子供から大人まで楽しめるディズニーアニメ。久々にディズニーでツボにはまっちゃいました。55点(100点満点)
シュガー・ラッシュ:オンラインのあらすじ
ある日、<シュガー・ラッシュ>のハンドルが壊れ、廃棄寸前の危機に!インターネットの世界では何でも手に入れることができると知ったヴァネロペとラルフは、ハンドルを手に入れて<シュガー・ラッシュ>を救うため、インターネットの世界へ向かう。
新しい世界に飛び込んだふたりの前にどこまでも広がるのは、高層ビルがそびえ立つ、カラフルな巨大都市。ゲームの世界しか知らないふたりにとって、見るものすべてが新鮮で刺激溢れる世界だった。
戸惑うラルフとワクワクを隠せないヴァネロペは、ほどなくオークションサイトでハンドルを見つけて大喜び。ところが、より大きな数字を言った者が勝つゲームと勘違いして、あり得ないほどの高額で落札し、24時間以内にお金を稼がなくてはならないはめに!
刺激的なインターネットの世界で、<スローターレース>のカリスマレーサーシャンクと出会い、新たな夢を持ち始めたヴァネロペは、この世界こそが自分の本当の居場所なのだと運命を感じていく。一方ラルフは、ハンドルが手に入ったら、親友ヴァネロペと元の世界に戻るのだと当然のように思っていた。次第にふたりの心はすれ違い、思わぬ出来事を引き起こす。
そして、インターネットの世界に崩壊寸前の危険が迫ったとき、ふたりの冒険と友情も最大の危機を迎える・・・。果たして<シュガー・ラッシュ>とふたりの運命は!?
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シュガー・ラッシュ:オンラインの主なキャスト
- レック・イット・ラルフ – ジョン・C・ライリー / 山寺宏一
- ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ – サラ・シルバーマン / 諸星すみれ
- カルホーン軍曹 – ジェーン・リンチ / 田村聖子
- フィリックス・イット・フェリックス jr – ジャック・マクブレイヤー / 花輪英司
- イエス – タラジ・P・ヘンソン / 浅野まゆみ
- ダブル・ダン – アルフレッド・モリーナ
- ノウズモア – アラン・テュディック
- シャンク – ガル・ガドット / 菜々緒
- JP・スパムリー – ビル・ヘイダー
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シュガー・ラッシュ:オンラインの感想
「ズートピア」のリッチ・ムーアと脚本家のフィル・ジョンストンが共同監督したディズニースタジオによる、コメディー色の強い友情物語。
インターネットの世界を舞台におっさんと少女が繰り広げるアドベンチャーで、複数の層に向けたネタが仕込んである遊び心満載の演出になっていて、ここ数年で見たディズニー映画の中では一番面白かったです。
もしかしたら僕がディズニー映画をこのブログで誉めるのは初めてなんじゃないかなぁ。今回は素直に楽しめましたね。
物語は、図体の大きなおっさんゲームキャラクター、ラルフと可愛くてレースの腕前ならだれにも負けないヴァネロペのベタベタの友情関係にフォーカスしています。
今の時代、少女とおっさんが自分たちのことをベストフレンドって呼び出したら危険な香りしかしないんだけど、そこはディズニーの世界なので目をつぶりましょう。
二人の関係性はさておき、インターネットの世界の描き方が想像力に溢れていて、インターネットって何?っていう子供、あるいは老人に説明するにはとてもいい例になっていたんじゃないかと思います。
この映画で描かれるインターネットの世界では、検索エンジンが窓口にいて調べ事をするユーザーにサイトを提案してくれ、カートに乗せてサイトまで連れて行ってくれます。
カートで移動中にもたくさんのサイトがネットの世界に広がるのが見えます。Amazon、eBay、フェイスブック、楽天などなんでもあります。
そこはまるでディズニーランドのような遊園地そのもので、インターネットの無限の可能性を伝えるのに十分すぎる描写になっていました。
一方、カートがサイトに到着すると、広告を持ったキャッチたちがラルフの前に現れ、クリックをせがんで来ます。
広告を掲げるキャッチたちは怪しく、その様子はネットの世界だけでなく、人間社会にも通じるものがあって、今ネットで起きていることを擬人化するとまさにああいうことなんだなぁと思っては感心しちゃいました。
これまでディズニーは「ズートピア」では動物を、「トイストーリー」では玩具を、「インサイド・ヘッド」では感情を擬人化してきたけど、この映画では「インターネット」というテクノロジーを一つの世界にまとめ上げていて新鮮ですね。
また、ずっとマジな役回りしかしてこなかったディズニープリンセスたちを笑いにしてる点に好感が持てます。
ディズニープリンセスが夢について語り出したら音楽が流れて歌を歌い出すところをディズニーがイジるっていう構図も面白いし、なにより自分たちを客観的に見る余裕があるのが素晴らしいです。
だってジブリが映画の中で他のジブリ作品をいじれるかって言ったらいじれないでしょ? 宮崎駿のキャラクターを登場させて、「おいじじい、早く引退しろ!」とか突っ込んだりすればいいのに。
前作もそうだったけど、ディズニーキャラクターはもちろん、他の企業のキャラクターたちまで登場させちゃう心の広さというか、遊び心はたまりませんね。
日本のゲーマーたちが見たらストリートファイターとかパックマンとかが出てきたら嬉しいだろうしなぁ。あれだけたくさんのカメオ出演があったらもう一度見ようかってなるし、やり方が上手いですよねぇ。
さすがにドラゴンボールは出てこないんだけど、エルサがカメハメ波するシーンがあって笑えます。あれは意図的にやったのかなぁ。確かに「ハー」って言ってるよね。
いずれにしてもフフフとなるシーンが多かったなぁ。ラルフに白雪姫の服を着せる下りもよかったし、エンドロール後のおまけシーンも噴きました。ラルフの踊り、腹立つわー。
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これであと名曲と呼べるテーマソングがあれば世界中で大ヒットしてたんじゃないですかね。ヴァネロペの歌もネタとしては悪くないけど、できればもっとみんなが口ずさむノリノリの曲があればなぁ。
まともな歌といえばエンドソングだけだったのが残念です。ちなみに日本語版では青山テルマが歌うそうです。側にいるよってやつじゃなくて新曲だってさ。
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