ストーリー
ニューヨーク市警(NYPD)に配属されたジョナス(カーティス・“50Cent”・ジャクソン)は、かつては札付きのワルだったが、殺された父親の跡を継ぐように警官になった。新人のジョナスは、父親の元相棒サルコーネ警部(ロバート・デ・ニーロ)に闇仕事を命じられ、信頼を勝ち取っていく。しかし、父親の死の真実を知ったジョナスはサルコーネとその仲間たちへのリベンジを誓う。
文句
ロバート・デ・ニーロ、フォレスト・ウィッテカー、50Centが出演しているスーパーヘボヘボクライムアクション。まず主演を張っている50Centの演技がひどすぎてお話にならないレベルで、セリフは棒読みで、ボソボソ呟いているだけで何を言っているのがほとんど聞き取れませんでした。日本映画で言うところの、「ぐるりのこと」のリリー・フランキーと同じレベルでしたね。そしてこんな素人映画になぜかロバート・デ・ニーロとフォレスト・ウィッテカーが出ているのが驚きで、彼らの存在感や演技や功績を持ってしても、恥ずかしいぐらいカッコ悪くしか映らない出来なのが見ていて苦しかったです。
だいたいストーリーがいけませんね。汚職警官を描くにしても、もっとリアルな描き方があるだろうに漫画みたいな、絵に描いたような分かり易い悪徳警官が登場し、次々と人を殺していって、なんの責任も問われずに話が進んでいくのが信じられませんでした。アメリカで警官があんな好き勝手やれるはずないだろと。ブラジルじゃないんだから、ブラジルじゃ。
アメリカのあるレビューでは、「ロバート・デニーロのこれまでの映画の中でワースト2位の映画だ」とまで言われていました。本当にデニーロはいい映画から長いこと遠ざかってますね。もう10年以上まともな映画に出演していないような印象を受けます。ちなみにそのレビューがいうワースト1位は「レッド・ライト」だそうです。こうなると、どれだけひどいのか「レッド・ライト」のほうも気になりますねえ。
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