わたしあなたと恋に落ちるのが怖いの!とかヒロインが今にも言い出しそうなサブサブ恋愛ドラマ。お前みたいな女は一生恋愛するなって言いたくなる映画です。15点(100点満点)
四月の永い夢のあらすじ
近所のそば屋でアルバイトをしている27歳の元音楽教師・滝本初海(朝倉あき)は、代わり映えしない毎日を送っていた。ある日、3年前に亡くなった恋人が自分に宛てた手紙を目にする。さらに染物工場で働く青年からのアプローチを受け、教師時代の教え子とも再会し、彼女の日常は変化していく。
シネマトゥデイより
四月の永い夢の感想
中川龍太郎監督による、モスクワ国際映画祭で賞を獲ったらしい、ヒロインがただうじうじするだけのナルシスト物語。
脚本が不自然で、演技が下手で、見どころが少なく、悲観的に生きている主人公が悩んでますアピールをして終わっていく、いかにも日本映画的な人間ドラマ。
系統でいうと「夜空はいつでも最高密度の青色だ」や「月と雷」などと同じで、自分の不幸な状況に酔った主人公が人には言い出せないトラウマと思いを抱えながら、ただただ人生をつまらなそうな顔をしながら生きる、はた迷惑な話です。
物語は、自殺した恋人のことが忘れられない元教師の滝本初海が、意を決して恋人の家族の家を訪れ、ふっきれるまでを描いていきます。
その間に昔の教え子にばったり会ったり、バイト先のお客さんに好意を寄せられたり、花火を見たり、といった出来事があるだけでストーリー的にも絵的にも大変つまらない内容になっています。
肝心なことには一切触れずに最後まで行きます。なんで彼氏が自殺したのか。滝本初海が一体何をやらかしたのか。
そこを描写しないで、なんとなく「彼氏が死んだので私ずっとこんなつらい顔してます、すみません」って感じで来られてもね。共感も感情移入もしようがないし。
あとセリフの不自然さが度を越していて、例えばデート中に男が女に向かってこんなことを言ったりします。
「滝本さんってどんな人なんですか?」
これを第三者じゃなくて、本人に聞くっていうね。あなたの性格ってどんな感じですか? いい人なんですか? それとも悪い人ですか?みたいな話ですよ。
どう見ても蕎麦屋みたいな駅の食堂でサンドイッチを注文したり、色々とセンスないなぁ。
僕はこの映画のヒロインみたいなタイプが大嫌いなんですよ。基本自分は社会の、あるいは人生の被害者だって思っている、ただの自己陶酔女じゃないですか。知らねえよって。
「私のこの気持ちを理解してくれる人は誰もいないの。だからできれば私のことをそっとしておいて。お願いだからそっとしておいて、ねえ、聞いてるの? ねえってば。そっとしておいてって言ってるじゃない」ってうるさい奴。
もちろん言葉に出しては言わないですよ。でも顔にそう書いてるんですよ。あなたの周りにもいませんか、不幸自慢が大好きな奴。
誰も聞いてないのに「前の彼氏と色々あって今はとても恋愛する気になんてなれなくてぇ」とかいう奴。もはや悦に入っているんですよね、不幸であることの。
昔の恋人とのことが忘れられないんだったら、そもそもデートに行くなよ、相手に失礼だから。どう見ても向こうはノリノリで来てるのにデート中につらそうな顔されてもね。あんなにテンションの低い、トークもさして面白くない女のどこに惹かれるんだよ。苦痛でしかないだろ。
こういう映画が邦画に多いのは、それだけ日本人にうじうじメソメソ野郎たちが多いっていうことなんでしょうね。
コメント
それんして、もなんとか映画祭とかってロクなもんないですね・・。
映画男批評祭とか作ってもらえますか。
たぶんぶっちぎりですよ!
映画祭も当たりはずれありますよね。
点数ないんですか?点数もつけられないくらいダメ?
点数忘れてました。
視聴者の「好き」か「嫌い」かは作品が「良い」か「悪い」かとは全く関係がない。
それがわかっていない時点で、この記事はもはやレビューですらない。
こんな駄文垂れ流している時間あるなら、さっさと回線切って死ね。
上記のコメントをしたものです。
いらいらしていたとはいえ、言ってはいけないことを言ってしまいました。
「死ね」という発言は取り消します。
非常識な発言で皆様に不快な思いをさせたこと、謹んでお詫びいたします。大変申し訳ありませんでした。
(コメントが反映されているかわからないので、同じ内容で複数回コメントしています。管理人様、申し訳ありません)
気にせずにまたコメントしてくださいね。