われる。彼女は創造力を極端に嫌っていた。オーブを使えばオーバーワールドを支配できるため、スティーブは愛犬デニスにオーブとクリスタルを持たせ、現実世界の自宅のベッドの下に隠させる。

一方、1980年代のビデオゲームチャンピオン、ギャレット・“ザ・ガベージ・マン”・ギャリソンは、アイダホ州チャグラスで経営難のゲームショップを営んでいた。彼は物品オークションに参加し、売れるアイテムを手に入れようとする。そしてスティーブのかつての家の中身を落札する。アタリ・コスモスを探していた彼だが、代わりにスティーブの遺品を見つけ、その中にはオーブとクリスタルも含まれていた。

兄妹のヘンリーとナタリーは、母の死後、チャグラスへ引っ越すことになっていた。二人は不動産エージェントのドーンと出会う。ドーンは親切で優しかった。ヘンリーは転校してすぐに試作中のジェットパックの発射を妨害され、近くのポテトチップ工場を壊してしまい、退学の危機に。彼はギャレットに「おじさん」のふりをしてもらうためにお金を払い、二人はゲーム店で相談する。そこでヘンリーはオーブとクリスタルを見つけ、組み合わせてスティーブの鉱山へと導かれる。

ヘンリーが行方不明になったことに気づいたナタリーはドーンに連絡し、ナタリーの携帯を使って彼の位置を突き止める。ナタリーとドーンがヘンリーとスティーブがいる鉱山にいくと彼らはポータルに吸い込まれ、オーバーワールドに迷い込んでしまうのだった。

マインクラフト・ザ・ムービーのキャスト

  • ジェイソン・モモア
  • セバスチャン・ハンセン
  •  エマ・マイヤーズ
  •  ダニエル・ブルックス
  •  ジャック・ブラック

マインクラフト・ザ・ムービーの感想と評価

ジャレッド・ヘス監督による、世界的大人気ゲームの映画化。ストーリー性が薄く、かといってエンタメ性に富んでいるとも言えない、ゲームを基にしたダメな映画化の典型的な作品です。

ジャンル的にはファンタジーアドベンチャーコメディーといった位置づけらしいんですが、まあどの部分をとっても中途半端で楽しめませんでした。まず、カクカクの立方体で構成されるマインクラフトの世界と実写をどうやってミックスするのかと思ったら、グリーンスクリーンか、安っぽいセットに質の低いCGを重ねているだけでした。そのため登場人物たちが終始浮いていて、映像としての違和感が最後まで続きます。

人がゲームの世界に迷い込んだんだから違和感を意図的に作っていると考えることもできるでしょう。でもほかにもっとやりようがなかったのかなあ?とどうしても思ってしまいます。昔からそうなんだけど実写キャラとアニメーションキャラ、あるいは実写キャラとCGキャラの融合でうまく行ったためしがなくない? さかのぼること1988年制作のロジャー・ラビットぐらいからそこはずっと混ぜるな危険なんですよ。

そもそも人間世界とオーバーワールドのパラレルワールドにする必要があったのか? もっというとこの映画を実写にする必要があったのかっていう話になりますね。これアニメーションのほうがよかったんじゃないの?

例えるなら「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」でマリオやルイージといった主要キャラだけリアルなおっさんおばさんが演じてるみたいな世界感なんですよ。絶対うまく行かないじゃん、そんなの。

それでも俳優たちの好演があればうまく行く可能性もゼロではないのかもしれません。ただし、肝心な俳優たちもまた酷いんですよ。特にジェイソン・モモアとジャック・ブラックが滑りまくりだから。ジェイソン・モモアってコメディーあんなにできないんですね。

対するジャック・ブラックはかつて面白かったこと一度もないじゃん。あの眉毛を動かす顔芸がうざいんだよなあ。メイン二人がそんなんだし、ほかのわき役たちもB級寄りで、今一つノレなかったです。

ストーリーも「オーブ」と「クリスタル」という二つのキューブをマクガフィンとして話が展開していくようになっているんだけど、ベタというか、捻りがないというかまあ簡単に作ったなあという印象を受けました。これに喜ぶのはよっぽどゲームのマインクラフトが好きな層か、あるいはなんだかよく分からないけどビジュアルだけで楽しめちゃう子供ぐらいじゃないでしょうか。

そもそもマインクラフト自体がストーリー性もこれといった目的もない自由度が高いゲームなだけに2時間の物語にするっていうのが無理があるんですよね。プレーヤーが自由に世界を創造するのを売りにしているのに映画の中ではずっと登場人物たちが行きたくもないところを行ったり来たりする不自由が続くんだから。

この手のアドベンチャー映画になくてはならない敵キャラが豚っていうのも物足りないですね。精一杯憎たらしいキャラにしようとしてみたものの、やっぱり3D立体カクカクキャラだと迫力はないし、怖さもないからハラハラドキドキに欠けるし、アクションシーンに没入できないんですよね。ずっとどうでもいい戦いを繰り広げてるだけって感じで。

あと、ところどころしょうもないミュージカルシーンみたいのを挟むのやめてもらえませんか。髭もじゃの汚いおっさんが歌って踊るところ誰が見たいんだよ。BGMのチョイスもセンスがないし、ずっとうるさいし、もうダメダメでしたね。

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