人間たちはポンコツばっかりだけど、怪獣同士の戦いだけで十分に見る価値のあるエンタメアクション。ゴジラがとにかく強かったです。58点
ゴジラVSコングのあらすじ
ゴジラとコングしかタイタンがいなくなった地球で突然人類の救世主だったはずのゴジラが暴れだす。ゴジラはなぜかフロリダにあるテクノロジー企業のエイペックスの施設を襲った。
甚大な被害が出たため、この事件は一大ニュースになり、どうやってゴジラを食い止めるべきかというのが議論の的となった。
エイペックスの責任者ウォルター・シモンズは地質学者でかつてモナークで勤務していたネイサン・リンドに会いに行き、ホローアースと呼ばれる地底に存在する空洞に行くための協力を要請する。そこには強力なパワーソースがあり、そこからエネルギーを汲み取ればゴジラにも対抗できると信じていた。
これを受け、ネイサン・リンドはホローアースにたどり着くためにはコングの誘導が必要だと考え、コングを監視している特別機関モナークを説得し、コングを輸送することにする。
ところが海の上でゴジラが再び姿を現し、コングと激しい格闘になるのだった。
ゴジラVSコングのキャスト
- アレクサンダー・スカルスガルド
- ミニー・ボビー・ブラウン
- レベッカ・ホール
- ブライアン・タイリー・ヘンリー
- 小栗旬
ゴジラVSコングの感想
デスノートのアダム・ウィンガード監督による日米の人気怪獣が戦うモンスターアクション。「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」、「キングコング: 髑髏島の巨神」の続編です。
ストーリー性はそれほどないものの、アクションは面白く、怪獣たちによるド迫力のプロレスを見てそれなりに楽しめました。
テンポの良さをかなり意識していて、最初の20, 30分は特にハイピッチで進みます。結構ついていくのが多変でした。
そしてコングとゴジラが最初に遭遇してからはノンストップでアクションシーンが続き、途中途中でほかのモンスターたちも入り乱れてのなんでもありの戦いになっていく、という感じでしたね。
ハリウッド製作なので、コング寄りの話になるかと思いきや、かなりゴジラにリスペクトした内容になっていたのはいい意味でサプライズでしたね。
ファンにとってはゴジラとコングのどっちが勝つのか、というのはこれまで永遠のテーマだったんじゃないでしょうか。その疑問に本作はある意味答えています。
アメリカ人ならコングを勝たせそうなものだけど、ゴジラが幾度となくコングをやっつけるんですよ。それが意外で面白かったです。アメリカのファンはあれで怒らないのかなぁ。
もう2戦2勝でゴジラの勝ちってことでいいですよね? それともアメリカ人はまだ別の解釈をするんでしょうか。
あるいはコングをヒーローにするためにコングにあえて負けさせて、その度にまた立ち上がるネバーギブアップの精神を見せようとしたのかもしれませんね。
僕としてはゴジラがコングのマウントを取って顔を近づけたときにはディープキスしてもらいたかったですね。あのシーンは絶対そういう雰囲気だったじゃん。ゴジラとコングのキスシーンとか映画史に残る衝撃だと思うんだけどなぁ。
地球空洞説に基づいたSF要素が含まれていて、早い話が地底に存在する空洞の中を進んでいくと、怪獣の故郷にたどり着けるといった設定になっていました。あの下りはちょっと世界観をぶち壊ますね。コングの故郷とか見せないほうがよかったですね。あんなに住みにくそうなところが故郷って言われてもね。
「ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ」や「コング・髑髏島の巨人」と比べると、人間キャラたちの活躍がかなり縮小されているのが特徴です。人間のキャラが無駄に多いせいもあって、それぞれのストーリーがほとんどありませんでした。
例えば、ゴジラの優しさを信じていた少女マディソン・ラッセルのお父さんとかほぼ携帯で話してただけですよね。ヴィランのウォルター・シモンズも悪役としての存在感を十分に発揮したとはいえないでしょう。
お約束としてコングと心を通わせる少女が一人いましたが、彼女のお母さんとかも別にいらなかったしね。コングはなぜかいつも女ばかりに心を開くのはどうしてなんでしょうかね。女好きってことでいいんですか? キングコングだけに。
まさかとは思いますが、小栗旬目当てでこの作品を見に行く人なんていませんよね。念のため注意をしておくと、案の定セリフ&出番少な目のチョイ役だからね。あっさり消えていきますよ。役柄的には重要な役なのに序盤と終盤の二回しか出てこないし。最後は白目向いて終わりでした。
この映画の一番の突っ込みどころは小栗旬か、そうじゃなかったらコングをヘリコプター数台で運んでたシーンのどっちかでしょうね。運べるかよって。
コメント
ひと言で言って素晴らしい。kaiju モンスターファンにとって今年特大のプレゼント。ゴジラとコングの微妙な人間との関り合いとその役目。観ていると段々とスクリーンに引き込まれて行く自分が分かる。十分に怪獣好きにはインパクトのある映画であった。この二作目にも注意。
なぜかゴジラにもコングにもアメリカ人は人間的描写や、愛を描いた。この二匹の怪獣で世界を守る守護神か。まるで日米関係を思わせるストーリー展開、東アジアはこの二匹と日米で守る。ありがとうアメリカ、これで両国の関係は磐石です。バイデンさんも観てくれるかな。応援してます。世界の平和。ゴシラとコングにお任せ。
大迫力でした。コングが研究センターみたいなところで散歩したりするのが驚きでした。