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ストレイ・ドッグはニコール・キッドマンがダメダメ!感想とネタバレ

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出演者の演技と役作りがとにかく残念な迫力も興奮もない刑事もの。ニコール・キッドマン目当てで見たら痛い目に遭います。27点

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ストレイ・ドッグのあらすじ

ある日、LAPDの刑事エリン・ベルは身元不明の遺体のある殺人事件の現場に到着する。被害者は少なくとも3発銃で撃たれ、シリアルナンバーのない銃とダイパックによるインク付きの紙幣も落ちていた。

エリン・ベルの管轄でなかったことからほかの刑事たちは彼女の介入を疎ましい思った。別の刑事はこれは私たちの事件だと言ってエリン・ベルを追っ払おうとした。エリン・ベルは誰が犯人か私が知っていたらどうするんだ、と言ったが、刑事たちは本気にしなかった。

警察署に戻ると、エリン・ベルに何者かから封筒を届いていた。封筒の中にはインク付きの紙幣が入っていた。それをFBIで調べると、16年前に彼女がアンダーカバーとして配属されていた、ある銀行強盗事件の紙幣と分かった。

それを見て、エリン・ベルはギャングリーダーのサイラスが戻ってきたとピンと来た。かつて潜入捜査の際に関わったサイラスのせいで彼女は深いトラウマを抱えていた。それを機にエリン・ベルはサイラスを捕まえるためにサイラスのかつての仲間たちを訪ねていく。

ストレイ・ドッグのキャスト

  • ニコール・キッドマン
  • セバスチャン・スタン
  • トビー・ケベル
  • タチアナ・マスラニー
  • ブラッドリー・ウィットフォード

ストレイ・ドッグの感想と評価

カリン・クサマ監督、ニコール・キッドマン主演による犯罪ドラマ。ニコール・キッドマンが汚れ役をやった、という話題性しかなく、中身はとにかく平凡で退屈です。

本題は「Destroyer」なのになんで邦題が「ストレイ・ドッグ(野良犬)」なんですかね。ディストロイヤーのほうが茶番劇、あるいはプロレスっぽくっていいと思うんだけど。

ニコール・キッドマンのゴリ押しが酷く、ニコール・キッドマンによる、ニコール・キッドマンのための映画といってもいいでしょう。それでもはまり役ならいいんだけど、不釣り合いすぎて見ていられなかったです。

本作でニコール・キッドマンは危険を顧みずに単独で行動するLAPDの女性刑事を演じています。問題は最初から最後まで彼女が必死でタフな女アピールをしているだけという点で、言葉遣いから身のこなし方まで不自然で、こんな奴いねえよとしか思えませんでした。

精一杯、美人キャラから遠ざけるために、メイクかなにかで汚い女の顔を作っていたのも逆効果でしたね。もうとにかくわざとらしいんですよね。

イメージとしてはおそらく「モンスター」のシャーリーズ・セロンみたいにしたかったんでしょう。

でも育ちの違いなのか、あるいは演技力の差なのか、ニコール・キッドマンからは汚れた感じもずる賢さも悪さも伝わってきません。

外見的にもっとブクブクに太るとか、筋肉ムキムキの女刑事とかにしてもよかったかもしれませんね。どんなに顔や表情を変えてもスタイルがニコール・キッドマンそのものだから、やっぱり警察っぽくないんですよね。

そんでもって長身で華奢な彼女が男たちと殴り合ったり、マシンガンをぶっ放したりしているから、ものすごいニッチなマニア向けの作品みたいな仕上がりになっていました。美人がブスに変身して悪い男たちをぶっ倒すっていうニーズがあるのかどうかは知らないけど。

ひどいのはニコール・キッドマンだけじゃなく、ほかのキャストもまあまあひどいんですよ。ギャングリーダー、サイラスを演じたトビー・ケベルの迫力のなさとか、全体的なレベルが低いです。B級映画って言ってもいいかもしれませんね。

ストーリーは時系列で進むのではなく、現在と過去を行ったり来たりさせたうえに最初が最後で、最後が最初みたいな構成になっているせいで分かりにくさがあります。テンポは遅く、じれったいシーンも少なくありません。

また、殺人事件とは別に不良娘のサイドストーリーが途中で割り込んできてはメインのストーリーの邪魔をします。娘からも愛されない、子持ちの孤独な女という強調なのか知らないけど、あの下り、全カットでいいよね。

タフで、孤独で、トラウマを抱えた、みすぼらしい中年女性刑事というキャラクターに現実味がなく、パートナーもつけずに事件を単独で解決しようとしていく自由すぎる行動もありえません。

これは私の個人的な問題だから、私が解決するのよ、それも手段は択ばないみたいなノリが滑稽で、いかにも映画的でしたね。女版ダーティーハリーかよ。

秘密捜査官のパートナーと恋仲になっちゃうっていう設定もねえ、なんとかならないんですか。刑事が刑事に、スパイがスパイに恋をするとかもうやめようよ。なんでどんな状況でも恋させたがるんだろう。

見所は銀行強盗のシーンとニコール・キッドマン扮するヒロインが重要な情報を手に入れるために情報提供者の男に手こきするシーンぐらいでしょうか。どっちもほかの映画と比べると興奮度はだいぶ低めだったけど。

コメント

  1. きのこ食べすぎ より:

    多分、あれじゃないですか、「美人女優が美しい女役を演じるのは守旧的」みたいなこじらせたフェミ思想の犠牲者というか。