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ア・ゴーストストーリーはホラーと見せかけたクソ恋愛!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

スローで、退屈で、最後まで集中することが不可能に近い駄作。

大切な人を亡くしたことのある人なら登場人物の気持ちが分かるはず!とかいう奴がたくさん出てきそうな映画。15点(100点満点)

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A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリーのあらすじ

ミュージシャンの男はテキサス州ダラスの郊外の家で妻と二人で暮らしている。妻は引っ越しを強く望んでいるものの男はその家に愛着を抱いていた。

ある晩、二人は夜中に物音を聞いて起き上った。二人しかいないはずの家からピアノの音が聞こえたのだ。

別の日、男は家の前で交通事故に遭い、この世を去った。病院で男の遺体を前に妻は絶望を感じていた。妻が部屋からいなくなると、死んだはずの男が起き上がり、シーツを被ったまま病院の通路を歩きだす。

看護婦や患者は男の存在に気づいていない様子。男はそのまま自分が妻と暮らした家を目指して歩いていき、嘆き悲しむ妻をじっと見守ることにする。

A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリーの感想

ピートと秘密の友達」、「セインツ-約束の果て-」のデヴィッド・ロウリー監督によるホラー映画かと思いきや、ただのジメジメ恋愛ドラマです。主演はケイシー・アフレックとルーニー・マーラ。

物語は、成仏できなかったシーツに被ったお化けが妻にまとわりついて嫉妬したり、ウジウジしたりする話です。

唯一、素敵なのは音楽だけです。あとはダメダメです。なんだったらこの曲だけ流し続けてくれたらよかったのに。

死によって愛する人と一緒にいれなくなった悲しみを、死者の目線でつづった斬新な部分はあるものの、ホラー映画かのような釣りタイトルとスローなテンポに耐えられませんでした。

これといったエピソードがないんですよね。男が死ぬ>お化けになる>家に居座る>妻が引っ越して出ていく>家に居座る>妻が残していったものが気になる>妻の残したものを見つけ成仏する、っていうだけの話です。

上映時間が90分程度なのが唯一の救いですね。しかしその90分の多くの時間を固定カメラで長回しする方法を取っていて、なかなかつらいです。特にパイを食べるシーンなんて5分ぐらいあったんじゃないの?

あのシーンに夫を亡くした苦しみ、悲しみが詰まっていると言ったらそれまでだけど、あのシーンを見させられているこっちの苦しみ、悲しみも考えてもらいたかったですね。

全体的に詩的で、作り手と登場人物の自己陶酔感が半端なく、私悩んでますアピールがひどいです。

系統としては「ツリー・オブ・ライフ」、「トゥ・ザ・ワンダー」、「聖杯たちの騎士」などと同じ路線ですね。好きな人は好きなんでしょうね。

批評家の評価がやたらと高く、日本人でも一部の人たちには受けると思います。確かに謎も残しているし、あのシーンってどんな意味なんだろうと思わせるシーンもあるんだけど、いかんせんつまらないから、そういうところに時間を使いたくなくなるんですよね。

あと、画面をあえて正方形の比率にして、角を丸くするという、つまらない「こだわり」で撮っていて、ああいう芸術路線アピールもいらないです。「Mommy/マミー」でも同じ手法が使われていたけど、お前がやるなよって感じでしたね。基本もできてないのに試合でトリッキーな動きをする素人格闘家みたいで痛いです。

僕的には、シートを被ったお化けが出てきた時点でアウトでした。まずシーツを被る意味がないし、誰にも見られていないんだったらそのままの姿で堂々としていればいいし、なによりシーツの目の部分だけ穴?が開いているんですよ。

お化けなのに目の部分に穴が開いてないと見えないの? じゃあなおさらシーツ取ろうよ。

それに病院から家まで歩いていけるなら、恋人が引っ越したときもついていけばよかったじゃん。付きまとうならとことん付きまとえよ。なに暖かく送り出してんだよ。自立した娘の旅立ちじゃないんだから。

なにより手紙読んだくらいで成仏できるんだったら最初からとっとと天国行けって話なんですよ。それにあの手紙にどんな魔法の言葉が書いてあったんだよって。

そもそもお前充ての手紙かどうかも分からないのになに勝手に自分宛に違いないとか解釈しちゃってるの? どこから沸いてくるんだよ、その自信は。

コメント

  1. RenoBank より:

    いつもお世話になります。
    僕は、予告編を見てウォッチリストに入れて時間のあるときに消化するという
    感じで楽しんでいますが、ここで事前チェックすると結構あるんですね。
    このゴーストストーリーや、マローボーン家の掟などもそうですが、なかなか
    いい予告編をやってくれるもんですから、期待して視聴しだして小一時間ほど
    経ったとこらへんで崩れてくるっていうの。
    その点、ここで50点以上ならまず間違いありません。
    映画の序盤が少々退屈でも必ず見せ場があって納得できます。この安心感は
    絶大です!
    ということでゴーストストーリーも早速ウォッチリストから削除!
    ありがとうございます。