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ロングレッグスは意味不明な雰囲気ホラー!

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呪いで全てを片付けてしまっている設定ガバガバホラー映画。映像と雰囲気はいいけど、本当にそれだけです。37点

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ロングレッグスのあらすじ

 

1974年、オレゴン州。ポラロイドカメラを持った幼い少女が、不思議な声に導かれ、不気味な白塗りの男と遭遇する。

20年後、FBI捜査官のリー・ハーカーは、超能力の可能性を示す特異な直感を持ち、上司のウィリアム・カーターからオレゴン州で発生した一連の殺人自殺事件を担当するよう命じられる。すべての事件では、父親が家族を殺害した後に自殺し、現場には「ロングレッグス」と署名された悪魔的な暗号の手紙が残されていた。その筆跡は、どの家族の者のものでもなかった。リーは、殺害された家族には、すべて9歳の娘がいて、彼女たちは毎月14日に生まれていたことを発見する。事件は全て、その誕生日の6日前後に発生しており、犯行の日付をカレンダーに記すと、あるオカルト的な三角形のシンボルを形成していた。ただし、最後の一つの日付だけが欠けていた。そんな中、自宅で母親のルースと電話していたリーのもとに、「ロングレッグス」からの暗号化されたバースデーカードが届く。それには、「この送り主を明かせば、母親が殺される」との警告が記されていた。

手がかりを追ううちに、リーとウィリアムは、内部に高エネルギーの金属球が仕込まれた人形を発見する。その後、精神病院を訪れ、ロングレッグスの襲撃を生き延びた唯一の生存者キャリー・アン・カメラに面会する。しかし、彼女を訪ねた人物が「リー・ハーカー」を名乗っていたことから、ウィリアムはリーとロングレッグスの間に何らかの関係があるのではないかと疑い始める。さらに、ルースがリーの9歳の誕生日の前日に、不審者が娘に近づいたとして警察に届け出を出していたことが判明する。ウィリアムの指示でルースに話を聞くと、彼女はリーの幼少期の持ち物を見せる。そこには、白塗りの男が写ったポラロイド写真があった。それは、幼いリーの誕生日に現れた男——つまり、ロングレッグスだった。リーがその写真を提出したことで、ロングレッグスは逮捕される。

しかし、リーは、三角形を完成させる「最後の殺人」の日が今日であることに気づく。ロングレッグスに協力するもう一人の犯人が、計画を遂行しようとしているのではないかと疑い、焦燥に駆られる。取り調べ室で、ロングレッグスは「地下の男に仕えている」と語り、ルースの関与をほのめかした後、自殺する。ほどなくして、キャリー・アン・カメラの自殺も報告される。

FBI捜査官のブラウニングとともにルースの家へ向かったリーは、そこでブラウニングがルースにショットガンで殺害されるのを目撃する。さらにルースは、幼いリーを模した人形を破壊し、その瞬間、リーは意識を失う。

朦朧とした意識の中で、リーは衝撃的な事実を知る。ルースは、幼少期からロングレッグスの協力者だったのだ。彼はルースに「リーを殺されたくなければ、自分に従え」と脅していた。そして、ロングレッグスは長年ハーカー家の地下室に住み着き、サタン崇拝の呪術人形を作っていた。ルースは修道女に偽装し、それらの人形を家族のもとに届けることで、父親たちに家族を皆殺しにさせていたのだ。一方で、リーが持っていた人形には、ロングレッグスに関する記憶を封じ、彼の魔術の影響を受けやすくする力があった。

目を覚ましたリーは、地下室で電話を取る。そこから聞こえてきたのは、悪魔のような声だった。それは、「今日がウィリアムの娘ルビーの9歳の誕生日だ」と告げるものだった。リーは、ロングレッグスの三角形を完成させる最後の殺人を阻止するため、急いでカーター家へ向かう。しかし、すでに家族全員が邪悪な力に支配されていた。ルースは、ルビーのもとへ人形を届けていたのだ。

ウィリアムは妻アンナを惨殺し、リーはルビーを守るため、彼を射殺する。さらに、ナイフを振りかざして襲いかかるルースをも撃ち、殺害する。リーは呪いの人形を破壊しようとするが、銃はなぜか発砲しなかった。じっと人形を見つめながら、リーはルビーに向かって「ここを出なくちゃ」と静かに語るのだった。

ロングレッグスのキャスト

  • マイカー・モンロー
  • ニコラス・ケイジ
  • ブレア・アンダーウッド
  • アリシア・ウィット
  • ミシェル・チョイ・リー

ロングレッグスの感想と評価

オズグッド・パーキンス監督による、呪い系ホラー映画。思わせぶりで謎めいた演出が最初から最後まで続く割には大したオチもない雰囲気ホラーです。

「この10年で一番怖い映画」というコピーに騙されて見たんですが、怖いというより、怖そうという印象のまま、いつになったら怖くなるんだろうって思ってたらいつの間にか終わってました。なんとか最後までは見れるぐらいのクオリティーはあるけど、鑑賞後、今までの時間はなんだったんだろうっていう嫌な感覚が残りました。

とにかくストーリー性と辻褄に欠け、なにがどうなったらそうなるんだよって突っ込みたくなる、滅茶苦茶な話でした。

三角形のシンボルだとか、誕生日がどうとか、悪魔の暗号とかいろいろ謎解きのような要素が出てくるんだけど、いずれも重要性を感じず、なんで殺人を犯す必要があるのかさっぱり分からないんですよ。なんで9歳の娘じゃないのといけないのよ? カレンダーに三角形のシンボル書きたいだけなの? 大した意味がないんだったら悪魔、呪い、人形とかの方向に行かないで、愉快犯の犯行でしたのほうがよかったんじゃないのかなあ。

ロングレッグスのキャラや風貌はなかなか気味が悪く、大いに期待が持てただけにあっけなく死んでいくのがもったいない気がしました。ロングレッグスをニコラス・ケイジが演じていたのも意外で、最後まで彼だと気づかなかったぐらいです。

それにしてもロングレッグス、なんでいつも顔が白塗りなんだよとか、気になることが多々あるんですよね。人前出るときいつもメイクしてたの? ずっと家族の地下室に住み着いてたって生活費は誰が工面してたんだよとか、あの地下室ってトイレやシャワー完備してたのかなあ?とか考えると笑えてきます。

ロングレッグスも罪を犯した直接的な証拠もないのにどうして逮捕できるのかも謎だし、一事が万事いい加減な設定のもとに話が進んでいくのに違和感を覚えずにはいられませんでした。そして終盤怒涛の説明ラッシュが入り、「こうこうこうだから今まで家族が惨殺されてたんです」みたいなこと言われるんだけど、それを聞いても全然ピンと来ませんでした。

なんだかんだで人形が呪われてるから、あんな怪奇現象が起こるんですよっていうので全部ごまかそうとしてる感があって、それの発端となってるのが人形の中に仕込まれた金属球っていうのがまた笑えます。どこで生産してるんだよ、あの球は。あの完成度は絶対手作りじゃないだろ。

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