メキシコが生んだ天才映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。ハリウッド進出後アカデミー賞を獲得し、大成功を収めた彼のおすすめ作品をランキングにして紹介します。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品ランキング
6、バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
まるでワンカットで撮影したかのような撮り方が話題になったニューヨークのブロードウェイをテーマにしたシュールな舞台劇コメディードラマ。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品の中では最もつまらなく、駄作といってもいい出来ですが、なぜかアカデミー賞に輝いています。一般人というより玄人向きの作品ですね。
正直これは見ないでいいと思います。
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のレビューを読む
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)はTSUTAYAで視聴できます
5、BIUTIFUL ビューティフル
スペインを舞台にした不幸で悲観的な群像劇。映像はまあまあきれいだけど、肝心なストーリーがいまいちです。
主人公を演じるのはスペインのワイルド俳優ハビエル・バルデム。彼が裏社会に生きる末期癌の男という、かなり無理やりな役を演じさせられています。
この作品もどちらかというとスルーしていいです。
BIUTIFUL ビューティフルはTSUTAYAで視聴できます
4、レヴェナント: 蘇えりし者
1820年代のアメリカ西部を舞台にした壮絶な復讐劇。映像よし、演技良し、ストーリーはもうちょっとな作品です。
このときの演技でレオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞に輝いています。確かに彼の瀕死の状態から復活するまでのパフォーマンスは見ものです。
レヴェナント: 蘇えりし者のレビューはTSUTAYAで視聴できます
3、21グラム
心臓移植によって複数の男女が絶妙につながっていく様子を描いた人間ドラマ。ショーン・ペン、シャルロット・ゲンズブール、ベニチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツとそれぞれの出演者の演技がいいです。特にナオミ・ワッツの泣き演技にはしびれます。
ちなみにタイトルの「21グラム」は、人が死ぬと魂の重量だけ21g減るという実際に行われた実験を元にしたものです。
2、アモーレス・ペロス
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の名前を世界に知らしめたメキシコを舞台にした犯罪群像劇。
この映画があまりにも面白かったせいで大興奮したメキシコ人の友達が絶対に見ろ!とすすめてくれた作品です。メキシコ人たちの間ではしばらくこの映画の話題で持ちきりだったほど、社会現象を起こした映画です。
メキシコで大ヒットを記録したのはもちろんアメリカでもかなり話題になりましたね。音楽、映像、そしてこれを機に世界的に有名になったガエル・ガルシア・ベルナルが格好いいです。
1、バベル
日本とメキシコとモロッコとアメリカを股にかけたスケールの大きな人間ドラマ。それぞれのエピソードが絶妙に交差する様子が快感で、日本のシーンもかなり綺麗に撮れています。
菊池凛子が大成功したのもこの映画がきっかけで、アカデミー賞にまでノミネートされましたね。それぐらい体を張った素晴らしい演技をしていました。
問題があるとすれば日本人にはこの映画の凄さがほとんど理解されていないところですかね。ぜひとももっとたくさんの人に見てもらいたいですね。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が関わったその他の映画作品
11’09”01/セプテンバー11
911の同時多発テロ事件をテーマに世界各国の監督が集結して撮ったオムニバスショートストーリー。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督のほか、日本からは今村昌平監督が参加しています。
11’09”01/セプテンバー11はTSUSTAYAで視聴できます
美しい人
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが製作総指揮、ロドリゴ・ガルシアが監督を務めたシュートストーリー。ドラマチックかつ芸術的。センスのいい物語を集めたおすすめの一本です。
ちなみにロドリゴ・ガルシア監督はノーベル賞作家ガルシア・マルケスの息子です。彼も僕の好きな監督の一人です。
愛する人
同じくアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ製作総指揮、ロドリゴ・ガルシア監督のコンビでお届けする母親をテーマにした群像劇。意外性あり、感動ありのいい話です。
それにしてもこの二人が組んだら最高の映画ができますね。
まとめ
この他にもいくつか日本未公開の作品がありますが、ここでは省きました。
いずれにしろここで紹介したランキング上位の作品と彼が製作総指揮で参加している作品は本当にいい作品なのでぜひ見てくださいね。
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