スポンサーリンク

トラップは娘を売り出すためのつまらないゴミ映画!

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約5 分で読めます。

娘にチャンスを与えるためにお父さんが周囲の反対を無視して頑張ったみたいな作品。当然面白くないし見ていて恥ずかしくなります。0点

スポンサーリンク

映画トラップのあらすじ

フィラデルフィアで消防士を務めるクーパー・アダムスは、成績優秀な自分の10代の娘ライリーをポップスター、レディ・レイヴンのコンサートに連れて行く。そこでクーパーは、コンサート会場の周りの警察の異常な警戒に気づく。露店の店主ジェイミーから、FBI が「ブッチャー」と呼ばれる連続殺人犯の逮捕を企んでいると聞く。実はクーパー自身がブッチャーであり、自分の最新の被害者スペンサーを地下室に監禁している様子を携帯電話で確認していたのだった。

ジェイミーはスタッフのIDカードを盗み、警察の無線を盗聴するなどして逃げ道を模索した。無線で女性が彼の動きを予測しているのを聞いたクーパーは、フードスタンドの台所で爆発を起こし、混乱の中で屋上に逃げ込む。厳重な警備網を抜けて野外に出ることは不可能だと感じたクーパーはレディ・レイヴンの叔父に、リリーが最近白血病から回復したと嘘をつき、「ドリーマー・ガール」に選ばせ、娘を舞台に上げることに。これによって彼らは控室に入ることを許された。

そこから逃げることを試みようとしたが、コンサート終了後、クーパーは警察が控え室の出口も警備していることを知って逃げ道を失う。そこでクーパーは一か八かの賭けに出てレディ・レイヴン本人に自分の正体を明かすのだった。

映画トラップのキャスト

  • ジョシュ・ハートネット
  • アリエル・ドノヒュー
  • サレカ・ナイト・シャマラン
  • ヘイリー・ミルズ
  • アリソン・ピル

映画トラップの感想

シックスセンス」、「ノック終末の訪問者」、「オールド」、「ミスター・ガラス」、「スプリット」、「ヴィジット」、「サイン」、「アンブレイカブル」などで知られる、地に落ちた監督M・ナイト・シャマランが恥を捨てて作った駄作。娘の成功のためにファンを裏切って撮ったゴミみたいな映画です。

長らく成功からはほど遠い低レベルな作品ばかりを作っているM・ナイト・シャマランですが、ついにここまで来たかと思ってがっかりしたと同時に哀れにすら思えるそんな内容でした。なりふり構わずってこういうことを言うんだなって。

まず、ざっとこの映画の背景を説明しますね。ある日、女子高生の娘とお父さんが人気歌手のライブに行くと、そこで警察の連続殺人犯を逮捕するための極秘オペレーションが行われていて、大興奮のライブの裏で警察と犯人であるお父さんの隠れんぼ&追いかけっこが始まります。映画の大部分はライブ会場が舞台になっていて、架空の歌手レディ・レイヴンが結構がっつり歌って踊ります。そこでまずある種の違和感を覚えました。あれ、なんかおかしいな、と。

メインのストーリーは警察と犯人のバトルのはずなのに、やたらこの歌手のシーンが長くストーリーに割り込んでくるんですよ。何も知らずに見たので最初この映画の意図が読み取れませんでした。そんなに歌手の歌のシーンとかいらないだろって。なんか話の流れとは不釣り合いなほど歌手が恰好良く映っていて、またフォーカスが警察や犯人ではなく歌手に向いているんですよ。

それで鑑賞後あることを知って納得しました。そう、歌手役のサレカは、なんとM・ナイト・シャマランの実の娘だったのです。つまり、バカ親が娘を世に売りに出すために、わざわざ映画を作って娘をめちゃくちゃ格好よく撮って、ストーリーそっちの気で作った105分にも及ぶプロモーションビデオなのです。開いた口が塞がらないとはこのことですよ。まじか、お前? 

映画の私物化にもほどがあるし、これはいくらなんでも一線を越えたでしょ。万が一それでも映画が面白かったまだいいでしょう。でもいかんせん面白くないんですよ。犯人の行動がいちいち大胆すぎて現実味がないし、犯人が即興で考えたことが全てうまく行きすぎて途中からバカバカしくなっていきます。コンサート会場のグッズ販売スタッフが在庫が保管されている場所にまで客を案内したり、警察の集団の中に犯人が入っていて無線機を盗んでも誰にも気づかれなかったり、そもそも犯人がコンサートチケットを買った形跡を見つけただけで、本当に現れるかどうかも分からないのにあんな大規模なオペレーションしないから。それに歌手側からしたら自分のコンサートでオペレーションなんてやられたら迷惑でしかないからぜったい許可しないだろ。それどころか損害賠償請求するレベルでしょ。

ずっとホラーやスリラーの監督としてやってきたM・ナイト・シャマランですが、この映画に関していえば完全にブラックコメディーの領域に入っています。それこそがファンに対する裏切り行為だし、今回はどんなホラーを体験できるのかと楽しみにしていた人たちには気の毒ですね。マーベルのヒーロー映画を見に行ったのに、最後までヒーローが出てこなかったぐらいの話ですよ。

それも意図せずコミカルになっちゃった感すらありますね。多分、映画的にどうなるかよりも娘の露出度しか考えなかったんだろうなあ。

サレカ・ナイト・シャマランもサレカ・ナイト・シャマランで歌はそれなりにうまいけど、いまひとつぱっとしないしアメリカで人気を得るには難しそうですね。インドなら売れるかもしれないけど。

もしかすると、これからM・ナイト・シャマランの映画に売れるまでずっとサレカが連続出演する気配すらありますね。映画の中に必ず娘の枠が10分、20分ぐらいあってTV番組のCM並みにしつこく出てきては歌いだすようになるかもしれませんよ。

それにしても酷いですね。もうここまで来たらM・ナイト・シャマラン本当に引退したほうがいいし、映画界もこいつにこれ以上映画作らせたらダメでしょ。

コメント

  1. 映画太郎 より:

    設定は面白そうなのにシャマランってだけで期待値大幅減でしたけどやっぱりダメでしたか
    ジョシュハートネットも堕ちましたね…
    映画スターになれる可能性もあったのにシャラマンの娘の出汁にされるなんて…

  2. 巨匠 より:

    シャマラン監督の作品は、わりといつもブラック・コメディですよ。