ストーリー、演技、演出、音楽、アクション、邦題の全てがひどい超駄作。海外から安い駄作を買ってきて、日本で小さい利益を取ろうとしている類の作品です。2点(100点満点)
レディ・ガイのあらすじ
整形外科のドクター・レイチェルは医師の免許を失った後、闇医者として多くの人々に手術を施していた。彼女は3年前、自分の兄弟を殺し屋のフランク・キッチンに殺害され、とっておきの方法で復讐を考えていた。
ドクター・レイチェルはマフィアのボス、アーネスト・ジョンに頼み、フランク・キッチンを拉致することを計画。そして自らフランク・キッチンに性転換手術を行い、フランク・キッチンを実験台として利用することに。
ある日、包帯をぐるぐる巻きにされた状態で目を覚ましたフランク・キッチンは、自分の変わり果てた姿に発狂する。フランク・キッチンは自分をこんな目に遭わせた張本人を探るべく、次々と関係者を殺していく。
レディ・ガイの感想
ウォルター・ヒル監督によるB級クライムドラマ。ミシェル・ロドリゲスが殺し屋役、シガニー・ウィーバーがドクターの役で出演している、クオリティーが低すぎる作品です。
殺し屋の男役を女優にやらせ、精一杯男っぽい喋り方をさせ、全身メイクを施し、付け髭をしてっていう時点で興ざめしました。
顔立ちも骨格もどう見ても女だし、ヒゲの嘘っぽさが恥ずかしいレベルですね。男を出そうとしすぎて、裸のシーンとか、わざとらしく女との絡みのシーンまであったりして笑えます。声はどうしもないからしゃがれ声で話そうとしていて、それがまた安っぽかったです。
選曲がひどく、BGMがとにかく映像とマッチしていないのが気になりました。そのせいで雑音にしか聞こえませんでしたね。
それにしてもシガニー・ウィーバーなんて久しぶりに見たなぁ。演技ひどいね。難しい単語を頑張って棒読みしてたよ。
シガニー・ウィーバー本人の問題なのか、監督の演出のせいなのか、いずれにしても三流映画に出てしまうと、かつてはイケイケだった俳優でも三流に見えてしまうから不思議です。
ストーリーにもB級感が出まくっています。兄弟を殺されたから、実行犯の殺し屋を捕まえて、性転換手術をしちゃおうっていう発想が馬鹿ですね。
全身の手術って普通に重労働だろ。復讐するなら殺し屋じゃなくて、殺し屋を雇った奴にもしないとだめだし、なんでフランク・キッチンだけで満足してるんだよって。
ドクター・レイチェルなんて刑務所内で危険人物扱いされて、身動きの取れない囚人服着させられてましたね。羊たちの沈黙かよ。
見所はミシェル・ロドリゲスの裸ぐらいでしょうか。ミシェル・ロドリゲス扮するフランク・キッチンは手術後、胸が気になるのか、ガムテープで胸を覆ったりして、せっかくの見せ場を台無しにしていたけどね。あれにしたって、別にガムテープで隠さなくてもいいよね。取るとき痛いだろ絶対。
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