何も考えたくない子供が見るべきアクション映画。最初から最後まで安定の安っぽさです。33点(100点満点)
バンブルビーのあらすじ
父親を亡くした哀しみから立ち直れない思春期の少女チャーリーは、18才の誕生日に、海沿いの小さな町の廃品置き場で、廃車寸前の黄色い車を見つける。
自宅に乗って帰ったところ、その車が突如、変形《トランスフォーム》してしまう。驚くチャーリーを前に、逃げ惑う黄色の生命体。お互いに危害を加えないことを理解した瞬間、似たもの同士のふたりは急速に距離を縮める。チャーリーは記憶と声を失い“何か”に怯える黄色の生命体に「バンブルビー(黄色い蜂)」と名前をつけて、かくまうことに決める。ボロボロに傷ついたバンブルビーと、心に傷を抱えたチャーリー。思いがけない友情が芽生えるのだが、しかし、予測不能の事態に巻き込まれていくのだった-
バンブルビーのキャスト
- ヘイリー・スタインフェルド
- ジョン・シナ
- ジョージ・レンデボーグ・Jr
- ジョン・オーティス
- ジェイソン・ドラッカー
- パメラ・アドロン
バンブルビーの感想と評価
「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のトラヴィス・ナイト監督による、トランフォーマーシリーズのスピンオフ映画。
ストーリーは分かりやすいし、ユーモアが効いているので、ティーネイジャーならなんとか楽しめるかもしれません。でも20代前半だともうきついんじゃないかな。
映像技術のレベルはそれほどでもないし、なによりアクションが弱いです。ロボット同士の格闘やカーチェイスを適当に突っ込んだだけで、見た目的にすごいと思うものは何もありませんね。
物語は、宇宙の惑星でロボット同士を戦争を繰り広げている中、バンブルビーことB-127だけ地球に逃げ、途中、人間の少女チャーリーと出会い、敵のロボットに追われながらも力を合わせて戦い、友情を深めるというものです。
いわばロボットと人間の友情ドラマで、「ベイマックス」や「ネクストロボ」の世界観のままロボットの名前を変えただけです。このパターンであと何本映画撮る気なんだろう。
誉める点は、バンブルビーがちょっと可愛かったかな、というぐらいなものです。でかいくせに一生懸命隠れようとする姿にはちょっと笑ってしまいました。
一方で話のスケールはやたらとでかいくせに、登場キャラクターの数は少ないし、ものすごい小さい地域で、同じメンバーが争っているだけなのが滑稽です。アメリカ軍ってあんなに軍隊小さかったっけ? 地球の危機なのに兵隊30人もいなかったじゃん。
製作には中国のテンセント・ピクチャーズが携わっていて、完成度はB級SFアクションになっていましたね。
キャストもヒロインのヘイリー・スタインフェルド以外、全員B級俳優といってもいいでしょう。ジョン・シナなんてプロレスラーだしね。
「MEG ザ・モンスター 」しかり、「ヴェノム」しかり最近の中国資本が入っているハリウッド映画ってどれも共通しているのがアクションシーンがしょぼい、ということです。
アクションシーンだけ中国人にお願いしているとしか思えないぐらい、爆発や格闘がダサいんですよ。それもセット丸出しのところで撮影しているからスケールが小さくなっちゃうのが残念ですね。テンセント・ピクチャーズのロゴが出ると、萎えるんですよね。
ロボットが人を撃つと、なぜか水が破裂したいみたいになってたのは、子供に対する配慮なんでしょうか。あまりグロくせず、「死」をできるだけリアルにしないような演出がされていました。
そうかと思ったら、ロボット同士でやたらと「殺す、殺す」言うんですよね。そもそもお前らは生きてるのかよっていう話なのにさ。あと攻撃を受けると、ロボットが苦しそうにするのもちょっと意味分からなかったです。あいつらは感じちゃうわけ?
舞台は1980年代になっていて、わざとらしく当時のヒット曲を流すのもあざといですね。過去を舞台にすることでその世代のおじさんおばさんたちをノスタルジックな気持ちにさせたうえで、大人と子供が一緒に見れるような戦略を取ってるんですね。最近、このパターンのハリウッド映画も多すぎませんか?
さらにストーリーには捻りがないし、最後は人間とロボットがお別れして終わるところなんかベタすぎます。全体的に話がワンパターンですごくちゃちゃっと作りました感が出ていましたね。これもしかすると、続編作る気なのかなぁ。
コメント
マイケル・ベイのトランスフォーマーシリーズが酷すぎるので、バンブルビーは逆にすっきりしてて普通に楽しめました。
次はバンブルビーとオプティマス・プライムのバディ物の予定だとか…
トランスフォーマーシリーズはそんなにひどいんですね。やっぱり続編あるのかぁ。
この作品の古臭いシナリオは意図的な物ですよ。
何も知らないだけならまだしも、
そこに個人の先入観と偏見で塗り固められた記事内容を見て唖然としました。
ただただ長いだけの陰気な猿が書いたような記事という印象です
オタクに媚びたって印象しかなかったなぁって思った映画だなぁ〜〜。この映画で絶賛されているのは前半のバンブルビーの星のシーンとバンブルビーが喋れなくなる理由の戦うシーンつまりさぁこの映画絶賛してる奴はストーリーじゃなくて映像にしか触れてないわけ、しかもこのシーン“前半”だよ“前半”つまり観る価値あんの最初の5分ぐらいじゃぁん!!
これダメでしたね。