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映画モンスターハンターはハリウッド映画じゃない!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

ゲームファンでも怒って当然の低クオリティー映画。どうかお願いだから続編は作らないでください。マイナス500点。

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モンスターハンターのあらすじ

モンスターが棲む新世界である日、船に乗っていたハンターが角の生えたクリチャー、ディアブロスに襲われ、仲間とはぐれしまう。

一方、アルテミス隊長率いる国連のセキュリティチームは砂漠の真ん中で突如として姿を消して隊員たちを探していた。

そんなとき巨大な砂嵐が目の前に現れ、アルテミス隊長の乗った車を飲み込んでしまう。目を覚ますと彼らはモンスターのいる新世界にいた。

と、そこに砂の地面からディアブロスが現れ、隊員たちを襲おうとしていた。その様子をハンターが遠くから見ていた。ハンターは警告しようとしたが、時すでに遅かった。

ディアブロスは次々と隊員たちに襲い掛かり、アルテミス隊長以外の全員が殺されてしまう。やがてアルテミス隊長はハンターと遭遇し、争いなるが、モンスターに襲われるうちに二人で協力して逃げることに。しかし砂漠を安全にわたるには二人はどうしてもディアブロスを倒す必要があった。

モンスターハンターのキャスト

  • ミラ・ジョヴォヴィッチ
  • トニー・ジャー
  • ティップ・“T.I.”・ハリス
  • ミーガン・グッド
  • ディエゴ・ボネータ
  • 山崎紘菜
  • ロン・パールマン

モンスターハンターの感想と評価

バイオハザードシリーズでお馴染みのポール・W・S・アンダーソン監督による、日本の大人気ゲームを基にしたゴミ屑映画。酷い、酷いとは聞いていましたが、ここまで酷いとは思いませんでした。中身空っぽもいいところで小学生しか見ちゃいけないやつです。

まず、ストーリーがないに等しく、前半は登場人物がモンスターから逃げ惑うだけで、後半になると、モンスターと戦うだけになります。本当にそれだけです。

ちょこっと申し訳程度に、やれ二つの世界を結ぶ扉が開いただの、やれスカイタワーが原因だの、ごにょごにょいうんですが、ストーリーはそれ以上膨らまないし、登場人物の背景も基本何も語られません。

だから色々なキャラが出て来ても、ただそこにいるだけで、誰がどんな役割を持った登場人物なのかが伝わりません。キャスティングもB級どころかC級俳優で固めているので、もれなく存在が薄くて、今後二度と映画ではお目にかからなそうな人たちばかりで見ていて悲しくなりました。キャラクターの名前すらろくに頭に入ってこなかったです。

特にハンター役のトニー・ジャーがひどいなんてもんじゃないね。なぜか単語しか言わないんですよ。「チョコレート」、「ホーム」、「アプセロス」とか、子供のように連呼するだけなんです。英語が喋れないキャラなのはいいよ。だったら自分の言語で話せばいいじゃん。

そもそも新世界の連中はみんな仲間のくせに共通の言語持ってないのかよ。なんでそれぞれが違う言葉喋るんだよ。なのにハンターだけは英単語だけって。辻褄合わせる気ないのかよ。

「あの日本の人気ゲームがついにハリウッド映画化」などと謳われていますが、実際のところ製作には日本の東宝と中国のテンセント・ピクチャーズが関わっていて、ハリウッド映画というより、むしろ邦画、あるいは中国映画にアメリカ人俳優がちょこっと出ている、と思ったほうがいいです。

というのも映像、音楽、ストーリー、脚本、演技、演出、CG、美術のどれを取ってもハリウッド映画の基準には達しておらず、まるで「キングダム」を見ているかのような錯覚に陥りました。基本、「キングダム」と同レベルだと思っていいし、ハリウッド映画と聞いて視聴者やゲームファンの期待値が高くなっていることを考えると、余計にタチが悪いかもしれません。

BGMが雑音でしかなく、こんなに映像と音が合っていない映画は初めてかもしれません。誰が選曲したんだろう。場末のスナックのママのほうがあれよりは選曲のセンスいいだろ。

おそらくこの映画がヒットするとしたら、世界中でも日本ぐらいでしょう。そもそも最初から目の肥えた欧米人なんてターゲットにしてないんじゃないかな。

それぐらい視聴者を舐めた低品質の作品だし、たとえそれでもゲームファンって漫画ファンとかと同じで実際ちょろいんですよね。自分の好きなキャラが出てくればそれでいいみたいな人が多いんで。

今まで「名探偵ピカチュウ」だったり、「ストリートファイター」だったり、「モータルコンバット」といったゲームが実写化されてきたけど、まあもれなくひどいからね。

「バイオハザード」みたいなゴミ映画シリーズがなんで日本でヒットしたのかも不思議なんですよ。日本人ぐらいでしょ、あんな映画見てるの。

それでこの映画に「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチが起用されたのも決して偶然ではないでしょう。鼻っから日本をターゲットにしている証拠です。だって日本人にしか人気のないハリウッド女優だもん。もう誰も「ジャンヌ・ダルク」とか「フィフス・エレメント」の頃の彼女を覚えてないでしょ。

また、ミラ・ジョヴォヴィッチの演技が酷いんだわ。それでも主演を張れるのは監督が旦那だからね。バイオハザードの頃からずっと夫婦で日本人相手の作品を作り続けてるってある意味すごいよね。

自国で発言権がないから、日本で英語教師になって、英語の分からない日本人に英語で、自分のつまらない話をダラダラ聞かせる英語圏の奴らと同じ臭いがするんですよ。それで日本も日本文化も大好きです、好きな監督は黒澤明です、好きな日本食は寿司です、みたいな当たり障りのないこと言うんでしょ。

コメント

  1. きのこ食べ過ぎ より:

    映画評論家の町山氏がこの監督に言及する際に、いつも「才能が無い方のポール・アンダーソン監督」と言いますね。
    日本ではまだ未公開ですが、テネットをはじめ「予告CMだけは面白そう」な大作が増える中、この作品はCMですらつまらなそうでしたが案の定ですか。
    「バイオ・ハザード」に関しては3まではギリ許せたんですよね。3で主人公ヒロインが「敵の組織に攫われてゾンビ能力を得たスーパーヒロイン」になっていたので、これこのまま「仮面ライダー路線」に切り替えればイケるやん!と期待したのですが、4,5と続編ではその期待も裏切られ…。
    ギレルモ・デルトロが「パシフィック・リム」で振り切ったバカ映画(良い意味で)に徹した様なエンタメ的な割り切りもこの監督にはできないんですよね。

  2. きのこ食べ過ぎ より:

    そこまで断言するのも珍しい。

  3. シャインマスカット より:

    映画男さんこんにちは。

    やはりこれも酷いんですね。
    モンハンといい、ドラクエや二ノ国といい、ゲームの映画化は失敗が多いのに、なぜ何度も続くのか、本当に理解不能です。

    元々ゲームと小説・アニメは、脚本の構成が違います。例えば、前者はプレーヤーがキャラやストーリーを選び、自身で構成して楽しむ、後者は作者が作ったストーリーを読者や視聴者が第三者的に楽しむように。

    ゲームのように「沢山の物語が存在する」ものを、映画化によって、「一つの物語」として提示するなら、読者や視聴者が納得できる内容に組み換える必要があるのに、それが出来ていない作品が本当に多くて残念です。

    • 映画男 より:

      漫画原作と同じように、世界中にゲームファンがいるので、その何割かが必ず視聴してくれるので、駄作でもそこそこ利益になるんでしょうね。

      • シャインマスカット より:

        映画男さん、お返事ありがとうございます。

        実写化やアイドル映画と同様に、ある程度原作ファン・アイドルファンが観てくれるから、「商業的には成功する」、それ故に同様のことがやめられないんですね。こういう映画の製作に沢山のお金が使われるのは、本当に無駄だと思います。

  4. ケン より:

    映画男さんこんばんは。私も昨日見に行ってきたのですが、本編が始まる前に「テンセントピクチャーズ」の文字を見てイヤな予感がしました。あとは映画男さんの文句の通りでマイナス500点にも納得です。

    • 映画男 より:

      「テンセントピクチャーズ」の文字が出てきたら、だいたいこの世の終わりを意味してますね。

  5. マサ より:

    監督が妻であるミラ・ジョヴォヴィッチをかっこ良く見せたいだけの映画
    バイオでもそうでしたが、監督にとっては舞台となる世界はミラ・ジョヴォヴィッチの踏み台でしかないのでしょう
    ファンこそ観てはいけないタイプの映画だと思います

  6. より:

    「こんなもんでいいか」感が凄い、意欲を感じない作品。
    絶対にもっと面白く作れる人が他にいたはずです。相対評価する対象を多く蓄えてきた人ほどどんどん評価が低くなっていく作品。
    それでも、ゲームぐらいしか趣味がないような層にはこれでも刺激的に映るだろうと踏んだのかな。舐められてるような感じさえ伝わってきた作品。