なんでもいいから作ってみた感が出まくっている、やっつけ仕事ドラマ。見ていてワクワクしないし、面白くもない、ダメシリーズです。34点
キャシアン・アンドーのあらすじ
ヤヴィンの戦いの5年前、キャシアン・アンドーは惑星モルラナ・ワンに行き、妹を探していた。しかしそこで地元の警察官2人組に絡まれ、格闘になり、誤って彼らを殺してしまう。すかさずキャシアンは惑星フェリックスに逃亡し、身を隠そうとする。
キャシアンは友人のビックスを通じて、帝国軍から盗んだナビゲーション機器をルーセン・ラエルに売ろうとしていた。それを売った金でまた新しい生活を始めようとしていたのだ。
ところが惑星モルラナ・ワンからキャシアンの後を追って警察の小部隊がやってくる。やがてキャシアンは通信機器を追跡されていることに気づかず、警察たちに包囲されてしまうのだった。
キャシアン・アンドーのキャスト
- ディエゴ・ルナ
- アドリア・アルホナ
- ステラン・スカルスガルド
- ルパート・ヴァンシタート
キャシアン・アンドーの感想と評価
キャシアン・アンドーを主人公にした「ローグワン」の前日譚に当たるスターウォーズのスピンオフドラマ。やや大人向けの雰囲気と内容になっているものの、スターウォーズらしさがなく、スローでなかなか話が進んでいかない、じれったいシリーズです。
反乱軍の結成をゆっくりゆっくり描いていくストーリーで、ジェダイやシスとはかけ離れた銀河系に住む一般人たちの物語にしたのはいいんだけど、もはやスターウォーズですらないぐらいの別世界にしてしまっているのには違和感を覚えます。スピンオフとはいえ同じ世界の話なんだからせめて世界観は統一させようよって思うんですよね。
主演のディエゴ・ルナのパフォーマンスがいまいちで、あれこんなに下手だったっけ?って思っちゃいました。そのほかのキャラもパッとしない人たちばかりですね。
「ローグワン」も確かに異質でダークだったし、それがいいところでもあるんですよ。でもちゃんとメインストーリーに絡ませつつスターウォーズの世界観を保っていたじゃないですか。
その一方でこのドラマの場合、どうしたのっていうぐらい前作の「オビワンケノービ」とはターゲットを変えてきたかのように作風が違っているのが分かります。
なんというかスターウォーズのくせに芸術路線を行こうとしているような気配すらあり、「ブレードランナー」っぽさがあるんですよ。こっちとしてはスターウォーズが見たいのに。
大人向け路線を行くんもんだから突然売春宿が出てきたり、ベッドシーンを暗示するシーンがあったり、おいおい急にどうしたんだよって思いましたね。特に「オビワンケノービ」がお子様路線だっただけに急激な変化に対応しきれないレベルでした。
話のテンポはダメなドラマシリーズの典型的なスローテンポでエピソード数を増やすためだけに少しずつしか話が進まないようになっています。エピソード1,2,3なんて1エピソードにまとめられるぐらいの内容しかないです。
シーズン2の制作がすでに決まってるみたいですが、そのせいもあってこれからもゆっくりゆっくりどうでもいい話を見せられること間違いないでしょう。この分だとおそらくところどころで誰かがカメオ出演するぐらいしか話題性を保てないんじゃないかな。「オビワンケノービ」もそうだったけど、話が広がっていく気が全然しないんですよ。
スピンオフシリーズを作るにしても脇役に行きすぎている傾向がありますね。せめてメインキャラを主人公にしないと「誰だよこいつ」で終わるからね。じゃあC-3POで一本映画かドラマ作りますかって話でしょ。「ボバフェット」だって中途半端だったもんね。
全く同じことがマーベル作品にも起こっていますよね。ディズニープラスの会員数を維持するために新作を作り続けないといけないんだろうけど、内容うんぬんよりも新作を作ることが目的になってて嫌だなあ。
コメント
全く同感です。「オビワン」もかなりガッカリしましたが、またか!って感じです。
第1話の開始10分で、クソだと確認しました。
こんな駄作を「大人テイスト」だとか、ほめちぎってる奴が多いってのも、ディズニーに対する忖度見え見えで気分悪いです。
映画男さんのおかげでスッキリしました。
シーズン2、中止じゃないですかね。
シーズン2どうなるんですかね。でもアメリカでは評価高いみたいなので、シーズン3、4と続いていく可能性ありますね。
僕は普通に楽しめました。
何だかんだ「マンダロリアン」に比肩するぐらいには面白いと思っています。今まではキャラクター、記号として描かれていた反乱軍や帝国の人達の普通の人間としての感情が描かれていて、巨大な帝国に反抗するという事が如何に困難で危険かを肌で感じることが出来ました。
他には、皇帝の独裁になったことで形骸化した議会や、ISBの本部など、今まで描写されて来なかったものも次々と出てきて、ファンとしてもワクワクしています。
「SWのスピンオフ」として、マンダロリアンとは違う、本編では映らない、映ることはない部分にスポットを当てた作品として、素晴らしい出来だと思いました。
はまる人は、やっぱり普段とは違うSWの世界が見れていいって言いますね。僕にとっては世界観があまりにも違いすぎてダメでした。
個人的にはマンダロリアンより好きです。
これまであまり描かれてこなかった、帝国の圧政の様子や、それに反抗する市民たちが描かれていて、とても楽しめました。