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ゴールド・金塊の行方は興奮に欠ける!ネタバレと感想

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金脈を掘り当てることに命をかけた男の悲しい顛末を描いた幻の夢物語。アップダウンが激しいストーリーの割りにはなぜかいまいち興奮しない作品です。44点(100点満点)

あらすじ

ケニー・ウェルス(マシュー・マコノヒー)は、父親の鉱業会社を引き継いだものの、経営は破綻寸前だった。そんなときケニー・ウェルスは、インドネシアに住む知り合いの地質学者マイケル・コスタと再会し、現地で金の採掘をする話をもちかける。

インドネシアのジャングルに大量の金脈が眠っていると信じてやまないケニー・ウェルスは投資家たちからなんとか資金をかき集め、工事をスタートさせる。

ケニー・ウェルスとマイケル・コスタはお互いに50%ずつの権利を与えることを誓い、ナプキンにサインする。ところがケニー・ウェルスはジャングルでマラリアにかかってしまい、生死をさまようことになる。

それでも病院に行くことを拒み、金を掘り起こすことためにジャングルに残ったケニー・ウェルスが奇跡的に病気から復活すると、マイケル・コスタから金脈を発見したことを告げられる。

これがきっかけでケニー・ウェルスの鉱業会社が世界一の金鉱会社となり、株価は急上昇。関係者は皆成功に酔いしれた。ところがそんなある日、会社にFBIの捜査のメスが入り、、、、、

文句

90年代に実際に起こったブリ・エックス・ミネラルズ社の詐欺事件を薄っすら基にしている物語で、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の鉱山版といったところです。

ありもしない金鉱のことを会社経営者はもちろんメディアも株主もみんなが信じて大喜びしていたところ、実は全部嘘で、そもそも金なんて見つかっていなかった、という嘘みたいな本当の話です。

こういう話に触れると、どれだけ株価がいい加減なものか分かりますね。大切なのは数字や表面的な信用度ばかりで、実情はあまり関係ないみたいな性質が恐ろしいです。

物語は前半から後半にかけてサクセスストーリー風に描かれ、終盤に主人公の転落の様子が映し出されます。実話を基にしているけれど、それほどリアリティーはなく、分かりやすいハリウッドのサクセス&転落ストーリー仕立てになっています。

ただ、話のスケールは大きいのに、なぜかそれほどエキサイティングな話になっておらず、どこか華やかさに欠けます。

主人公がお金持ちになってもっと調子に乗ってめちゃくちゃしてくれたらよかったんですが、女遊びもほとんどしないし、大して豪遊もしないし、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のようなバブリーなエピソードが少なかったのが娯楽性に欠ける原因かもしれません。

見所はマシュー・マコノヒーがハゲで太ったおっさんを演じているところぐらいでしょうか。それも彼の「ダラス・バイヤーズクラブ」の好演と比べると、足元にも及ばないパフォーマンスで、やはり物足りなさを感じさせます。

ラストのオチはサプライズがあって洒落が利いてていいんですが、それによってこの映画の評価が変わるほどのインパクトはありませんでした。最後のオチに力を入れると、えてして「それだけ?」みたいな気持ちになるんですよね。

特に予告動画でラストのサプライズを宣言してくるような映画はダメな典型ですね。なんでわざわざ自分たちでハードル上げるんだろう。そもそもサプライズを宣告しちゃったらサプライズにならないだろ。

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