海外では異様に評価の高い、超絶退屈な連続殺人鬼SFドラマ。演技やキャラクターがいまいちで、監督もキャストもろくな仕事してません。10点(100点満点)
アイム・ノット・シリアルキラーのあらすじ
田舎町に暮らす葬儀屋の息子で、遺体や殺人に異常な関心を抱く16歳のジョン(マックス・レコーズ)は、反社会的な傾向があると診断される。ある日、犠牲者の体から内臓の一部を持ち去るという連続殺人事件が発生し、興味をそそられ自ら犯人捜しに乗り出した彼は、ついに猟奇殺人鬼の正体を突き止める。
シネマトゥデイより
読者のKariotさんのリクエストです。ありがとうございます。
アイム・ノット・シリアルキラーの感想
ビリー・オブライエン監督による、しょぼしょぼSFスリラー。
ヨボヨボのお爺ちゃんに乗り移ったエイリアンが次々と隣人たちを殺していく様子を、死体と殺人に興味のあるコミュ障の少年の目線から描いた救いようのない作品。
テンポが悪く、1時間経っても物語がろくに動き出さず、ただただ少年がおじいちゃんの行動をストーカーのように監視しするだけです。
無駄なシーンが多すぎて、あいつは一体なんだったんだよという登場人物しか出てきません。いじめっ子のクラスメイトとか主人公ジョンに好意を寄せていた女の子とか必要だった?
肝心のジョン役を演じた俳優の力不足感が半端ないですね。オタク感を出したかったのか変人っぽさを表現したいのか、あれでソシオパス(社会病質者)とか言われてもね。
ただの友達がいない暗い奴じゃん。あの少年から気味の悪さとか、何かしでかしそうな雰囲気が全くないんですよね。セリフがちょっと過激なだけで。
おじいちゃんキラーは町の住人たちはもちろん警官を殺してもおとがめなしで、平然と生活しているし、あれだけ証拠も残してるのに誰も犯人を見つけられないし、町全体のレベルが低くないですか? 住人全員アホだろ。
あのヨボヨボのおじいちゃんのどこに恐怖を感じろっていうんですかね。ちなみにおじいちゃん役はバックトゥーザフューチャーのドク博士でお馴染みのクリストファー・ロイドです。
彼はいまだに当時のイメージを引きずっていて、何の役をやってもドク博士にしか見えないんですよ。デロリアンに乗って登場するならまだしもねぇ。
そして終盤では少年VSおじいちゃんエイリアンの対決というには申し訳ないミニバトルによってエイリアンはあっけなく消え去っていく、というオチが待っていました。
あんなに人を次々と殺していたエイリアンが頭をちょっとぶつけただけで気絶し、紐で手足を縛られただけで動けなくなるのが笑えます。
なんていってもエイリアンのデザインがダサっ。黒焦げの犬じゃん。
このためにわざわざ最後まで見たかと思うと、ため息しか出ませんでした。ツイッターでも呟いたんですが、クソみたいな映画なので感想を書くかどうか2、3日本気で迷いました。
アイム・ノット・シリアルキラーがつまんなすぎてつらい!それでも読者さんのリクエストだから余計につらい#アイム・ノット・シリアルキラー
— eigaotoko (@eigaotoko2012) 2018年5月30日
ある意味、このもやもやを成仏させるために書きました。不思議なのがこの映画、なぜかアメリカでは評価が高いんですよね。一体僕は何を見落としたんでしょうか。
まさか、これを深読みする人いないよね? え? いるの? 嘘でしょ?
コメント
リクエストにお応えいただきありがとうございます(^ ^)
最後まで見ていただきなんだか申し訳ないです…
エウリアンオチは酷すぎました。デザインも改めてみるとダサいですね…
次は面白い作品のリクエストをお待ちしております。ありがとうございました。