未来のスポーツ体験ができる生配信サイト、XRstadium(エックスアールスタジアム)でVR機器を使って野球観戦をしてみたので、レビューしたいと思います。
XRstadium(エックスアールスタジアム)とは?
エックスアールスタジアムとはSupership株式会社が運営するサービスの一つでVR機器を使ってスポーツ観戦ができる配信プラットフォームです。
VR事業のためにSupership社はKDDIと提携し、スポーツや音楽などをスタジアムで観戦する体験をユーザーに提供していきます。
現在のところは野球観戦に限られていますが、今後、有名ミュージシャンのライブを会場で見ているかのようなバーチャル体験ができるようになったり、ほかのスポーツ観戦もできるようになるでしょう。
これは革命的なことで将来的には五輪やW杯といった国際イベントもVRで観戦できるようになりそうですね。生配信をどこよりも先駆けて始めたのはセンスありすぎです。
XRstadium(エックスアールスタジアム)は何がいくらで見れるの?
前述の通り、現在のところ観戦できるスポーツは野球に限られます。それもパリーグの30試合以上を予定しているそうです。観戦できる試合会場はこちら。
- 札幌ドーム
- メットライフドーム
- ZOZOマリンスタジアム
- 京セラドーム大阪
- 楽天生命パーク宮城
僕が見たのは日本ハム対オリックス戦。気になる値段は1試合500円です。
今の所1試合いくらといった値段設定になっていますが、今後月額固定料金になることは十分にありえますね。1ヶ月1000円でプロ野球見放題とか、Jリーグ見放題とかになったら流行りそう。
日本のコンテンツだけでなく、メジャーリーグやスペインサッカーなんかも入ってきたらすごいことになりそうですね。
XRstadium(エックスアールスタジアム)はどうやって見るの?
エックスアールスタジアムは、オキュラスGO、Gear VR、MirageSolo、DaydreamView、スマホ + VRゴーグルを使って専用アプリで見ることができます。僕はオキュラスGOで鑑賞しました。
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XRstadium(エックスアールスタジアム)は視点を変えられる
エックスアールスタジアム最大5つの視点から選んで観戦することができます。試合会場によってもカメラが設置されているところは違うようですが、おおよそこんな視点が用意されています。
- バックネット
- ビジター1塁側フィールドエリア
- センター
- ホーム3塁側フィールドエリア
- ホーム3塁側ベンチ付近
バックネットの視点はこんな感じ。
センターだとマウントを映したモニターが付きます。さながら会場にいる雰囲気のまま。
三塁側だと控えのピッチャーがアップをしている姿も見れます。こういうのがいいね。
願わくば審判目線のカメラもあると最高なんですけどね。それがあったらすごくないですか?
XRstadium(エックスアールスタジアム)の機能色々
エックスアールスタジアムには試合を楽しむための様々な機能が付いています。例えばこんなものがあります。
- 解説・コメンテイターの音声
- チャット機能(応援ができたり、他のユーザーと会話ができる)
- 試合情報(得点、ストライク、ボール、アウトや選手情報などが分かる)
なにげに面白かったのがチャット機能です。まだまだ改善の余地ありですが、ここで他のユーザーと交流ができます。
チャットはなぜかタイプすることができず、音声認識で行われるようになっています。僕は使い方が分からなかったことがあったので、ここで他のユーザーに色々と助けてもらいました。
XRstadium(エックスアールスタジアム)のメリットデメリット
デメリット1 配信が途中で止まる
まだまだ技術が未熟だからかエックスアールスタジアムは試合中、止まることが何度かありました。それもワンアウト満塁という結構重要な場面で止まったので「おい、こら」ってなりましたね。こちらのネット環境の影響もありますが、まだまだ改善点はありそうです。
デメリット2 解像度がやや荒い
僕はそんなに気になりませんでしたが、4Kテレビで見慣れている人にとっては解像度が荒いと感じるようです。何人かチャットで「解像度が汚いなー」といったコメントをしている人がいました。これも技術的な問題なので時間が解決してくれるでしょう。
メリット1 試合会場まで行かなくていい
最大のメリットはこれに限りますね。試合会場に行かずして会場の雰囲気を楽しめるなんて最高じゃないですか。これ、本当に革命的なことだと思いますよ。
特に遠方に住んでる人からしたら助かりますよね。それこそ世界中のコンテンツが見れるようになったら「距離」というハードルがなくなりますね。
メリット2 新しい体験ができる
最大のメリットはこれに尽きると思います。VRをまだ体験したことがない人にはあまり響かないかもしれないけど、一度この感覚と興奮を味わうとはまります。
選手がすぐそこにいる感覚。会場の人たちの表情と歓声。確かに技術的にまだまだなところもあるんですが、VRの可能性を想像するだけでも僕はワクワクしますね。
XRstadium(エックスアールスタジアム)の感想まとめ
日本のプロ野球をお金を払って何回も見たいかといわれると正直それほど見たくないです。ただ、一つの新しい体験としてはお金を払う価値があります。それに今後コンテンツが増えたらもっともっとも面白くなりそうですね。
VRでのスポーツ観戦は今後、動画配信サービスの主軸の一つになるでしょう。近い将来、一人につき一個はVR機器を持つのが当たり前になるかもしれません。
VRの世界は言葉だけじゃ伝わらない歯がゆさがあるので、もうとにかく一度やってみて、としか言えません。
コメント
凄いですね!
とっても欲しくなりました。
こないだ閉幕したW杯でも、今回初めてVARというのが導入されましたよね、こちらはヴィデオアシスタントレフリーだったか・・
あの映像を見てビックリ。
審判のタイプや誤審もゲームのうち、とかなんとかいいだすと議論が違ってくるのですが、とにかく映像スペクタクル的な醍醐味はハンパないっす!
僕のようななまくら坊主にはもってこいのツールだろうと思います。
とにかく、本物の3Dの凄いのは先述の通りUSJで体験済みですので、自宅で体験できることがとても楽しみです。
さっそく、Amazonでポチります。
そうそう、画質がイマイチという話が出てましたけど、W杯の時もそれは感じました。
いま65インチ4K液晶テレビで楽しんでいるんですが、僕はてっきり4K放送してくれるものを思い込んでいたんです。ところが、どうも画質がスッキリしないので確認したら普通のハイビジョンだったんですね1080です。
もうこれだと65インチでは逆に荒い感じで宝の持ちグサリでしたよ。
デメリット2:で報告されている件は、XRstadiumのコンテンツの話ですか、それともオキュラスGOのスペック依存の話なのでしょうか・・?
解像度についてはOculus Goは2560 x 1440だそうです。ユーザーが荒さを感じるというのはむしろXRstadium側の問題だと思います。
さっそくありがとうございます。