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スヌープ・ドッグ ロード・トゥ・ライオンの感想とネタバレ

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アンディ・キャッパー監督によるカリスマラッパーがすっかり落ち着いちゃった姿を追う記録映画。54点(100点満点)

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スヌープ・ドッグ ロード・トゥ・ライオンのあらすじ

ヒップホップ界のカリスマ的スター、スヌープ・ドッグ。ラッパーとして頂点を極めたスヌープ・ドッグが、突然レゲエミュージシャンへの転向を発表したことは音楽業界に衝撃をもたらした。スヌープ・ドッグは人生を見つめ直すため、レゲエのルーツであるジャマイカを訪問。レゲエミュージシャン、スヌープ・ライオンの誕生の軌跡をカメラが追う。

シネマトゥデイより

スヌープ・ドッグ ロード・トゥ・ライオンの感想

ラッパー、スヌープ・ドッグのレゲエアルバム製作を追ったドキュメンタリー。

ジャマイカに行き、様々なアーティストと対面しながら現地のレゲエ文化に触れていく様子が面白く、スヌープ・ドッグだけじゃなく、ジャマイカに興味がある人が見ても楽しめる一本。

若い頃はギャングのメンバー、ラッパーになってからはギャングスターラップで世界中に名前を売ったスヌープがそのスタイルを変え、ラブ&ピースを歌うまでになった心境の変化が興味深く、一人の人間の「成熟」を感じさせます。

「もうニガーを殺して、ビッチのケツを叩くような歌詞のラップはしたくない。そんなこと実際にしてるわけじゃないんだし」などとところどころで自分を客観視したような冷静な一面を見せるのがうけます。

40歳を過ぎて、やんちゃだったスヌープ・ドッグもついに落ち着いたのでしょうか。

昔、僕の友達がカナダのとあるクラブで行われたスヌープ・ドッグのライブに行ったら、ライブ終了後、スヌープ・ドッグが「そこのお前と、そっちのお前と、お前とお前、ついて来い」と言って8人くらい女を連れて帰ったそうです。

それを聞いてさすがスヌープ様だなぁ、と頭が下がる思いだったのを覚えています。また、一時期彼はヒモをやっていたことがあり、有名人やスポーツ選手に女を斡旋していたそうですが、そういった様々な時期を彼の奥さんは耐え忍んでいたようです。

アメリカにも昔の大和なでし子のような女性がいるんですね。今では二人はいい関係のようで、奥さんはこの映画にも登場し、レゲエアルバムにも娘と一緒に参加しています。そう考えると、なんかこの映画はちょっといい話になってますね。それが狙いなんでしょうか。

ジャマイカでスヌープ・ドッグはスラム街や児童施設などを訪問し、しっかり社会活動をしていきます。

また、現地の様々な有名アーティストに会ったり、宗教行事に参加したりと、振る舞いがなんだかとっても「真面目」な印象でした。行くところ行くところで現地の人と草を吸って交流を図るのがまた笑えます。

あの人たちの間では草を吸う行為はまるで生活の一部、あるいは社交のツールのようでした。

僕の従姉妹は大学院まで卒業した真面目な女の子だったのに、いつしかレゲエにのめりこみ、レゲエミュージシャンの真似事を始め、何度もジャマイカにまで行くようになってしまいました。

あの子もまさか現地では草を吸ってハイになり、ジャマイカの男たちとスケベなことをしてるのでしょうか。ちなみに彼女の父親、つまり僕の伯父は大学の教授です。お父さん泣いてるのかな。

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