アマゾンプライムビデオの会員に朗報です。あのダウンタウンの松本人志が手掛ける新感覚お笑い番組「ドキュメンタル」の配信がついにスタートしました。その詳細をご紹介します。
ドキュメンタルのあらすじ
ある日、複数の芸人に松本人志からインビテーション(招待状)が届く。そこには各自100万円を用意したうえで、とある場所に集まるようにようにとの指示が書かれている。参加は自由。優勝賞金は1000万円ということだけでそれ以上の詳細には触れていない。
実はこのイベントは、制限時間内に相手を笑わせれば勝ちというなんでもありのお笑いの総合格闘技、ドキュメンタルだった。密室の中で総勢10人の芸人が、笑ったら即退場というルールの中で一番を決める戦い。そんな無謀なルールに挑戦するためにお笑い界のジャングルで生きる猛獣たちの中から才能溢れる芸人たちが集結する。
ドキュメンタルの参加者
ドキュメンタルに参加するのは以下の芸人たちです。
- 宮川大輔
- FUJIWARA藤本
- 野性爆弾くっきー
- 東京ダイナマイト・ハチミツ二郎
- とろサーモン久保田
- トレンディエンジェル斎藤
- マテンロウ・アントニー
- 天竺鼠・川原
- ジミー大西
- ダイノジ大地
実はこれら以外にもブラックマヨネーズの小杉、雨上がり決死隊の蛍原、フットボールアワーの岩尾、平成ノブシコブシの吉村にも招待状が届いていますが、参加しませんでした。あくまでも自由参加なので出場しないというのも自由です。
そんな中で集まった10人ですが、なんとも濃すぎるメンバーで、それぞれ個性がやばいです。彼らの中には売れている芸人もそうでない芸人もいます。ある者は妻にお金を用意させ、ある者は先輩芸人から借り、またあるものは会社に借金をしてまで、集めて戦いに参加した勇敢なチャレンジャーばかりです。
特にジミー大西や野性爆弾くっきーはいかにもなにかやらかしそうで危険ですよね。
ドキュメンタルのタイトルの意味とルール
ドキュメンタルは「ドキュメンタリー」と「メンタル」からきている造語で、芸人同士のメンタルの勝負をドキュメンタリータッチに映し出した番組です。
従来のお笑い番組との最大の違いは、参加者は客を笑わせるのではなく、ほかの芸人を笑わせなければならない、という点です。また、笑わせるのが得意でも、自分が笑ってしまったら負け、というのが特徴で、ただ面白いだけでも勝てないのです。
密室で10人の芸人同士が熾烈な戦いを繰り広げるわけですが、なんでもありという状況でどれだけ相手を笑わせるかを競うのは、ある意味で一番面白い芸人を決める最もシンプルで、最も適した方法じゃないか、と松本人志は語っています。
企画的には「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」の笑ってはいけないシリーズの対戦版といったところですね。
笑ってはいけないシリーズが、笑ったらお尻をたたかれるのに対し、ドキュメンタルはその場で即退場になるうえ、参加費の100万円がパーになる、というプレッシャーが加わっています。さらに相手を笑わせるために自分の好きなタイミングで仕掛けることができるので、その自由度とランダム性が見所ですね。
相手を笑わせることに関してはルールはなく、会話でボケてもいいし、小道具を使ってもいいし、変顔をしても変装してもOKです。
ドキュメンタルってつまらないの?本音のレビュー
番組自体は緊張感もあって、普通に面白いです。笑いをこらえている人たちを見るのってなんであんなに可笑しいんですかね。制限時間は6時間あるのにスタートからまもなくしてほとんど全員が笑いそうになる下りとか爆笑でした。
勝負が始まっていきなりボケたのは意外や意外、天竺鼠の川原でした。それに対してジミー大西が笑いを堪えて大きな口を開けるシーンなんかは天然すぎてお腹が痛いです。ジミー大西も負けじと、早々からセーラー服に変装して仕掛けるなど、最初から飛ばしていましたね。
エピソード1は脱落者なしで番組は幕を閉じます。途中、ダイノジ大地が笑ってしまい退場寸前になりますが、まだゲームが始まったばかりということもあり、イエローカード(警告)をもらうだけで大目にみてもらい命拾いします。
企画自体は文句なしにいいんですが、エピソード1の49分の所要時間のうち前半から中盤にかけてはほとんどイントロに割かれていて、バトルのシーンはごくわずかなのが残念でしたね。
エピソード2の結果
ところがエピソード2になると、芸人同士のバトルか激化していきます。やはり10人の中心になるのはジミー大西。ほかの参加者が彼をいじって笑いを取りにいく、というのが密室でのお約束になっていきます。
特にジミー大西を執拗にいじり倒すのが宮川大輔で、二人のやり取りを見ているほかの出演者たちは笑いをこらえるのが必死で、その光景に爆笑すること間違いなしです。
エピソード2ではそれぞれが積極的に仕掛けていくのがよかったです。ジミー大西がいきなりシャンプーをし始めたり、野性爆弾くっきーが宮川大助・花子の大助の引退横断幕を持ってきたり、東京ダイナマイト・ハチミツ二郎が覆面レスラーに変装したり、となんでもありの状況が続きます。
やがてジミー大西が立て続けに笑ってしまい最初の脱落者に。続いてダイノジ大地が、小さな笑いの蓄積が爆発してレッドカードに。二人揃って早々に退場となりました。
ジミーと大地は笑い上戸すぎて、そもそも最初からこのゲームに向いてなかったですね。ここまで来ると、勝負に勝つには面白いよりも笑いをどれだけ堪えられるかが鍵になってくることがわかります。
その点、強いのはほとんど笑わない天竺鼠・川原ですね。エピソード2まで警告を一度も受けていないのは天竺鼠・川原、マテンロウ・アントニー、とろサーモン久保田の3人だけ。その中でも天竺鼠・川原とアントニーは最後まで残りそうな可能性が高いです。
エピソード3の脱落者とファイナリストたち
エピソード3になると、一気に下品さが増します。まずは宮川大輔がお尻の穴を見せるのが得意だと言い出し、それを発端に参加者がみんなでお尻を見せ合いっこする、というモザイクをかけざるを得ない状況に。民放局ならまず放送禁止になる光景が続きます。
宮川大輔のお尻についたティッシュを取るといってFUJIWARA藤本がいじり始めると、宮川大輔とトレンディエンジェル斎藤が笑ってしまい退場処分に。
続いて壊れた椅子の足をいじっていた東京ダイナマイト・ハチミツ二郎に対して、FUJIWARA藤本がしつこつ突っ込みを入れていると、ハチミツ二郎が笑いを堪えられなくなり、即レッドカード。
挙句の果てにはマテンロウ・アントニーが下半身裸になって魚拓ではなく「珍拓」を取るなど、なんでもありの状況になります。さらにとろサーモン久保田が今流行りの「PPAP」のパロディーをやると、あまりのつまらなさに野性爆弾くっきーがツボに入ってしまい爆笑。これでくっきーまでレッドカードをもらってしまいました。
これにより最終エピソードまで生き残ったのはFUJIWARA藤本、マテンロウ・アントニー、天竺鼠・川原、とろサーモン久保田の4人に決定。特に天竺鼠・川原はここまでくすりとも笑わない強靭な我慢強さを誇っており、優勝候補ナンバーワンといますね。
エピソード4、ドキュメンタルの勝者は誰?
ついに4人に絞られた参加者たち。残り時間も数時間になったことから、それぞれが積極的に勝負していきます。ここまでくすりとも笑わなかった天竺鼠・川原は、警告覚悟で笑顔を披露する捨て身の攻撃に出るなど、ラストスパートがかかります。
状況が一気に動いたのはアントニーが幼少時代の写真をみんなに紹介したとき。子供の頃からあまりにも体が大きく、ほかの小学生たちと比べ規格外の彼の写真を見た天竺鼠・川原ととろサーモン久保田が次々と警告を受けます。
続いて天竺鼠・川原がボクシンググローブと、ラーメン屋の水切りを交互にやるパフォーマンスで、ほかのメンバーに絡んでいくと、ついに顔を殴られたFUJIWARA藤本が笑ってしまい退場に。
残ったのは天竺鼠・川原、アントニー、とろサーモン久保田の3人は、被りものや物まねなどで笑いを取ろうとしたものの、結局誰も笑わずにタイプアップ。なんと記念すべき第一回大会は勝者ゼロで幕を閉じてしまいました。
まとめ
バトルの制限時間は6時間ですが、編集によってはいくらでも引き伸ばすことができるので、エピソード10ぐらいまで続くのかと思いきや全4話で完結です。結果がどうであれ、変に引っ張りすぎると、つまらなくなるだけなので、4話ぐらいがちょうどいいかもしれませんね。
ただ、最後は延長戦でもなんでもやって、勝者をちゃんと決めるべきでしたね。ドキュメンタリーだからしょうがないといえばそうですが、終わり方は拍子抜けしました。
全体的に時間が経てば経つほど、参加者の疲労もあるのか笑いの質は落ちていきます。なんだかんだいって一番面白いのはエピソード1のジミー大西でしたね。純粋に面白さだけで言ったら彼が一番だったと思います。
その他のシーズンはこちら
コメント
確かに面白いと思います。
でも芸人さんひとりひとりが、自分の放ったギャグで笑いそうなので、大事な100万を失わないように守りに入っているような気がします。
特にフジモンは顕著に感じます。
結局皆から集めた100万はどうなったんですかね?
あの3人で分けるのかと思ったんですが、違うみたいだし。。。
次に持ち越しなのか?
それとも戻しだったんでしょうか?
おそらく返金だったんじゃないでしょうか。