脚本とか、ストーリーをシリアスに考えていない監督が撮ったボロボロホラー。怖くないし、なによりお面白くないです。10点(100点満点)
ハッピー・デス・デイのあらすじ
9月18日はツリーことテレサ・ゲルブマンの誕生日だった。あろうことか彼女は酔っぱらった勢いで知らない男の学生寮の部屋で眠り、二日酔いと共に目を覚ました。
父親から電話がかかってきたものの、テレサ・ゲルブマンはそれを無視して、部屋にいた青年カーターを軽くあしらって部屋を出て行くことにする。
自分の家に戻ると、ハウスメイトたちが昨日は誰とどこにいたのかとうるさく聞いてきた。そのうちの一人、ロリ・シュペングラーは誕生日のテレサ・ゲルブマンのためにろうそくを立てたカップケーキをくれた。
テレサ・ゲルブマンは女子に対しても常に冷めた態度なのは変わらなかった。カップケーキにも口を付けずに部屋を出ていくと、好きな医師の先生のいる病院にまで会いに行った。
テレサ・ゲルブマンは既婚者のグレゴリー・バトラーと不倫関係にある。病院内の彼の事務所で二人がいちゃついていると、突然彼の妻が入ってきて、あわや関係がバレるところだった。
その晩、テレサ・ゲルブマンは大学のマスコットの仮面をかぶった黒服の男に襲われ、刺されてしまう。
死んだかと思われたテレサ・ゲルブマンはどういうわけか再び学生寮の部屋で目を覚まし、誕生日である9月18日をもう一度やり直すことになる。
ハッピー・デス・デイのキャスト
- ジェシカ・ローテ
- イズラエル・ブルサード
- ルビー・モディーン
- レイチェル・マシューズ
- チャールズ・エイトキン
- ロブ・メロ
ハッピー・デス・デイの感想と評価
パラノーマル・アクティビティシリーズの2以降を撮ったクリストファー・ランドン監督によるB級ホラー。
三流俳優を集め、誰かがすでに使い古したプロットを使って、ちゃちゃっと撮ったホラーと呼ぶにはおこがましい低レベル作品です。
ヒロインが殺される度に話が振り出しに戻り、最初から同じエピソードを繰り返して、結末を変えようとする設定になっていて、「バタフライ・エフェクト」とか「リピーテッド」とかで散々使われたネタで勝負しているところがまずダメですね。
ヒロインの命を狙う敵キャラの手抜き具合が笑えます。
「ハロウィン」のマスク変えただけじゃん。つまりはお面系殺人鬼の話で、こいつがまた大した動機もないのにヒロインを追いかけまわし、誕生日中に彼女を殺すことに全てをかけるんですよ。
そんでもって殺人鬼が超人的な身体能力を持ち、ヒロインの位置情報を常に熟知していることに関してはなんの解説もないし、いつの間にかホラーよりも犯人捜しの映画みたいになり下がっていくところに唖然としました。
普通に考えても、殺されたら話が振り出しに戻るなら、殺される恐怖そのものがなくなっちゃいますよね。
何回殺されるんだよお前は、ってな具合にヒロインが命を無駄にしていくので、途中から下手なコメディーみたいにブレていく演出には目を疑いました。
ホラー映画で笑わせちゃってるからね。それも狙ったユーモアで意図的に笑いを取るのではなく、滑稽すぎて失笑するしかないっていう状況になっているから始末が悪いですね。
何が一番すごいってこんなB級ホラーにも続編があるっていうことですね。クリストファー・ランドン監督はさすがショボショボホラーシリーズ、パラノーマル・アクティビティを5話まで作っただけありますね。
ハッピー・デス・デイのラストのネタバレ
ホラー映画なのに途中から誰が犯人なのかみたいな展開になるのは前述の通りです。
設定はめちゃくちゃだし、脈略はないし、ヒロインがどこにいても殺人鬼は必ず居場所を突き止め、一瞬の内に現れるようなハチャメチャなストーリーの中では、もはや犯人なんて誰でもいいでしょう。
結論をいうと、ハウスメイトのロリ・シュペングラーです。動機はヒロインのテレサ・ゲルブマンに自分の好きな男を取られたからだって。下らねぇ。
笑えるのが本当は医者の先生の奥さんが犯人だったところを試写会で酷評されたから急遽犯人を変えたんだって。まじかよ。
駄作ホラーばかり撮ってる監督だから、てっきり他人の評価なんて全く気にしないのかと思ったのにそうでもないだぁ。
それにしてもなんだよ、その腹立つフットワークの軽さは。そりゃあラストだけ変えたら伏線も辻褄も脈略も何もなくなるわけだよ。
コメント
怪人のマスクの時点でコントにしか見えません
ほんとコントでした。
13日の金曜日よりハロウィンが先なんだけどなぁ…
失礼しました。ハロウィンのほうが先でしたね。訂正しました。
訂正ありがとうございます。私ホラー映画好きなんですけど、これは、マスクのデザインが、どうも受けつかないですね…予告で、見たいとは、思いませんでした。
マスクのデザイン重要ですよね。
お聞きしたいんですが、どこにこの映画がホラーだなんて書いてあるんですか?この映画のジャンルは「ミステリー・スラッシャー」ですよ?
勝手にホラー映画だと決め付けてこんなのホラーじゃない!って言ってるんですか?
こんな幼稚なレビューを見てこの作品を勘違いして欲しくないな
「まったく新しいコメディー感覚のホラー映画だ」って公式サイトのIntroに普通に書いてあるけど何か?
https://www.universalpictures.jp/micro/happydeathday
それにスラッシャー映画もスプラッタ映画もホラー映画の細かい分類なだけだろ。
正直これはホラーとしてみたらクッソつまらんと思う。ジャンル知らないままみててホラーと思うところは一つもなかった。
俺はタイムループ物のサスペンス+コメディとして見たから1も2もすごく楽しめた。
映画をどう楽しむかは人それぞれだから、この映画をつまらないと言う人の意見を否定する気は全くない。
ジュラシックシャークみたいなのは擁護できない
コメディホラーだからシリアスさはそりゃ本格的ホラーよりは無いでしょうな。この映画のジャンルをホラーだけだと勘違いしてるのは驚き。手抜き?いやいやどこにでも売ってそうなマスクだからこそ奇妙なんでしょ。
子ども達と楽しめましたよ。ちびっ子達は主人公のかわいさにキャーキャー言いながら面白おかしく騒ぎながらホームパーティ出来たからこれはこれでファミリー向けでいいと思うな。
子供と一緒に見ると、また違うかもしれませんね。
コメディサスペンスに「怖くないぞ!ご不満だぞ!」って言ってるの草。
映画以上につまらない文章を書くっていうのは、この人なりの一種のジョークなのかな。
公式サイト見たことないの? ホラーとは書いてあっても、コメディーサスペンスなんて一言も書いてねえぞ。