ハリウッド的はちゃめちゃ空手道ドラマ。突っ込みどころは満載だけれど、懐かしいし、見ていても悪い気はしないシリーズです。50点
ドラマ・コブラ会(COBRA KAI)のあらすじ
ジョニー・ロレンスはカラテ大会の決勝でダニエル・ラルーソーに敗れてから34年後、妻と息子からは見放され、職を失い落ちぶれた生活を送っていた。
それに対し、ダニエル・ラルーソーはカーディラーとして地元で大成功を収めていた。TVでは彼のCMが流れ、街の至るところで彼の会社の大きな看板を見かけるほどだった。
ジョニー・ロレンスはダニエル・ラルーソーの看板やCMを見る度に虫唾が走った。いまだに決勝で敗れたことを根に持ち、心底恨んでいた。
ある日、ジョニー・ロレンスはなけなしのお金でコンビニにピザを買いに行くと、高校生の不良たちと出くわす。不良たちはコンビニの店員のミゲルに絡み、必要以上にいじめるのだった。
それを見たジョニー・ロレンスは仕方なく仲裁に入ると、不良たちはジョニー・ロレンスにまで攻撃をしかけてくる始末だった。
まもなくジョニー・ロレンスはたった一人で空手を使って不良たちを撃退する。これがきっかけで助けてもらったミゲルはジョニー・ロレンスに頼み込んで空手を教えてもらうことに。
こうしてジョニー・ロレンスは自分が受けてきたコブラ会の教えてをミゲルに伝授することになる、、
ドラマ・コブラ会(COBRA KAI)の感想
ターゲットはずばり「ベスト・キッド」を昔に見たお父さんとその息子ですね。
親子で見たら、お父さんは懐かしさにジーンと来て、子供は分かりやすい漫画のような空手ストーリーに引き込まれるでしょう。
しかしながら本気で空手をやっている、あるいはやっていた人にとってはふざけんななシーンが多々あって、空手家たちには怒られてもおかしくないです。
まず、空手着がドラゴンボールの道着みたいだし、首を絞めたり、肘うちしたり、カポエラをやりだしたり、ルールがとにかくはちゃめちゃです。
コブラ会の先生なんて練習中、マットの上で靴を履いたままだったり、突っ込みどころは多いです。
コブラ会の先生ジョニー・ロレンスを含め、生徒たちはもれなく弱そうなのも笑えるし、もうちょっとちゃんと練習してから撮影に臨もうよっていうレベルのアクションシーンで埋め尽くされています。「ベスト・キッド」の宮城さんはもっと動けたんですけどねぇ。
一事が万事そんな感じでかなり雑だし、決してクオリティーは高いとはいえないんだけど、ストーリーの意外性と登場人物の人物描写はなかなか味があって面白かったです。
「ベスト・キッド」の続編って聞くと、どうせダニエルさんがまた正義で、コブラ会の悪党を倒すって思うでしょ?
そうじゃないんですよ。前半こそいじめっ子といじめられっ子、正義と悪の対決といったベタな構図になっているんだけど、話が進むにつれて善悪のバランスが崩れていくんです。
あの見るからに優しそうなダニエルさんが悪くなったり、極悪非道なコブラ会の先生ジョニー・ロレンスが人間味を見せたりするところに魅力を感じましたね。
脚本もなかなか良く、会話はユーモアに溢れ、哀愁と新しいネタを上手く混ぜています。ラストにはちょっとしたサプライズまであります。
決して大人がマジで見る映画ではないし、薄っぺらいんだけど、ハリウッドって子供から大人まで巻き込むシンプルな話を作るの本当に上手いですよねぇ。
僕は子供のときに「ベスト・キッド」を見て、大興奮したのを覚えています。何回見たことか。鶴の舞いとか真似したりしてね。
宮城さんを演じた日系俳優のノリユキ・パット・モリタさんはすでに亡くなってしまったので、彼の回想シーンではちょっとぐっと来てしまいました。
子供のとき僕は空手をやっていたんですが、「ベスト・キッド」後に始めたのか、前だったのか今では思い出せません。もしかしたら「ベスト・キッド」の影響だったかも。
劇中に描かれている空手はめちゃくちゃだけど、この映画のおかげで空手を始めたっていう外国人も少なくないだろうから、空手家の人たちも完全には否定できないところがあるんじゃないかな?
>>過去のベストキットシリーズはU-NEXTで視聴できます。
コメント
ジョニーは共和党支持、ダニエルは民主党支持ですね。
コブラ会はファンの民度がゴミ
キャラ批判がしつこすぎる。海外でも、日本でも。
好きな人の気持ちも考えろよ
コブラ会のファンって頭おかしいんじゃねぇの?
あなたの気持ちは理解できますが、人の意見は異なるものなんです。
どれだけ多くの人があなたの好きなものを下げようが、気にする必要なんて微塵もないと思います。
ファンはクソでも、作品は素晴らしいものだと思うので、人の意見を気にせず楽しんだ方がいいと思いますよ。
(文が少し下手ですみません)