アメリカ軍人がよそ様の国に行って、まんまと危険な目に遭う話を伝説化した映画で、何も考えたくない人が見る戦争ものです。48点(100点満点)
ローン・サバイバーのあらすじ
2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。
シネマトゥデイより
ローン・サバイバーの感想
「バーニング・オーシャン」のピーター・バーグ監督によるサバイバル劇。同名のノンフィクション本を基にした映画で、全体の80%がバンバン撃ち合うシーン、セリフの70%は「ファック!」だけで構成されています。
タリバンの支配下にあるアフガニスタンの山奥に潜入し、多くの敵に包囲されたアメリカ軍の小部隊の話で、それなりに興奮と緊張感があります。山岳地帯での戦闘シーンや軍事作戦の裏側など見所もいくつかあります。
ただ、だいぶ話を盛っているのがバレバレで、ネイビーシールズの優秀さと強さと格好良さを強調しすぎているのが気になります。
普通死ぬだろ、といいたくなるシーンの連続で、アメリカ軍人たちは岩山から落ちても、頭を撃たれても「こんなのかすり傷さ」と言わんばかりに戦い続けます。だってネイビー・シールズだから。
マーク・ウォールバーグ扮する主人公マーカスに関しては強いどころの話ではなく、危機一髪の状況になると必ず誰かが助けてくれる、都合のいい幸運の持ち主になっています。
挙げ句の果てにはマーカスを救うためにアフガニスタン人が命をかけて戦うことになり、最後マーカスは自分だけ助かったら村人たちを置いてさっそうとヘリコプターで帰っていくというのが笑えました。なんて自己中な奴らなんだ。
それにしてもマーク・ウォールバーグはいつのまにかスティーブン・セガールの後釜みたいなことになっていますね。最近、一人で生還する役ばっかりじゃないですか。タイトルに「沈黙の」ってつけたほうがいいですよ。
セガールとの唯一の違いはマーク・ウォールバーグの役柄はいつもお喋りという点でしょうか。撃ち合いの最中あんなに喋る奴います? まあ喋るって言っても「ファック」しか言ってないけど。
この映画に限らず、リアリティーはほとんどないのにラストに実在の人々の写真を数枚流すだけで、どんな映画も「事実」になってしまうのはすごいですね。
事実はどうであれアメリカ目線の戦争映画はもうお腹一杯です。むしろタリバン目線の映画が見たいです。
いかにして普通の市民がアメリカに憎しみを抱くようになり、タリバンに入隊し、自分の名誉とイデオロギーのために命を捧げるようになるのかを伝えるほうが、英雄ごり押し映画よりもずっと意義があるでしょう。
コメント
なんか、感じが悪い記事で嫌な気持ちになった。
映画としての評価をしてほしい。
高評価だったので違和感を感じて調べたらたどり着きました。
驚くほど同じ感想でした(笑)
ほんとにローン・サバイバー観たんか・・・・・?
草
ところどころ納得できるしあなたと同じように感じる部分もある
どう見たら、こんな感想になるんだろうか?
もう映画批評記事書くのやめた方が良いレベルですね。
天才的な文章能力
俺はこの映画最高に好きで
どやばいと思ってるが
主のような考え方の方が正解のような気がする。
たしかにタリバン側の映画をみたいですね
タリバン目線の映画みたいですねぇ。
ほぼ批判という観点でしか評価してないですね。考え方は人それぞれですが、もっと良い所も書いていて欲しかった。
タリバン目線の映画がみたいのは共感しましたが。