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CIAの深い闇はアメリカが怖くなる!感想とネタバレ

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CIAの恐ろしさが分かる、人体実験とそれに関わった人々をテーマにしたドキュメンタリー。政府の陰謀とかスパイ映画が好きな人が見たらぞくぞくするはずです。58点(100点満点)

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CIAの深い闇のあらすじ

冷戦のさなか、CIA(米中央情報局)が一般市民を実験台にして秘密裏に行った人体実験を取り上げる。CIAは共産主義勢力に対抗するため、マインドコントロールテクニックの開発に積極的に取り組んだ。

幻覚剤LSDを囚人に長期間投与したり、完璧な暗殺者を作り出すため患者に強い電気ショックを繰り返し与えたりした。さらにCIAの非人道的な行為を見た1人の科学者がホテルから転落死した謎にも迫る。

http://natgeo.nikkeibp.co.jpより

CIAの深い闇の感想

ナショナルジオグラフィック製作によるアメリカの諜報機関CIAの悪の歴史をつづったドキュメンタリー番組。

CIAが冷戦時代にいかに秘密裏で人体実験を繰り返してきたか、またCIAに関わった人たちを消し去ってきたかを関係者、被害者のインタビューをもとに掘り起こした記録です。

メインのテーマは、ホテルの13階から落ちて死亡した科学者の事件といってもいいでしょう。転落死として処理された不可解な”事故”はしかし真相を追っていくと転落する前に頭部を殴られていた形跡が見つかり、明らかに事件性があるとされながら遺族が政府を訴えても退けられ、真相は闇の中に葬られました。

死亡した科学者はCIAのトップシークレットである研究や実験を率いた過去があり、殺されたのは秘密が外部に洩れることをCIAが恐れたからではないかとされています。

CIAがトップシークレットの漏洩を恐れていたのは冷戦当時、生物兵器や化学兵器の研究と実験を進めていたからです。

それもかなり非人道的なことをやっており、風邪の薬の治験だといってボランティアにサリンの実験をしたり、ニューヨークの地下鉄に菌を撒いたりなど、とにかく滅茶苦茶してたみたいですね。

サリンといえばオウム真理教の事件が思い出されますが、アメリカが1950年代に生産していた事実があるんですね。もともとはそれよりもはるか前にドイツ軍がサリンを合成することに成功していたらしく、なかなか長い歴史があるようです。

アメリカなんて他国がサリンを使ったら逆上してすぐ攻撃を始めるくせに自分の国の一般人に人体実験してるっていうね。本音と建前のギャップがありすぎ。

ほかにも冷戦当時のCIAは、LSDを飲み物に混入させて隠し事を自白するかどうかを試したり、強い電気ショックを与え、催眠術を施し、洗脳をして記憶を失わせ、逮捕されても絶対に自白できない殺人鬼を作る実験など、信じられないテストを繰り返していたそうです。

ロバート・ケネディ上院議員の殺害事件の犯人はその実験の被験者だったんじゃないのかといった疑惑まであり、闇が深すぎて飽きれるレベルですね。ジョンFケネディ大統領の暗殺もCIAが関わっていたという噂はよく聞きますよね。

ケネディ一家の事件については関連本もたくさん出ているし、読むとアメリカ政府の闇が伺えて面白いですよ。僕もたくさん読みました。

今の時代にこんなことをしたらすぐに情報が洩れるでしょうが、情報が遮断されていた当時は何をやってももみ消すことは簡単だったのでしょうか。

とはいえまだこのようにドキュメンタリー番組で取り上げられたり、ノンフィクション本がたくさん出版されるだけ、アメリカはジャーナリズムが生きているのが救いですね。

日本なんてテレビ局がまず政府の言いなりだし、話題にすらなっていない事件や国民に全く知らされていないことのほうが多そうだもんね。

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