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パーフェクトブルーはしつこくてつまらないアニメ!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

大して複雑でもなく、深い考察も必要ない、ただのつまらない映画。さも自分だけが理解できたと勘違いしてるファンがマウントを取ってきそうな作品でした。28点

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パーフェクトブルーのあらすじ

アイドルグループで活動していた未麻はある日、コンサート中に脱退を発表し、ファンたちをがっかりさせる。

アイドルを辞めた未麻の次の目標は女優として認められることだった。特に未麻の事務所は女優として彼女を売り出すことに積極的になり、過激なシーンのある役を未麻に取ってくる。

ドラマの中で過激なシーンを演じた未麻はそれまでの純情なイメージを一新し、話題を呼んだが、同時に彼女は自分を見失いつつあった。

自分が誰であるのか、何をしているのか、自分の意思はどこにあるのか分からなくなり、精神的に追い込まれていく。そんな中で幻覚が見え始め、アイドル時代の清純だった自分が現れるようになる。

また、何者かが未麻を装ってブログを運営し、未麻の日常を詳細につづるなど、ますます未麻は自分の存在が分からなくなっていく。

そしてあろうことか、未麻の周りでは次々と残虐な殺人事件が起こっていく。一体、犯人は誰なのか。

パーフェクトブルーのキャスト

  • 岩男潤子
  • 松本梨香
  • 辻親八
  • 大倉正章
  • 秋元羊介
  • 塩屋翼

パーフェクトブルーの感想と評価

読者さんのリクエストです。ありがとうございます。

今敏監督による、カルト的なファンを多く持つホラーアニメ。精神的に追い詰められ、自分のアイデンティティを見失っていくヒロインと彼女の周囲で起きる不審な出来事の数々を追っていく、虚構と現実が交差するストーリーです。

結論からいうと、ものすごくつまらないし、プロットも演出もよくある使い古されたものです。

現実だと思ってたことが夢だった。実際に起こったと思ったことが妄想だった。悲惨な出来事がドラマだった。永遠にこの繰り返しです。

その中でヒロインが何が現実か、なにが虚構か分からなくなっていく、というストーリーになっているんだけど、見ているこっちからすると、あのパターンを二回以上やられると、どうでもよくなってくるんだよね。

どうせまた夢オチなんでしょ? 妄想なんでしょ?って思っては貴重な時間を無駄にされた感じがするんですよ。こういう自己満映画嫌いだわー。製作側が「どうだ、複雑だろう?」とかドヤ顔しそうだもん。

例えるなら「インセプション」や「バタフライ・エフェクト」や「リピーテッド」と同レベルのしつこさがありますよね。何度同じことやるんだよって。

ラストのオチとして妄想だった、夢だった、というのはまだいいんですよ。でもそれがストーリーの軸になってくると、話は別ですね。

この手の映画ってものすごく巧妙にできているようでいて、実はかなりのご都合主義で成り立っていて、現実と虚構を織り交ぜることで、辻褄を合わせることから逃げてるふしがあるでしょ。

だって「このシーンもあのシーンも本当は現実じゃないかもしれない」とか言い出したら、なんでもありになっちゃうじゃん。

突き詰めていったら、そもそも私たちが住むこの世界は現実なんだろうか、みたいな哲学的な話になってきちゃって、寒いんですよ。

どうでもいいけど、なんであんなに凶悪な殺人事件が起こってるのに警察は何もしないんですか。警察どころか、被害者や関係者も何も対処しようとしないし、人が殺されてるのにドラマは打ち切りにもならず、続行って。一つ一つのエピソードがもれなく雑ですよね。

真犯人のオチもしょうもなかったしね。あんなレベルの病人が普通に仕事できるわけねえだろうよ。都合のいいときだけ二重人格ってなんだよ。

この映画って結局、現実と妄想の重ね技を抜いたら、なにも残らないでしょ? なにか見所あります? 暴行シーン? バイオレンス? たかが知れてるでしょ。

絵はしょぼいし、世にも奇妙な物語をアニメ化したみたいなTV番組のクオリティーですよね。

ただ、いかにも一部の深読みバカたちが熱狂を覚えそうな映画であることは分かります。

現実、妄想。意識、無意識みたいな設定の映画って必ず視聴者が拡大解釈してくれるようになっているんですよ。

やれ、鏡の本当の意味はどうだとか、やれ、橋にはこの世とあの世のを結ぶ役割があってとか、どんどん話を膨らませて、盛ってくれるから、作り手側からしたら、してやったりだと思いますよ。

「アイドルたちが使っているあのマイクは、実はあそこを象徴しているんだ。あれは潜在的に彼女たちが抱く男性への怒りを表してるんだよ。だから力強くギュッと握ってただろ?」とか言い出す奴いそうだもん。

コメント

  1. りゅぬぁってゃ より:

    アニメの話なら、Netflixでジブリの作品が一挙配信するようになりましたね。(日本と北米のみ権利関係で対象外なのが泣けますが…。)

    日本人は何かしらジブリ好きが多いので、ジブリレビューを続けたら閲覧数稼げると思います。

    個人的には『海がきこえる』って作品がお気に入りですが、未成年の飲酒喫煙のシーンが多くてテレビ放送に恵まれない為、知名度が低いです…。

  2. リクエスト より:

    レビューしていただきありがとうございます!
    駄目でしたか〜。
    次はもうちょっと良い作品をリクエストできるよう頑張りますね。

  3. 語るるに足らず より:

    この記事をショックを受けました。
    このように映画を観る方もいるのですね。
    パーフェクトブルーは古い映画ですが、今にも通用できる丁寧な作りをしていると思ってました。
    ストーリーの穴を突っ込むなら、このような、ありきたりの話をアニメを用いて映像作品として昇華させた所を観て欲しかったです。
    せめて、この監督のパプリカや千年女優を観てから批判して完膚なきまで言われるのは分かりますが、初期の作品だけを観て評価されている事が残念でなりません。
    映画を作業のように観ている方にしか書けないのでは無いかと思ってしまう文章に寂しさを感じます。語るに足らずと言う言葉を形にしたブログだと思います。

  4. リクエストの価値なし より:

    単に自分好み且つ周囲に影響力を与える存在が登場する話が好きなだけ
    このでしょ?

    このコメントにも文句をつけそうだね。

  5. タランティン・クェンティーノ より:

    パーフェクトブルーって今見ても面白いと感じる人と、今見るとつまらないと思う人がいると思います。

    ストーリーを複雑にすれば勝ちとか、精神観念や哲学的な構造というのはどのような映画やアニメでもありますし、今作も型にハマりすぎてると批評されたこともあるようですね。
    僕の知り合いは、エヴァみたいと一蹴してましたし。

    ただ、当時のインターネット黎明期に、サイコパスチックな内容をアニメーションで取り込めたのはさすがだと思います。ストーカーなんて言葉もなかった気がしますし、昔は愛が重いとかで済まされてたことでしたから。

    しかも、この映画、97年公開でしたから当時としては映像やらストーリーやらも革新的で、内容にショックを受けたファンが結構多いんだと思います。
    まぁ、レイプシーンやヌードからの不安定な主人公までの構図は夢追いかけたけど夢を追うのに代償を支払わされて屈辱だった人とかの共感でも欲しかったのかなと。単なるエロ目的のきらいもありますが、もしかして主人公が犯人かな?と思わせるのか、過激なファンの仕業なのかを匂わせるのには、必要な手順だったのかな?と思いました。だから型にハマりすぎという言われたのかな?という気もします。
    現に脚本家とカメラマンはむかつきましたし。事務所のおっさんもだらしねーなと思いました。

    ただ、未麻というキャラをもう少し掘り下げた方が感情移入しやすかったなとも思います。今作が批判される要因には、未麻というキャラがどことなく他人事な感じがします。そういう意味では惜しい作品です。

  6. ジョー より:

    自分は普通に楽しめました。ストーカー男を犯人だと思わせておいて真犯人が明らかになる展開には鳥肌が立ちました。ひょっとしたら妄想に陥った主人公自身が犯人かもと匂わせるような多重構造もあいまってミスリードだと気づきにくいんですよね。
    気づいていなかったからこそ真相が分かった瞬間に「あの撮影の時そういえば泣いてたな」とか「あのサイトも全部お前の仕業だったのか」とか全部一本に繋がる感覚が味わえたのが幸運でした。

    アイドルは偶像に過ぎないという現実、ネット上でのなりすましやストーカーなど、今となってはべつに新鮮なテーマではないですが、それを97年に取り扱った点は素直にすごいなと思います。

  7. こんな流し見だけでよく10年も より:

    監督ご本人の生前に面識を持ってお話も聞きましたが、そんな邪悪と言っていいような商業や承認欲求の意図は全くない、もっと真っ直ぐな人でしたよ。

    普通の人が醜悪だと思うシーンはそう思って見て欲しいし、そうでないところはそのまま。
    逆にもっと素直に見ればいいのに。当たり前の事を当たり前に描く。そういう人でした。

    繰り返しってね。話が進んでる事だけを理解して、演出が繰り返してる?ご自分で仰ってる事おかしいと思いませんか?話が進んだ上で別のウソが始まったりするから意味があるんじゃないですか(笑)
    実生活で同じ言葉でも使う場面によって人の受け取り方や自分の心の持ちよう、つまりはその重みが変わるのは当たり前ですよね?それと何が違うのか。

    それで真犯人が普通に仕事できるわけがないというのは?ご経験でもおありですか?
    そんな実例、いくらでもあるじゃないですか。
    時代背景を言えば、当時の報道ではよくあったんですよ。近所の人の評価が「まさかあの人が」とかマスコミが拾ってくる訳です。要するにそういう答えをする近所の人はそれほど被疑者と交流していたわけでもなく、まして興味すらなかった。

    元アイドルですからね。興味すら失われた人間のひとつの末路でしょう。
    主人公は別の未来を手に入れた。

    あのような物語でハッピーエンドにした作品を、これ以外には知らないですがね。