どこまでやらせに付き合えるかですべてが決まるドラマシリーズ。さすがにシーズン2までは見たくないです。39点(100点満点)
アメリカを荒らす者たちのあらすじ
いたずら好きで、問題児のディランは、教員の車の落書き事件の犯人として学校中から疑われていた。27台の車には男性器の絵がスプレーで描かれていた。
ディランは、男性器の絵をそこら中に描く常習犯で彼が真っ先に疑われるのも無理はなかった。事件が起きた時間、ディランは友達の家で遊んでいたものの、彼一人だけ途中で抜け出し、恋人の家に言ったと証言している。
一方で教師やほかの生徒たちはディランが犯人であることを確信していた。実際にスプレーでら気が気をしている現場を見たという生徒もいた。果たしてディランは本当に犯人なのか。それとも真犯人がほかにいるのか。
読者の回しさんのリクエストです。ありがとうございます。
アメリカを荒らす者たちの感想
ネットフリックス製作による、ドキュメンタリーを装った推理サスペンスコメディー。まるで「殺人者への道」を皮肉ったようなくだらないテーマをもとに生徒が冤罪事件を解決しようとする様子をレポートしています。
いわゆるおふざけモキュメンタリーで、実話じゃないことに気づいた時点でアウトなやつですね。事件がシリアスな殺人ではなく、なんせ落書きなので、その犯人を追うことに最後まで付き合えるかどうかがカギとなりそうです。
純粋な人は、もしかしたらドキュメンタリーだと思って見ちゃうかもしれませんね。それだけ俳優たちの演技が上手いし、免疫がない人が見たら気づかない人もいるのかなぁ。
僕は、あまりにもディランのキャラがはまっていること、事件がうまくできすぎていること、スペイン語教師のスペイン語が下手なこと、セキュリティーカメラに生徒がアクセスできること、などを理由に「なんだやらせかよ」って気づきました。一瞬騙されちゃったけど。
やらせと気づいたら気づいたで、もともとくだらない事件なんだから、もっとくだらなく感じて、一気に飛ばして見ました。正直エピソード1と最終エピソードだけ見たら十分だと思いますよ。だって落書きの犯人とか誰でもいいでしょ?
ただ、やらせとはいえ無実の不良生徒がやってもいないことを咎められて、退学させられるなんてことは、実際にもありそうですけどね。
特に問題の多い生徒の場合だったら、彼を退学させるために学校内の教師、生徒の思惑や願望がうごめいてもなんら不思議ではないです。そんな様子をこのシリーズはうまく描いたといえば描いていますね。どっちにしてもくだらないけど。
ディランのアホキャラは嫌いじゃないです。間抜けで、どうしようもない奴なんだけど、いたずらの種類も、落書きしたり、いたずら電話をかけたり、とかまだ可愛いじゃないですか。先生からしたらさぞかし鬱陶しいんだろうけど、どこか憎めないなぁ。
一つ感心してしまったのは、やはりアメリカの無名俳優たちの層の厚さですよね。実力のある無名俳優がいくらでもいるから、モキュメンタリーを撮ってもそれなりにリアリティーが出るし、ホラー映画を撮っても新鮮さが出るんですよ。
映画やドラマを見るうえで知らない俳優が出てるってすごく大事なことで、キャストのことを知らないと、偏見やイメージを持たずして、純粋にキャラクターを見て楽しめるからね。
でもこれが日本だと、無名俳優の演技が下手なのか、監督の求めているレベルが低いのか、「カメラを止めるな」みたいなひどいのができるでしょ。この差は一体なんなんでしょうね。
コメント
まっったく関係ない話なんですが、
園子温 の「愛のむきだし」の感想って
ついこの前まで このブログに載ってませんでした?
最近、古くてあまり読まれていない記事を削除したので、もしかしたら削除したかもしれません。
これ勝手にドキュメンタリーだと思って見ました。全部見終わってからドラマってわかって騙されたとw。ドラマだったら下らないかな。
こんなに頭悪い奴がブロガーって大丈夫なのか?
ノンフィクションなんて説明欄に書いてないし、ドラマの意味すら理解してないってヤバくない?
初めて見たわ、こんな頭悪い運営者。