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バケモノの子は意味不明でつまらないアニメ!ネタバレと感想

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この記事は 約5 分で読めます。

バケモノの子

最後まで見ても結局テーマがなんなのか分からないアニメで、たくさんのありきたりな要素をミックスしただけの失敗作です。22点(100点満点)

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バケモノの子のあらすじ

人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。

シネマトゥデイより


読者の齋藤さんのリクエストです。ありがとうございます。こんな長文のコメントまでいただきました。

つい数日前にHPを拝見し、ユニークな切り口に惹かれ過去ログを読みふけっております。さてこの度ぜひ文句を言っていただきたい映画のリクエストをさせていただきます。2015年公開になった細田守監督のアニメ映画『バケモノの子』という作品です。

私はもともと監督の『時をかける少女』が大好きだったのですが、それ以降の映画は観れば観るほどガッカリするものばかりで落胆していました。特にこの最新作『バケモノの子』はあまりにお粗末で、既視感たっぷりな前半から始まり、後半は収集つかないほどに不要な設定や薄っぺらい小話が詰め込まれ、ツッコミどころ満載でメチャクチャでした。いっそ全編ギャグだと言ってもらえればどれだけスッキリするでしょう。声優も役者さんの個性が強すぎて、役柄に入り込めない。

色んな人の思惑や大人の事情ででこんな作品になってしまったのでしょうか??ここに日本映画界の深い闇を感じて戦慄します。もし本当に監督の意思でこれを作ったのだとしたらとんだダメ監督だと言わざるを得ない仕上がりでした。謎に一般の評価が良いのも不思議でなりません。

私にはとっても思い入れの強い作品を生み出してくれた監督なだけに、すごく残念です。どうか映画男さんにぶった切っていただきたく存じます。よろしくお願いいたします!

熱いメッセージありがとうございます。ここまで言われたら見ないわけにはいきませんでした。では文句いきまーす。

バケモノの子の感想と評価

バケモノの子」、「竜とそばかすの姫」、「時をかける少女」などで知られる細田守監督によるアニメ映画。ストーリーが格闘ものになったり、家族ものになったり、学園ものになったりする急カーブ映画で、何が言いたいのかよく分からない代物。

序盤はまだ見れます。バケモノ界に迷い込んだ少年が、バケモノの弟子となり、修行をして強くなっていく成長過程が描かれているからです。しかし主人公が成長した後に一体何がしたいのかという目的を用意しておらず、適当に敵を創り上げて戦わせるだけの、小学生が趣味で描いた漫画のような展開になっていました。

この映画のダメな点はおおよそ次の通りですね。

  • 声優を有名俳優で固めてる
  • 動物の擬人化
  • 少年の両親不在という設定(ディズニーがよくやる手口です)
  • 脚本がひどい
  • いらない登場人物が多すぎ(ヒロインとか父親とか)

声優たちが有名すぎるせいか、あるいは実力不足なのかすぐに誰の声かピンと来てしまうのがダメですね。つまりは役に入りきれていないということです。リリー・フランキーや大泉洋は自宅でレコーディングしたのかよってほど完全に素の声でしたね。

また、動物(バケモノ?)の擬人化アニメはもう散々出尽くしましたよね。人間の言葉を話さず、意思の疎通が取れずに心を通じ合わせていくぐらいのストーリーならいいんですが、生きてる世界が違う割には共通言語を話しているというのが納得がいきません。

母親を亡くした少年が父親や親戚にも引き取られずにストリートチルドレンになるっていうのも日本ではかなり可能性低いですよね。あの子は一人で生きていく自信が相当あったんですね。そのくせ終始メソメソしてましたけど。

両親を不在にするのは、子供の成長を描く映画ではお約束の展開です。そのほうが視聴者の共感を得やすいんでしょうね。ただ、少年の九太は身体こそ大きくなり強くなりましたが、精神的にはアホのままで、格闘技を極めたいのか、学校に進学したいのか、父親と一緒にやっていきたいのか、女の子と恋がしたいのか、自分のことをろくに分かっていない様子でしたね。

特別な使命を持っていないからか到底九太を応援する気にはなれず、進路がはっきりしないわがままな青年を見守る両親のような気持ちにさせられました。

笑えたのはあんなにファンタジーの世界の中で、いきなり高校受験だ、大検だっていう現実的な話が出てきたことです。あんなことを話し出したら急に現実に戻されるって。

学校にも行かずバケモノに育てられ、毎日格闘技の修行ばかりしていた子供が、急に学問の道に興味を示す理由が全く見当たりません。無理矢理ヒロインを登場させたために急に話が反れましたよね。

あと、最後の敵キャラの鯨の魔法みたいな攻撃はなんだったんですか。いままでバケモノの中に魔法を使ってる奴なんていなかったじゃないですか。いつからそんな話になったの? だったら散々やっていた殴る、蹴るの練習は一体なんだったのよ。急にSF映画にしたらダメでしょうが。

コメント

  1. サイトウ より:

    批評をお願いしましたサイトウです。
    天晴れ!!な的確な文句、ありがとうございます!胸がスッとしました。
    まさしく、途中から大検だの受験だのが入ってきて一体どこの予備校推進アニメかと思ってしまい最高に白けました。。挙句、最後の最後、選ぶのそっちかよーー!!!という。
    それもこれも久太が本当は何をしたいのか分からずに行動しているから応援する気になれない、という言葉に納得です。
    謎の鯨があんだけ暴れたのに死者が0でした、的なのもリアリティなさすぎて笑えました。

    いやーリクエストお応えいただいただけで嬉しいのに、ここまで共感できるポイントを示してくださりとってもスッキリです。
    またお願いしちゃうかもです!

    • 映画男 より:

      斉藤さん

      リクエスト&コメントありがとうございます。共感していただいて嬉しいです。

  2. kkk より:

    バケモノの子に限らず、映画の面白さって内容だけじゃないと思うんです。
    細かい描写や、歌、曲、自然音などの音響とか他にも映画を楽しむ要素はたくさんありますし。
    映画を批評するのは人の勝手だから文句は言いませんけど、そんなんじゃ映画を楽しめないと思いますよ。
    最後に、バケモノの子は現代風刺のような場面もあり、内容だけで完全につまらないと判断するのはどうかと思いました。

    • より:

      一言でいうとバカなの?
      映画は面白さがすべてじゃないって いや面白さがすべてだよ。

      社会風刺とかあってもいいけどそれ含めて{面白い}って思うことでしょ。
      ギャグやコメディだけが映画のすべてじゃないっていうならわかるけど

      そもそも細田守自体気持ち悪いんですよ
      ショタコンとか言われてるのは知ってましたけど、本人がインタビューで
      男子中学生に色気を感じるとか言っててドン引きしました

      まず未成年のことそういう目でみるのは男女関係なく問題です
      普通に性犯罪者だと思いましたし、それを擁護してる信者含めて気持ち悪かったです。
      酷いのだと腐女子みたいなのが男性のふりして男のショタコンの振りとかしてました

      本気で気持ち悪かったです。
      正直とっくにコイツ自体老害だと思いますが、それ除いてもあの性犯罪者発言は
      きちんと叩かれるべきだった
      それを野放しにした信者ともどもふくめて大ッ嫌いな作品です
      サマーウォーズも二度度見たくない

      • トオリスガリ より:

        映画の批判は自由だが最早貴方は細田守さんが嫌いなだけのただの中学生に見えました。

  3. れdたいl より:

    じゃあ見んなよ

    • monnkuiunoyurusanai より:

      れdたいlさん、口が悪いです じゃあ見んなよじゃなくて、 では見ないで下さいに訂正してください

  4. 名もなきハラオ より:

    まさに思ってた事を言ってくれてスカッとしました
    本当にヒロインと親父のくだり要らないんですよね

    そこカットして師匠同士が戦ってクマテツが勝利でチャンチャンで終われば
    人と人外でも絆がお互いを成長させるんだってテーマで終われたはずなのに
    棒読みヒロインのせいで感情移入もクソもない出来に…