「13日の金曜日」とよく比較される斬りつけホラー。考える必要が一切ないタイプのパワーで押し切る恐怖映画です。40点(100点満点)
映画ハロウィンのあらすじ
ハドンフィールド連続殺人事件から40年後の2018年10月、ジャーナリストでネットラジオのDJであるエーロン・コーリーとダナ・ヘインズの二人は、殺人犯のマイケル・マイヤーズと面会するために精神病棟を訪れる。
二人はマイケル・マイヤーズの主治医から話を聞き、マイケル・マイヤーズを知ろうとする。そしてマイケル・マイヤーズが別の病院に移送される前にぜひとも本人に会おうと、マイケル・マイヤーズが待つ屋上へと向かった。
そこでエーロン・コーリーはマイケル・マイヤーズに向かってハロウィンマスクを投げつける。しかしそれを見てもマイケル・マイヤーズはろくに反応を示さなかった。
ちょうどその頃、かつてマイケル・マイヤーズに襲われたことのあるローリー・ストロードは一人家で、マイケル・マイヤーズとの闘いに備えていた。ローリー・ストロードは娘家族と疎遠になっており、孫娘だけと連絡を取っていた。
ハロウィンを翌日に控えた移送の日、マイケル・マイヤーズを乗せているはずの車はハイウェイで横転しているところを発見される。あろうことかそこにはマイケル・マイヤーズの姿はなかった。
映画ハロウィンの主なキャスト
- ジェイミー・リー・カーティス
- ジュディ・グリア
- アンディ・マティチャック
- ウィル・パットン
- ニック・キャッスル
ハロウィンの感想と評価
「ボストン ストロング」のデヴィッド・ゴードン・グリーン監督による、人気シリーズの9作目にして第1作の直接の続編にあたるホラー映画。
マスクをかぶった顔の見えない殺人鬼がハロウィンの日に人々を次々と殺しく単純な話で、ストーリーはないに等しいです。
一方で無差別に殺人を犯していくマイケル・マイヤーズの暴れん坊ぶりを見て、ちょっとだけ怖がったり、笑ったりすることはできました。ストーリー性はないけど、娯楽性のあるホラーですね。
系統でいうと、「13日の金曜日」と同列です。「13日の金曜日」のジェイソンはホッケーマスクを付けているのに対し、マイケル・マイヤーズはハロウィンマスクを付けていて、どちらも力技で被害者を襲うことについては共通しています。
武器は基本ナイフで、触る者みな傷つける勢いで誰構わず容赦なく刺していくところなんか嫌ですね。ああいう奴いそうだし。
人の家に勝手に入ってきてはいきなり刺してくる狂った犯罪者が実際にいるような危険な国ではこういうホラーは想像しやすいから受けるんでしょうね。
アメリカなんてハロウィン中に殺人事件が起こったことも一度や二度じゃないし、なおさらアメリカ人にとっては恐怖とハロウィンのイベントが連想しやすそうです。
ただ、日本人に受けるかといったらどうですかね。心理に訴えかける恐怖じゃないのでそれほど響かないかもしれません。内容はバカっぽいし、中身は空っぽだしね。
最後のヒロインの家なんてどれだけしかけがあるんだよって感じで、マイケル・マイヤーズと戦うためだけにあんなに凝ったリフォームをしたかと思うと笑えてきます。
マイケル・マイヤーズが結構いいおっさん、もしくはおじいちゃんと言ってもいいぐらいの年齢のくせにあまりにも怪力すぎなのもコメディーになっていて、あのやりすぎ感をどうにかしてもらいたかったですね。
撃たれても刺されても平気な感じだし、強さのレベルがスーパーヒーロー並じゃないですか。ハイウェイから飲まず食わずでずっと歩き続けてるのにまだあんなに元気なんだから少なくとも人間の体力ではないですよね。
人々を次々と殺す目的もよく分からなかったです。そっとしておいたら何人でも殺しちゃうのかなぁ。それならいっそのこと次回作は渋谷のセンター街にマイケル・マイヤーズが現れて、大暴れするっていうのにしたら面白いかもしれません。
マイケル・マイヤーズに限らず、渋谷で大騒ぎしてる若者たちを無差別に襲うっていう事件、いつか本当に起こりそうで怖いしね。
コメント
最近の女性を無理やり活躍させるフェミニズム系エンパワーメント映画(スターウォーズ)とか凄く嫌いなんですが、ここまでやってくれるとむしろ爽快。
確かにわざとらしく女性を活躍させようとする映画多いですね。