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マトリックス・レザレクションズはとにかくダサい!ネタバレ感想

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予告動画を見ただけでその酷さが分かってしまうほど全体のクオリティーが低く、よくもまあこんな下手な俳優たちを集めてこられたなあという駄作。これで人様からお金を取ってはいけない代物。5点

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マトリックス・レザレクションズのあらすじ

死亡したはずのネオは機械によって蘇生させられ、有名ゲームデザイナーのトーマス・アンダーソンとして生きていた。彼にとってネオの記憶は自分が作ったゲームのストーリーであり、仲間たちも自分のコードによってできたキャラクターに過ぎなかった。

しかしながらトーマスは幻覚症状に悩まされ、現実と幻覚の区別がつかなくなっていた。そのため精神科のセラピストのカウンセリングを受け、薬をもらっていた。

そんなある日、トーマスはカフェでトリニティの姿をしたティファニーと出会う。ティファニーには家族がいて幸せな生活を送っていた。ティファニーはトーマスと話すとたちまち親近感を覚え、どこかで会ったことのある感覚を覚えた。それはトーマスも同じだった。

後日、トーマスは職場のトイレでモーフィアスと遭遇する。彼もまた自分のゲームのキャラクターだと思い込んでいたが、どうやら違うようだった。突然、警官たちが突撃してきて銃撃戦が始まり、次の瞬間には精神科医のセラピストの部屋にいた。

やがてトーマスは時々思い出すネオの記憶は、自分自身の記憶であることに気づいていく。

マトリックス・レザレクションズのキャスト

  • キアヌ・リーブス
  • キャリー=アン・モス
  • ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2
  • ジョナサン・グロフ
  • ジェイダ・ピンケット・スミス
  • ジェシカ・ヘンウィック

マトリックス・レザレクションズの感想と評価

マトリックスシリーズでお馴染みのラナ・ウォシャウスキー監督によるSF人気シリーズ第4弾。演技と脚本と映像がとにかくしょぼく、半笑いでしか見られない作品です。

今流行りの人気シリーズの続編製作の流れに乗ろうとしては乗り遅れた代表作で、やる意味がなかった作品ナンバーワンと言っていいでしょう。おそらくとにかくキアヌ・リーヴスが出てればなんでもいいという「ジョン・ウィック」シリーズのファンと同じタイプの人たちがそのまま流れてくるんでしょうね。それを見越して作ったんじゃないかなぁ。

「演技はできなくてもいいから世界中からとにかくルックスのいい俳優たちを集めてきてくれ」といった指示があったとしか思えないほどキャストはもれなく大根役者で、子供の発表会並みの演技をハラハラしながら見ることになります。どいつもこいつもB級臭がものすごいです。特にジェシカ・ヘンウィックのB級感がずば抜けてました。B級オブ・ザ・イアーです。

ストーリーは説明に次ぐ説明でなんのこっちゃ分からず、現実世界とバーチャルワールドを行ったり来たりしながら昔の仲間たちを集めていき、最後は力を合わせて宿敵と戦うみたいな幼稚な終着点に行きつきます。

途中、なぜか東京を通り過ぎるんですが、富士山の真横で新幹線が走ってる場所がトーキョーなんだって。さすが日本のことよく知ってますね。相当お調べになったことが伝わってきます。

登場人物たちは決して当たることのない銃をぶっぱなし、決してダメージを負わすことのないパンチと蹴りを繰り出し、飛んだり跳ねたりしながら戦うんですが、みんな何がしたいのかが謎すぎます。

後頭部に管を通せば死んだキャラクターが蘇生できちゃうんだったら、そもそも生も死も何も意味を成さないし、闘うことすら無意味じゃないですか。

そんな突っ込みどころをごまかすためにとにかくバトルシーンは登場人物の数で勝負していて、セット丸出しの場所で大勢の男女がごちゃごちゃの戦いを繰り広げるんだけど、映像だけが売りだったシリーズなのに肝心な映像技術が全く進歩していないから、とにかくダサいんですよ。時代に取り残された感が半端ないです。

結局のところ新しいものをなんら提供できておらず、懐かしさを売ることしか能がないので、ちょくちょく昔の映像を回想させ、オマージュシーンを作り、昔のキャラクターを復活させるぐらいしかできていません。

それなのにキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスだけ復活して、モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンが出てこないっていう中途半端さが、この映画らしいです。てっきりローレンス・フィッシュバーンって死んだんだっけ?と思ってしまいました。普通に生きてるし。

彼を出さない代わりに若手俳優に物まねさせたりして、もう救いようがないですね。だったらモーフィアスの役自体を脚本から外せばいいじゃん。

ラストはネオとトリニティーが手をつないで空を飛んだらめでたしめでたしになっていました。あれのなにがハッピーエンドなのかさっぱりでした。じゃあなにかい、視聴者はあの二人の再会とイチャイチャのためにずっと茶番を見せられてたってこと?

ほんとなにも新しいことに挑戦していなければ、なんの勝負にも出てないですよね。せめて全員白のジャケットに変えるとかしろよ。

 

コメント

  1. high-low より:

    2次創作みたいでしたね。
    私の場合、最初の30分くらいは結構楽しめて、現実世界に移ってからまったく楽しめなくなりました。登場人物の行動原理がさっぱり分からないんですよね。
    逆に若いモーフィアスだけでスピンオフ作る方が何でもありで面白かったんじゃないかと思います。

  2. Scorpion-Sena08 より:

    今から観に行ってきますw

  3. シャインマスカット より:

    映画男さん今晩は。やはり駄目でしたか…マトリックスは、昔のシリーズを観たことがあります。映像は凄かったですが、ストーリーが思い出せなかったです。

    昔、1作目の公開頃に、丁度テレビのバラエティー番組で、マトリックスのパロディーコントを観たことがありますが、そちらの方が強く印象に残っています。

    「富士山の横が東京」には笑いました。外国から見た日本は、「富士山」の印象が強いのだと思いますが、やはりこういう描写は引っ掛かりますよね。

    SF作品こそ、映像や音響に力を入れているので映画館で観た方が良いのだと思いますが、そちらに振り切りすぎて、肝心のストーリーがお粗末な作品も結構あるので、映画館で観るか観ないかはマチマチだと思います。

  4. シャインマスカット より:

    お返事ありがとうございます。映像も駄目でしたか…とにかく残念です。

  5. タラヲ より:

    ハリウッドはこの後もトップガン2、インディージョーズ5、ゴーストバスターズ4トランスフォーマー6、スタートレック4など頭が痛くなる企画が続きますよね。自分はジュラシックワールド3は観に行く予定です。それは面白そうだからではなく1、2と観て一応ジュラシックワールド3部作?の最後を飾ると思うのでその内容確認のためです。たぶん大雑把な内容の映画がと思いますが^_^

  6. Miko より:

    ジェシカ・ヘンウィックがイヤに目立っていましたね。本作は、あるアメリカ人の解説によると、レッドピル、トランスジェンダー批判、感情よりも事実が大事、男と女はお互いに必要等、保守派のプロパガンダなのでは?監督はトランスですが、新世代トランスではなく、旧派トランス思想だということでした。キアヌリーブスは何年経っても棒読み、無表情。何故演技が上達しないのか謎です。この映画レビューサイトは素晴らしいですね、ブックマーク追加させていただきました。

  7. きのこ食べ過ぎ より:

    キリスト教要素とメタ・フィクションの組み合わせで、「深読みバカ・ホイホイ」みたいな効果の作品になっている。

  8. MTT より:

    いつも楽しく拝見させて頂いています。

    本作、個人的には楽しめましたが映画男さんの至極真っ当な意見も理解できます。本編で続編制作の事を皮肉ったりして、金の為に嫌々作ったのかなぁとも思ったりしました。

  9. アオヤンマ より:

    ちっきしょー、
    これはつまらなかったなー、
    少しだけ期待したんだけどなー。
    あんまりつまらなくてびっくりしましたよ。

  10. アオヤンマ より:

    これはー、失敗作でしたねー。
    もう二度とは観なくていいや。

  11. MAIME より:

     ハリウッドにおける典型的な大根役者は、キアヌ・リーブスとブラッドリー・クーパーの二人ですね。
     このツートップだということははっきりしました。

     ハリウッドには極端にひどいパフォーマンスをする役者は上記の2人以外にはあまり(有名どころでは)見当たらないので、救いがありますね。
     

  12. 通りすがり より:

    作りたくない続編渋々作らされて、その鬱憤を「マトリックスという完結したゲームの続編を渋々作らされる主人公」に落とし込んだ、本当に作るの嫌だったんだろうなって思わされる作品