【動画】ミス・シャーロックは原作者に謝れ！感想とネタバレ

面白い要素が一つもない視聴者の時間を奪うだけ奪っていく時間泥棒シリーズ。今すぐ打ち切ったほうがいいドラマです。5点（100点満点）

ミス・シャーロック/Miss Sherlockのあらすじ

全世界の映画・ドラマ史上、最も多く映像化されているキャラクター、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソン（ギネスブック認定）。シャーロック不変の圧巻の謎解きはそのままに、この世界一有名な2人を大胆不敵な新解釈で捉えた、未だかつて誰も見たことの無い、全く新しい究極の本格ミステリードラマ！

あのシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが、もし現代の東京にいたら・・・？しかも、ふたりとも日本の女性だったら・・・？

2人が出会う事件とトリックは、コナン・ドイルの正典に敬意を込めつつ、現代の東京にふさわしいものにアレンジ。シャーロックの人間離れした観察眼と知識、推理力を武器に、凄まじいスピードで次々と難事件を解決し、人間の心の闇にまで迫るスリリングなドラマが展開していく！

Huluより

ミス・シャーロック/Miss Sherlockの感想

HuluとHBOアジアによる合作しょぼしょぼドラマ。19カ国で放送されているらしい、世界に恥を晒した日本を代表する低クオリティーシリーズです。

シャーロックことイギリス生まれの日本人双葉・シェリー・さらが外科医の橘和都（たちばな・わと）とコンビを組んで殺人事件を解決していく推理劇で、推理と呼ぶにはおこがましい、証拠一切なしの辻褄あわせゴリ押し理論で事件が解決してしまう子供だましの内容に付き合うのはかなりハードルが高いです。

見ていてちっともハラハラしないストーリー。どうでもいい犯人探し。現実味のないトリック。説得力のない後付けの解釈と種明かしのせいで全く楽しめませんでした。エピソード１を最後まで見れたらかなり頑張ったほうだと思います。

キャストたちの演技は全滅ですね。竹内結子扮するシャーロックのキャラがサブサブで、よくある刑事ドラマの凄腕刑事キャラをそのままコピーして女版にしただけのインスタント役作りに驚かされること間違いなしです。

社交性がなくて、がさつで、図々しくて、皮肉家で、でも事件となるとものすごい観察力を発揮するっていうキャラクターはもういい加減見飽きたよ。

ヒロインの観察力の鋭さが度を越えていて、ちらっと誰かを見ただけでその人の職業を言い当て、シリアから帰ってきたばかりだとか分かるんだって。

その根拠がシリアとの時差の分だけ腕時計の針が遅れていただなんだという、しょうもない決め付けで、それでもなぜか登場人物たちみんなが納得してしまう、一事が万事その調子で話が進んでいくシュールな世界になっています。

竹内結子は普段、口にしないような専門用語がたくさん出てくるからか頑張って難しいセリフを覚えました感が出てて笑えますね。

なんで日本のドラマに出てくる登場人物ってあんな変な喋り方するのか分からないんですよ。まるで海外ドラマを吹き替えで見てるみたいな感覚になるんだよなぁ。もっと普通に喋ろうよ、普通に。

例えばこんな喋り方ね。日本のどこにこんな喋り方する奴らいるんだよ。

相方の貫地谷しほり扮する橘和都をはじめ、犯人、脇役とほぼほぼ全員がいちいちわざとらしい演技をしているので、誰だこんな演出をするのはと思っていたら監督の中に「リトル・フォレスト」の森淳一監督の名前があって合点がいきました。さすがだわ、このファンタジー感。

これ、名探偵シャーロック・ホームズと相方ワトソンが「もし現代の東京にいたら」という新解釈のもとに描かれるミステリードラマなんだって。もし原作者が生きてたら、ぶん殴られるレベルですよ。

もうこれ以上なにも言わないから原作者アーサー・コナン・ドイルのお墓にまで今すぐ謝りに行こう。