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映画ピーターラビットはラップで爆笑!感想とネタバレ

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親子で見るにはちょうどいい動物を使ったファミリーコメディードラマ。笑えるし、上品だし、終始平和な話です。67点(100点満点)

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ピーターラビットのあらすじ

イギリスの湖水地方。いたずら好きなうさぎのピーターと心優しい女性ビア(ローズ・バーン)が暮らす家の隣に、ロンドンから神経質そうな青年マグレガー(ドーナル・グリーソン)が引っ越してきた。

彼がビアに惹(ひ)かれたことで、ピーターとマグレガーはライバル関係になる。さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、マグレガーも反撃を試みるが……。

シネマトゥデイより

ピーターラビットの感想

ウィル・グラック監督による世界的人気絵本の実写化。いわば可愛いうさぎやその他の動物を擬人化して、言葉を喋らせ、服を着させて、面白いことを言わせる映画です。

ズートピア」や「SING/シング」とかもそうですが、動物の擬人化映画は狙いどころや落としどころなど、まあワンパターンですよね。

それに普段喋らない動物が生意気なことを喋るだけでも笑いが起きやすいし、ずるいっちゃあ、ずるいんですよ。特別なアイデアがなくても一応形にできるから。

なにより赤ん坊とか小動物を使って視聴者の注意を引くとか最も姑息な手段じゃないですか。

しかしそれを踏まえたうえで見ても、この映画は正直可愛かったし、面白かったです。やられました。

理由はなんでしょうね。動物たちが品のあるイギリス英語を喋るっていうギャップが良かったのかもしれません。紳士風のブタとか笑えるじゃないですか。

うさぎにしろ、ブタにしろ、鹿にしろ、人間たちにしろ登場キャラクターたちがどこかみんな上品なんですよね。だから安心して家族で見れますよ。

うさぎがなんであんなジャンプ力があるんだよとか突っ込みどころは多々あるものの脚本が良く出来ていて、ちょくちょく笑えました。会話が面白い。

物語は、田舎町の家でうさぎたちと暮らすビアの隣に若い男マグレガーが引っ越して来るところから本題に入ります。

マグレガーは叔父さんから屋敷を譲り受けたはいいが家や庭は荒れ放題。さっそくうさぎたちを追い払おうとしますが、うさぎたちもビアと仲良くするマグレガーに嫉妬し、彼を追い出そうと反撃に出る、というのが筋書きです。

うさぎのアクションアドベンチャーストーリーと平行して、人間のカップルの恋愛ドラマを展開させるところがうまいです。

マグレガーとうさぎたちが憎しみ合うのに比例するように、マグレガーとビアが愛し合っていき、終盤はその逆の展開を作ってドラマチックにし、最後はハッピーエンドにつなげる、という点においてはベタで王道なストーリーだけれど、素朴でやりすぎ感がないのがいいです。

これでうさぎを使ってなんとか視聴者を泣かせようといった演出で攻めてきたら嫌だったんですが、そういうことはなかったです。

また、音楽の使い方が効果的でした。Steal My Sunshineとか懐かしいですねぇ。

うさぎたちのスローモーション歩きから鳥のラップにはまんまと爆笑しちゃいました。

もしかすると、この映画の影響でうさぎを飼いたいとか言う子供が日本にも増えちゃうのかなぁ。

子供のときにうさぎを飼っていたからいうけど、うさぎって飼っても全然面白くないからね。犬みたいに一緒に遊べないし、猫みたいに体を寄せてきたりもしないし。

もちろんこの映画で描いてたように謝るときに可愛くおでこをつけて来たりもしませんよ。そもそも謝るっていう概念がうさぎにあるのかよっていう話なんですが。

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