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アンナチュラルは石原さとみが一番不自然!感想

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この記事は 約6 分で読めます。

解剖や検死についての薄い豆知識が得られる以外、何のメリットもない誰得ドラマシリーズ。ヒロインの演技にうんざりです。10点(100点満点)

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アンナチュラルのあらすじ

The.Hate.U.Give法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)が働く不自然死究明研究所(unnatural death Investigation laboratory)=通称UDIラボでは、東京都23区外、西武蔵野市を中心に、全国津々浦々で発見された異状死体や犯罪死体を引き受けている。警察や自治体から依頼されて運ばれてくる遺体は年間約400体。その遺体を解剖し、死因を究明するのが、ミコトたちUDIラボの仕事だ。

UDIラボには、三澄班と中堂班の2チームが存在する。三澄班は執刀医のミコト、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、記録員の久部六郎(窪田正孝)。中堂班は法医解剖医の中堂系(井浦新)、臨床検査技師の坂本誠(飯尾和樹)。そして、それらの個性的なメンバーを束ねるのが所長の神倉保夫(松重豊)だ。

そんなある日、中年夫婦がUDIを訪ねてきた。一人暮らしで突然死した息子・高野島渡の死因に納得がいかないという。警察医の見立ては「虚血性心疾患」(心不全)。しかし息子は、まだまだ若く、山登りが趣味だというぐらい身体も丈夫で元気だった。心不全という死因は、素人目にも、あまりにも不自然だ。なにか、ほかの原因があるのではないか。夫婦はもっときちんと死因を調べてくれるようにと警察に頼んだが、事件性も不審な点もないと、剣もほろろに断られてしまった、という。

ミコトたちは、さっそく、解剖に取り掛かった。すると心臓にはなんの異状もなく、代わりに、急性腎不全の症状が見つかる。ミコトたちは、薬毒物死を疑い、詳細な検査にかけるが、死因となった毒物が何かがどうしても特定できない。そんな折、高野島と一緒に仕事をしていた若い女性同僚が、高野島が亡くなった翌日に、原因不明の突然死を遂げていたことが判明する。

公式サイトより

アンナチュラルのキャスト

  • 石原さとみ
  • 市川実日子
  • 窪田正孝
  • 井浦新
  • 松重豊

アンナチュラルの感想と評価

読者のツールドフランスさんのリクエストです。ツールドフランスさんからはこんなメッセージをいただきました。

すみません。
前から気になってたのですが、「アンナチュラル」というテレビドラマについてです。このドラマは昨年の1月から3月クールでTBSで放送されてたドラマです。

放送当初は観ていなかったのですが、正月に再放送されてて暇に飽かして観て結構はまりました。あまり、日本のテレビドラマにはまることはないのですが。映画男さんはどういう感想もたれるのかなあと思いまして、もしよろしかったら観ていただいて感想述べていただいたら幸いです。

国内ドラマを普段見ない人でもはまるドラマ、ということで気になって見てみました。

結論からいうと、アメリカの法医学系シリーズの雰囲気をパクっただけのクオリティーの低いドラマです。

突っ込みどころ満載で、演技は下手だし、ストーリーにリアリティーはないし、さすが日本のお茶の間を相手にしているだけあるな、という印象を受けました。

なにがすごいってこんなのが賞を獲ったりするから恐ろしいですね。

日本の不自然死の多くは解剖もされずに処理されるなどといった話はさもありそうな話だし、日本の不自然死の対応に一石を投じようとしているのはまだいいとしても、肝心な出来が悪いから議論を起こすまでには至らないですよね。これで本当に不自然死究明研究所(UDIラボ)が設立されるようになったら大したものだけど。

基本的な設定がかなり笑えます。まず、ヒロインであり、解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)は、働き始めてまだ4か月の新人のくせに、どんだけ責任の重い仕事を任されてるんだよっていう話だし、なんでペーペーがあんなに職場で偉そうにできるのかが分からないんですよ。

日本の医学の世界なんて大先生みたいな奴らが偉そうにしているゴリゴリの権威主義なはずなのに新人がでしゃばる雰囲気なんてないでしょ?

友人に医者がいるんですが、研修のときに先輩のしごきみたいのがあって、宴会では裸踊りをやらされたり、散々理不尽なことさせられたと嘆いていたので、日本って本当にどこの世界でも時代遅れの風習によって成り立っているんだなあ、と思ってたところななんです。

そもそもキャスティングが若すぎますよね。法医学の最前線で働いている人たちの大半が30代か40代前半って。結局、石原さとみを使いたいだけじゃん。

石原さとみって「シンゴジラ」ぐらいしか見たことなかったけど、本当下手だよね。どうせならまた怪しい英語を喋り出してくれたら良かったのに。unnaturalの発音をもっとネイティブ風に言うとか工夫しないと。

まあ、下手なのは彼女に限ったことじゃないですけどね。井浦新にしても、市川実日子にしても窪田正孝にしてもダメダメ。

シリアスな話だけにユーモアを混ぜて娯楽性を高めようとしたのは分かるんだけど、小芝居のレベルが低すぎて、笑いのシーンはもれなく滑ってるんですよ。

なんで研究所の解剖医に過ぎない人間が自ら積極的に事件の捜査にまで関わるんだよ。遺族に話を聞きに行ったり、線香を上げたり、葬式にまで顔出してるからね。挙句の果てには関係者にアリバイとか聞き始めちゃうし。警察かよ。

それでときどき遺族や関係者に厳しいこと言ったり、優しい言葉をかけたりして、人間味を出そうとしたりする下りとかも全くいらないです。解剖だけしとけよ。

いやあそれにしても、なにもかもが不自然でまさにアンナチュラルですね。こんなのTVで見せられて誰も突っ込まないの?

アンナチュラルはパラビの無料体験で視聴できます。

コメント

  1. ツールドフランス より:

    やっぱり駄目でしたか。なんとなくそんな気がしてましたが。
    確かに映画男さんがおっしゃる通りリアリティがなさすぎですね。
    うーん。僕もまだまだですね。主題歌の「Lemon」にやられました。
    もっといっぱい映画やドラマ観て感性磨きたいと思います。
    でも、リクエストに応えていただいて感謝しております。
    ありがとうございました。

    • 映画男 より:

      リクエストありがとうございます。感性とか気にせずに好きなものを楽しんだらいいと思いますよー。

  2. --- より:

    ほんとに最近の日本ドラマはつまらない!
    特に 2010~は酷すぎる!

  3. 通りすがりのイキリ より:

    日本のドラマはちょっと痛いやつが多いなーなんて思ってたんですが、アンナチュナルだけは見てて、映画男さんが酷評されている記事を見て「なんだこいつしばこうかな」なんて思わなかったこともないですが、よく考えたら警察の調査に首突っ込みすぎだし上下関係なさすぎですよね。リアリティがないなら思い切って孫悟空とか登場させれば良かったのにとつくづく思います。

  4. 名無し より:

    > 解剖だけしとけよ。
    > こんなのTVで見せられて誰も突っ込まないの?

    法医学の最前線の年齢(よくわかりませんが高齢かつ時代的に男性がメインなのでしょうね)の人が
    解剖室でひたすら自分たちの仕事のみをこなしているだけの映像が流れるドラマなら
    確かに誰も突っ込みようがないでしょうね!そんなドラマ誰が観るの?というかそれドラマって呼ぶの?
    そっちの方が面白いって感じるの?(笑)うける