「セブン」、「ゲーム」などで知られる映画監督デヴィッド・フィンチャー。そんな彼が今まで撮った作品をランキングにして紹介します。1位はもちろんあの作品です。
11、Mank/マンク
実在した脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツが映画「市民ケーン」の書き上げ、アカデミー賞脚本賞を受賞するまでを描いた、フィクションとノンフィクションを合わせた伝記ドラマ。会話がとにかくつまらなく、ストーリーにメリハリがなく多くの事前知識を求める面倒な映画です。
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10、ベンジャミン・バトンの数奇な人生
歳を重ねるごとにどんどん若返っていく男の物語。設定がめちゃくちゃだし、ストーリーに辻褄もなければ、面白いエピソードは一つもない、ほぼスタートラインにも立っていない駄作です。
ブラッド・ピットの格好良さと、メイクアップとCG技術を自慢しただけで、だからどうした、という感想しか残りませんでした。
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9、エイリアン3
「エイリアン」シリーズの第三作目にして、デヴィッド・フィンチャー監督の長編デビュー作品。
シガニー・ウィーバーが丸坊主にした以外、何の話題性も見どころもない映画で、アクション要素もホラー要素も低めです。
女性の坊主姿に萌えて仕方がないという男が見たらいい代物です。そんな男がどれだけいるのかは知らないけど。
8、ゲーム
金持ちが刺激を求めて参加したゲームが度を越した、ただの罰ゲームだった、というくだらない話。
二転三転する展開が面倒臭く、ラストのオチだけ見ればいい映画です。お願いだからこれをサスペンスとは言わないでもらいたいです。
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7、ソーシャル・ネットワーク
フェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグの学生時代やサイト立ち上げてから成功し、訴訟問題になるまでをつづった伝記映画。
マーク・ザッカーバーグがどれだけ頭が良いかが分かる一方で、マーク・ザッカーバーグ役を演じたジェシー・アイゼンバーグのしゃべり方がうざすぎて、彼が全て台無しにした作品です。
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6、セブン
デヴィッド・フィンチャーの名前を世に知らしめた平凡なサイコスリラー。これもまたラストのオチ重視で、冷静に見るとプロットが穴だらけなのが分かります。
キリスト教の「七つの大罪」をテーマにしていて、物語の中に聖書の引用があると「この話、深いわー」とか簡単に言ってしまう視聴者層だけが楽しめる映画です。
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5、ドラゴン・タトゥーの女
スウェーデン映画のリメイクでジャーナリストとハッカーが事件を解決するミステリーサスペンス。
ストーリーはかなりバカっぽく、内容は薄いですが、テンポの良さとバイオレンスと色気によってなんとか見れるかな、というぐらいの映画です。
ただし、ヒロインのリスベットがいきなり下着を脱ぐ出すシーンしか記憶に残りませんでした。
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4、ファイト・クラブ
これまたブラッド・ピットの格好良さで成り立っている映画。脈略のない会話とシュールなストーリーによるナンセンス劇で、スタイリッシュな雰囲気をなんとなく楽しむ作品です。相変わらずオチがしょぼいのがマイナスですね。
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3、ゴーン・ガール
行方不明になった妻とその夫による、へなちょこサスペンス劇。悪い女が夫をはめようとする復讐ドラマで、前半はいいのに後半から失速していく惜しい映画です。
一度見てもおそらく数か月後にはストーリーを完全に忘れるでしょう。何も残らないですが、エンタメとしてはまあいいかな、という程度のものです。
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2、パニック・ルーム
家に強盗が侵入してきては非難用のシェルターに閉じ込められる母娘の物語。ジョディ・フォスターが好演しているのとクリステン・スチュワートが子役で存在感を発揮した作品です。
密室で起こる単純明解なサスペンス劇で、少人数の出演者だけで一本の映画に仕上げたアイデア勝ちしている映画です。これは見ておいても損はないです。
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1、ゾディアック
アメリカで実際に起こった未解決のゾディアック連続殺人事件を題材にしたサイコスリラー。
愉快犯にして、凶悪なシリアルキラーを追った実録ドラマで、怖くて、不可解で、気味の悪い話です。
恐怖とゾクゾク感を味わえ、ラストの終わり方もいいし、この犯人は一体どこで何をしてるのだろうかと考えると、ますます怖くなってくる話です。正直ほかの作品はどうでもいいけど、これだけは見ておいてください。
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まとめ
結論をいうと、それほどデヴィッド・フィンチャーの作品はおすすめできないっていうことです。
ランキングにしてみると、デヴィッド・フィンチャーの作品があんまり好きじゃないんだなっていうことに気づきました。基本的に辻褄崩壊映画ばかりだし、突っ込みどころが多いのが彼の作品の特徴です。
しかしそんな中でも「ゾディアック」だけは、いい作品であることは否定できないです。
あと、デヴィッド・フィンチャーに関してはいえば巷に「セブン」、「セブン」うるさい奴が多いのが厄介ですね。それと「ゲーム」、「ゲーム」うるさい奴もいますよね。
なぜか奴らはタイトルを二回ずつ言うんですよ。嘘だと思うなら、「デヴィッド・フィンチャー監督の映画で一番好きな映画は何?」って聞いてみてください。
「うーん、セブン、セブンだろうなあ」とか言うから。
コメント
ん~せぶん せぶん~♪
ん~ん~
出たー!
昔通ってた映画学校でいけ好かない講師が「セブン、セブン」言ってたのを思い出しました。デヴィッドフィンチャーの映画は暴力シーンが好きで新作がやればなんとなく観ちゃいますけど、確かにオチさえ分かればもう二度と観ないですよね。
でもゾディアックはまた観たくなりました。話を聞きに行ったオッチャンと密室で二人きりになって、もしやこいつが!?みたいなシーンは今も怖すぎて覚えてます。
やっぱり、セブン、セブン言ってましたか。うざいですねー