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チャレンジャーズはどうでもいい恋愛ドラマ!ネタバレ感想

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お金と時間を費やすのに値しない、しょうもないテニスと恋愛の話です。ゼンデイヤが主演じゃなかったら誰も見てないでしょう。8点

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チャレンジャーズのあらすじ

2006年、高校生で幼なじみのパトリック・ツヴァイグとアート・ドナルドソンは、全米オープンテニスのジュニアダブルスで優勝する。その大会で彼らは才能あふれる女子テニス選手タシ・ダンカンに出会う。タシはジュニアシングルスの決勝で対戦する二人に対し、勝った方に自分の電話番号を渡すと宣言する。

数年後、タシとアートはスタンフォード大学でテニスをプレーし、一方でパトリックはプロに転向していた。ツアー中、パトリックはタシとの遠距離恋愛をスタート。しかしアートがタシに、パトリックが彼女を愛していないと示唆します。パトリックがスタンフォードを訪れたときにアートは今度はパトリックにもタシが関係を真剣に受け止めていないと話す。パトリックはアートが嫉妬していることに気付き、タシとの関係を壊そうとしていることをからかった。

パトリックとタシはある日テニスのことで喧嘩になり、その影響でパトリックは試合を欠場。タシは前十字靭帯を断裂してしまう。パトリックはタシを慰めに戻ったものの、彼女は彼を突き放します。アートはパトリックとタシの間に入っていき、タシを味方した。その怪我のせいでタシは引退せざるを得なくなってしまった。

2009年、タシはアートと再会。タシは彼のコーチとなり、2人は恋愛関係になる。彼は、タシの怪我以来、パトリックと話をしていなかった。2011年、アートはタシと婚約し、プロのキャリアを順調に歩み始めていた。

2019年、タシとアートの間には娘のリリーがおり、タシの指導のもと、アートはトップのプロテニスプレイヤーとして成長していた。その一方でグランドスラム達成するために全米オープンのタイトルが足りず、怪我や年齢の問題にも苦しんでいた。タシは、彼が自信を取り戻し、下位の相手を打ち負かすことでフォームを取り戻すことを期待して、アートをニューヨーク州ニューロシェルのチャレンジャーイベントにワイルドカードとしてエントリーさせる。その大会の決勝にあがってきたのがすっかり落ちぶれたパトリックだった。

チャレンジャーズのキャスト

  • ゼンデイヤ
  • ジョシュ・オコナー
  • マイク・ファイスト
  • ダーネル・アプリング
  • A・J・リスター
  • ナダ・デスポトヴィッチ

チャレンジャーズの感想と評価

君の名前で僕を呼んで」、「サスペリア」、「ボーンズアンドオール」などで知られるルカ・グァダニーノ監督による、テニスと恋愛ドラマを混ぜた駄作。なんとなくスタイリッシュに作っているものの、実際は編集と音楽でごまかしているだけのくだらない作品です。

アメリカで興行成績1位になっていたのと高評価を得ていたので見てみたら、まあつまらなかったです。テンポのいいBGMを流して、オシャレに見せようとしているところは「ベイビードライバー」を彷彿とさせ、スポ根ドラマに三角関係をミックスしているところはなんとなく「タッチ」と似てなくもないです。

「タッチ」と違うのは高校時代だけでなく、いい大人になっても二人の男たちが延々と一人の女を奪い合うところでしょうか。女も女で浮気や裏切りを繰り返し、一生二人の男を天秤にかけて生きる、という設定になっていて、途中から三人の関係がどうでもよくなりました。狭い世界で生きている高校生ならまだしも大人になってからも思春期に出会った同じ男女にずっと執着し続けるマインドが理解できないんですよ。ほかにいくらでもいい男、いい女いるだろって。なんでそいつじゃなくちゃいけないの?

この映画の最大の被害者はテニスでしょう。別に競技はテニスじゃなくてもなんの問題もないからね。三角関係を作るため、ドラマチックにするために二人の男を決勝戦で戦わせようと個人競技にしたのがバレバレで、卓球でもいいし、バドミントンでもなんの支障もなかったでしょう。そんなノリだから恋愛沙汰が大事なテニスの試合内容にもろ影響し、なんなら試合中に恋愛感情をこじらせたりして、テニスに対して、テニスプレーヤーに対してもリスペクトが感じられません。早い話、テニス舐めんなよっていうエピソードのオンパレードで、テニスに興味ない自分でも怒りが込みあがってきて許せなくなりました。テニス経験のある人が見たらブチ切れると思うよ。

これでもまだ実話ベースとかなら見れたのかもしれないけど、架空のテニスプレーヤー二人が高校時代から大人になるまでずっと一人の女を奪い合う様子を2時間かけて見せられてもね。想像しただけでもつまらないのがわかりますよね。こんな話だってわかってたら絶対に見てなかったです。

また、編集の仕方が鼻につくんですよ。時系列をごちゃごちゃにして、過去と現在を行ったり来たりし、どうでもいいしょうもないエピソードをちょい見せしてくるからものすごくじれったく腹が立ちます。特に3人の出会いの場面と、3人でベッドでキスするシーンにどんだけ時間割いてるんだよって思いました。

ベッドシーンは視聴者に期待だけ抱かせておいて、見事に裏切ってフェードアウトしていきます。それなのにそこに行くまでが長い長い。もしかしてあのシーンが撮りたくてこの映画を作ったんじゃないのかなと思わせるほどの手の込みようでした。ポスターも実際あのシーンにしてるしね。ゼンデイヤが二人の男を相手にするっていうシチュエーションを売りにしてお金稼ごうとしてるでしょ。ひどいな。

ラストシーンはあれなんなんですか?あんなにひどいテニスの試合は初めて見ました。テニスっていうか、もう相手が憎くて憎くて仕方がない恋愛心理バトルみたいになっていて、あんなにプレーに集中していないテニスプレーヤーも珍しいです。そして最後のハグも意味不明だし、あれを見てなんで観客が声援を挙げているのかも理解に苦しみました。あんな試合見せられたら普通ブーイングだろ。

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