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消えない罪は予想がつくつまらない映画!ネタバレ感想

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この記事は 約4 分で読めます。

長年美人女優でやってきたサンドラ・ブロックがブスを演じただけの映画。中身は空っぽです。26点

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消えない罪のあらすじ

ルース・スレイターは警官を殺した罪で20年間服役し、ようやく出所した。彼女はシアトルのチャイナタウンで安宿に泊まりながら工場や大工の仕事を掛け持ちする。

娑婆に出てきたルースにとって生きがいは20年前に生き別れた娘同然の妹ケイティの存在だけだった。しかしケイティとは離れ離れになってから連絡がつかず、生きているかどうかも分からなかった。

そんな中、ルースは弁護士のジョンと知り合い、ケイティを探すことにするが、ケイティはすでに裕福な家庭の養子になっていた。

一方、ルースが出所したことを良く思わない人物もいた。彼女に自分の父親を殺された兄弟だ。兄弟はルースが出所したことを知り、彼女に復讐しようとする。

消えない罪のキャスト

  • サンドラ・ブロック
  • ヴィンセント・ドノフリオ
  • ヴィオラ・デイヴィス
  • リンダ・エモンド
  • ジョン・バーンサル
  • リチャード・トーマス

消えない罪の感想と評価

ノラ・フィングシャイト監督、サンドラ・ブロック主演による復讐ドラマ。30分見たらお腹いっぱいになってしまう、先の読める話で意外性が全くないです。

刑務所に服役していたヒロイン。ヒロインに父親を殺された兄弟。ヒロインと生き別れた妹。この3組の人たちがどういうドラマを繰り広げていくか、だいたい予想が付きますよね。

ヒロインは妹を探し、兄弟はヒロインを探し、妹はヒロインに探されていることを知らず義理の両親と幸せな生活を送っている、というありきたいな設定になっていて、40分の時点でラストまで全部推測できました。

サンドラ・ブロックがノーメイクで出ている、という点のほかに見どころがなく、ストーリーにリアリティーはありません。

中身がないから、過去の記憶を小出しにしていくしかなく、現在の出来事は全滅といえるほど陳腐です。

とにかく不愛想でしかめっ面をしているヒロインが出所後、なぜか関わる人たちのほとんどから親切にされ、にも関わらずヒロインはずっとむすっとしていて、終始偉そうなのが理解できませんでした。

工場で知り合った男はヒロインにドーナッツの差し入れを持ってきたり、コートをプレゼントしたりするんだけど、そもそもヒロインのどこに惚れて、近づいていったのが分からないので、男の行動に共感ができません。最初はグイグイ行ってたそんな男がヒロインの過去を知ると手のひらを返すのも男らしくなかったしね。

また、ヒロインがかつて自分が住んでいた家を見に行くと、そこの住人の弁護士が「どうぞ、どうぞ中に入って」と親切に彼女を家の中に招待するのとかありえないです。アメリカであんなことしたら下手したら家族全員殺されます。

それも夜になると、弁護士はバス停までヒロインを送っていくというのもまずないですね。家に入れただけで不信感を抱いていたあの奥さんに、弁護士はなんて言い訳をしてヒロインを送ったのか気になるところですね。「ちょっと彼女を車でバス停まで送ってくる、暗くなったし、遠いから」とか言うんでしょうか。その時点で浮気を疑われるでしょ。

あれで男たちが下心があって行動しているならまだしも100%親切心からヒロインを大事にするのが嘘っぽかったです。あれならまだ下心があったのほうがましですよ。でも下心が芽生えそうなタイプでもないんですよね、ヒロインが。そもそも愛想もないし、色気もないんだから。

復習を企む兄弟のエピソードも安っぽく、彼らにとっての復讐は何を意味するのかがはっきりしません。殺したいんだったら面倒なことしないで、さっさと殺せばいいのに結局やりません。挙句の果てには弟が兄の嫁と浮気をして、それが兄にバレる、という無駄なエピソードまで入ってきます。あれ、まじでいらないから。

唯一のサプライズらしいサプライズは、ヒロインが殺したと思われた警官は実は妹が殺していた、というオチでしょう。それも5歳ぐらいの女の子が拳銃で撃つならまだしも大きなライフルを撃って警官に命中させるってどんな確率だよって。相当な訓練を積んでたんですかね。ライフルって大人の女性が撃つのも大変だよ。

それで結局、ラストはヒロインが妹と再会してハグして終わります。ある意味、そのハグのために1時間半ほど無駄にすることになります。むしろあの後どうなるのかが問題なのに、あそこで終わられてもね。

なにより妹がヒロインを見た瞬間全てを悟っていたのが笑えました。あれなら「おばさん、誰?」とか言ってくれたほうがまだましでしたね。

コメント

  1. Please accept my deepest condolences. より:

    可哀想な人。
    映画を楽しむことを忘れた人。
    穴のない脚本などない。
    今後もしたり顔で無駄に映画を消費する悲しい映画人生をお送りください。

  2. 主婦 より:

    辛口コメントに賛同できない部分がほとんどですが、最後のハグシーンはいらないはわかる気がします。。
    あとライフルではなくショットガンだったのでは?

  3. ノノ より:

    銃社会ゆえの事故みたいなもんでほとんど罪はないと思える過去だったので
    タイトルがずれてるように思えてモヤっとしましたね
    やってもいない罪でボロボロになるのはどうもスカっとしません

    • 映画男 より:

      子供による誤射なら無罪になってた可能性もありますよね。ヒロインがちゃんと何が起きたのか証明するべきでしたね。

  4. DengDeng より:

    私的には家庭環境が糞で不幸なヤングケアラーの姉ちゃんが、20年前の事件の時に判断を間違えた事に端を発した悲劇って印象なのでかなり心に迫ってきました。
    でもまあ、あまりにも救いがなさ過ぎてなかなか辛い気持ちになりました。
    「妹の誤射なら無罪」てのはちゃんと教育を受けてて余裕のある人の発想なのでは?てのがミソな気がします。

    ただ、この辺に理解のなさそうな感想を多く見かけるので、色々と伝わりにくい作品なのかな?て気もしますねw

  5. ちー より:

    サンドラブロックが犯罪者の役を演じる時点で、誰かを庇ってるか冤罪か、が透けて見えますね。

    事件直後、妹の記憶がないことに安堵してるよう見えたのに、20年も経ち、現在は養子先で幸せに暮らしてるのにあんなにまでして会いたいと躍起になる?会った途端、記憶が戻るかも、とは考えないのかな、と思いました。そんな事になったら、それこそ妹は罪悪感に苛まれちゃいますよね。

    確かに、自ら妹を庇って自首したのに、出所後はとにかくずっと不貞腐れてて、私は本当はやってない!って言わんばかりの態度でしたねw

    工場のおしゃべりクソ野郎男、何気に一番ムカつきました!w