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T2トレインスポッティングはサントラに頼りすぎ!ネタバレと感想

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ちょっとお洒落なイギリス映画。音楽と映像はスタイリッシュでいいものの、ストーリー性に欠け、前作に頼り切った物語が手抜きな印象を与える作品です。51点(100点満点)

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T2トレインスポッティングのあらすじ

かつてレントン(ユアン・マクレガー)は、麻薬の売買でつかんだ大金を仲間たちと山分けせずに逃亡した。彼が20年ぶりに故郷スコットランドのエディンバラの実家に戻ってみるとすでに母親は亡くなっており、父親だけが暮らしていた。そして悪友たちのその後が気になったレントンが、ジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)のアパートを訪ねると……。

シネマトゥデイより

T2トレインスポッティングの感想

トレインスポッティング」の続編で、「127時間」、「スラムドッグ$ミリオネア」、「スティーブ・ジョブズ」などでお馴染みのダニー・ボイル監督による、青春を過ぎた親父たちの友情と裏切りの物語です。

ストーリーは前作のその後を描いています。前作のラストシーンでお金を持ち逃げしたレントンが腐れ縁のサイモンやスパッドと再会し、再び悪事に手を染めようとしていたところ刑務所に入っていたはずの乱暴者のフランコが現れ、命を狙われるといったドタバタ劇になっています。

ストーリーだけでなく、映像も前作の回想シーンがいくつも続くため、一度前作を見ておいたほうがいいでしょう。本作から見る人は不親切な演出に白けてしまうかもしれません。前作を見たことがある人も期待すると、続編ブームに便乗している内容にがっかりする可能性もあります。

主要キャストはほぼ全員出演しているので、当時を懐かしむにはいいでしょう。ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ロバート・カーライルなど、20年の月日が経って老けはしましたが、いまだに存在感は十分でいずれのキャラも濃いです。

一方でいい歳をしたおっさんたちを中心に脚本を書いたら青春を描くわけにはいかず、かといって丸くなった彼らを追いかけたところで面白くないので、仕方なくドラッグと犯罪をソフトに扱った内容に終始していました。

僕の中で前作はエキサイティングなだけでなく、色気があったのも評価のポイントだったんですが、今回はベッドシーンはないに等しく、ヒロインがサービス程度にちょっと脱いだだけで、その点はかなり残念でしたね。

ロバート・カーライル扮するフランコがバイアグラを飲んだので、夜も大暴れするのかと思いきやなにもせずに終わるし、前作に高校生役で登場した女の子も大人の女性になって登場するわりには色気のないシーンでしか起用されていなかったのはどうしてなんでしょうか。

ヘロインを摂取するシーンのCG映像はなかなかぶっ飛んでいました。ただ、それだけでは刺激や興奮が生まれるはずもなく、足りない部分をノリのいい音楽と見栄えのいい映像でなんとか補っていた感がありましたね。

劇場公開後も本作の噂や評判がそれほど耳に届いてこなかったので、まあまあの作品であることはうすうす気づいていました。

やっぱり続編を作るにしても20年のブランクはあまりにも長すぎたんじゃないでしょうか。やるならもっと早く作らないと。

そもそも今の若者が20年前の前作を見ていなかったら、その時点で見に行こうとはならないだろうし、ノリが若者向けの映画なのか中年向けの映画なのかがどっちつかずで、ターゲットがブレていたのもいけません。

冷静に考えるといい歳したおっさんたちがドラッグに溺れたり、若い女に振り回されたりってかなり痛いですもんね。誰とは言わないけど、日本の芸能人みたいじゃないですか。誰とは言わないけど。

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