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ライダーズ・オブ・ジャスティスはギャグがつまらない!ネタバレ感想

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この記事は 約4 分で読めます。

コメディ要素とアクション要素が喧嘩して収集がつかなくなった駄作。デンマークギャグが理解できる人しか見ちゃいけないやつです。28点

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ライダーズ・オブ・ジャスティスのあらすじ

ある日、マチルデは母親と地下鉄に乗っていた。二人は座れずに立っていたが同じ車両にいた数学者のオットーが席を譲ってくれた。すると次の瞬間、列車がなにかと衝突し、多数の死者を出した。マチルデの母親も被害者の一人だった。

訃報を聞いたマチルデの父で軍人のマーカスはアフガニスタンから帰国した。悲しむマチルデを慰めようと努めたが、マチルデはなかなか立ち直れそうもなかった。

そんなときマチルデと同じ車両にいたオットーがマーカスを尋ねに来る。なんでも列車の件は事故ではなく、バイクギャング、ライダーズ・オブ・ジャスティスによる計画的な犯行だというのだ。同じ列車にはギャングのボスの裁判で証言する予定だった証人がいたのだ。

それを聞いてマーカスは妻の仇をうつべく、オットーと彼の仲間のレナート、エメンタールの4人と共にギャングに立ち向かっていく。

ライダーズ・オブ・ジャスティスのキャスト

  • マッツ・ミケルセン
  • ニコライ・リー・カース
  • アンドレア・ハイク・ガデベルグ
  • ラーシュ・ブリグマン
  • ニコラス・ブロニ
  • グスタフ・リン
  • ローラン・モラー

ライダーズ・オブ・ジャスティスの感想と評価

アンダース・トーマス・イェンセン監督による、デンマーク産アクションコメディ。笑えないし、興奮しない、どっちつかずのダメダメ映画でした。

予告動画を見ると、シリアスな復讐ドラマかのような印象を受けるんですが、実はかなりコメディ色が強く、それが作品自体を台無しにしています。ストーリーが意味不明で、大したテーマやゴールもなければ、リアリティーもないです。

物語は、地下鉄テロに巻き込まれた妻の仇をうつため、テロの犯人であるバイクギャングたちに戦いを挑む軍人の男を描いていきます。

もうこの時点ですでに違和感がありますよね。地下鉄テロを起こすほどの組織がバイクギャング? 嘘でしょって感じがしませんか? これって地下鉄サリン事件の犯人が暴走族みたいな設定じゃないですか。

それも警察が捜査しても事件性はないと判断されるほど巧妙な手口で犯行に及んでるんですよ。相当な頭脳犯がいないと無理でしょ。それなのにバイクギャングのメンバーはもれなく頭の悪そうな奴ばかりだからね。

最初に地下鉄の件が事故ではなく、ギャングの犯行であることに気づいたのは数学者のオットーで彼が理数系のスペシャリストの仲間を集めて事件を解明しようとしていくんですが、なぜか真っ先に面識のない軍人のマーカスのところに行くんですよ。「すみません、おたくの奥さんこの前亡くなりましたよね。あれ実は事故じゃないんですよ。ギャングの仕業ですよ」って。

警察が話を聞いてくれないんだったら公安に行くとか、メディアに行くとかが普通だと思うんだけど、なぜかマーカスのところにいって「あいつら許せないからみんなで復讐しようぜ」みたいな話になるんですよ。

マーカスは自分の妻を殺されてるから復讐したい気持ちがあるのは分かっても、ほかのオタクたちはその理由を持ち合わせていません。それなのに命を懸けてギャングと戦うっていうシナリオがちょっと受け入れがたいですね。

そんでもって頭脳で戦うのかと思いきや普通にマシンガンを持ってドンパチする展開になるので、もはや理数系のプロである必要性すらも薄れていきます。

彼らはデンマークの町中で平気で銃をぶっぱなすんですが、警察が介入することは一切なく、大勢人が死んでも事件にすらなりません。そしてまた平然と時間を過ごして、やがてギャングたちが家に押しかけてきては撃ち合いになる、というのが話の全てです。

アクションシーンも実はそれほど多く、中盤に一回、ラストに一回だけです。それ以外はおっさんたちがダラダラトークしてるだけで結構きついです。

おそらくほとんどの人は、主演のマッツ・ミケルセン目当てで見に行くのでしょう。坊主に髭という出で立ちの彼を見て、キャーキャーいう女子もいるんでしょうか。

しかしながら本作のマッツ・ミケルセンは終始平凡な仕事をしていて、特にこれといった迫力や存在感はありませんでした。娘の彼氏に急にビンタしたり、キャラ設定もよく分からなかったし。

本作の最大の問題点はユーモアがうっとうしいタイプのユーモアで、おしゃべりのおっさんたちがタイミング悪くいらんことを言う、というのを笑いにしている点です。笑いのパターンが何パターンもあるならまだしもずっとそれが続いていくだけなので、おっさんたちがいちいち無駄なディスカッションを始めてなかなか話が進まないことにイライラさせられます。

でもデンマークでは大ヒットしたようなので、デンマーク人には通じるんでしょうね。これを見て腹を抱えて笑っているデンマーク人をちょっと遠くから見てみたいです。僕にはデンマークギャグは全然分からなかったけど。

コメント

  1. アオヤンマ より:

    これ観た、なんか最後、ハッピーエンドでしたよね。
    これはつまらなかった、ほんとシュールなギャグっていうのか、これはギャグなんだろうなー、っていうのがあって、先生に同感ですね。

  2. ちー より:

    映画男さんの感想とほぼ一緒で嬉しい!映画はいまいちでしたがw

    笑う場面なんだろうなというのがわかるものの笑えず、けどシリアスなの?とどっちつかずの上、アクションがほとんどなくてびっくりしましたw
    軍人やら拳銃のフリらしきシーンはなんだったんだww