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インセプションは説明だらけの駄作!ネタバレと感想

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この記事は 約3 分で読めます。

secondkick

登場人物が全ストーリーを説明するだけのSF映画。キャストがやけに豪華な割には肝心の話が退屈で、上映時間が長く、話を引っ張るだけの駄作。30点(100点満点)

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インセプションのあらすじ

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。

シネマトゥディより


読者のwataruさんのリクエストです。ありがとうございます。

インセプションの感想

ダークナイト」、「メメント」、「ダンケルク」、「プレステージ」「インターステラー」、「プレステージ」、「テネット」などでお馴染みのクリストファー・ノーラン監督によるSF映画です。

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SFや人間の深層心理や意識をテーマにすることの多い監督といえばイギリス出身のクリストファー・ノーラン。 映像に対する強い...

キャストや映像にとにかくお金をかけたはいいけれどストーリーに懲りすぎて、やりすぎ感が出ちゃってます。

特に映画においてやってはいけないことを二つもやらかしているのがこの映画がつまらない原因でしょう。一つは夢を題材にしたこと、もう一つはストーリー設定を登場人物がダラダラと説明することです。

夢をネタにしたストーリーって映画じゃなくても大概すべります。「昨日、すごく変な夢見たんだけどぅ」などと話しだす人がたまにいますが、現実感も、辻褄も会わない、他人の夢の話を聞かされて面白いことってほとんどないですよ。

クリストファー・ノーラン監督は「メメント」や「インソムニア 」でも記憶や夢といったことをテーマにしていて、特に「メメント」は当時かなり話題になりましたね。

いずれもアイデアで勝負しているから面白かったんですが、すっかり有名になった今では映画のスケールが大きくなりすぎて、映像やキャスティング頼りになってきていて、どんどんつまらなくなっていくのが目に余ります。

本作では他人の夢に入り、潜在意識に侵入し、相手のアイデアを盗むことのできる世界を描いていて、そこでは夢を建設したり、共有したりすることができ、さらには夢の中で夢を見たり、潜在意識の奥の奥に入り込んだりと、要するになんでもありの世界です。

タイムスリップ映画と同じで夢を題材にすると、ストーリーや設定は途中からどうにでも変えることができるので、全てが後付けになるんですよ。実は死んでなかったとか、実は夢だったとかの連続で、じゃあ今までの時間は一体なんだったんだよって言いたくなるんです。

それにしてもすごい面子揃っていますよね。レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、エレン・ペイジ、マリオン・コティヤール、渡辺謙ってよくもまあこれだけ揃えましたね。

それでも印象に残る人は一人もいなかったです。ディカプリオは彼がダメなときにやる、眉間にしわを寄せるだけの演技だったし、渡辺謙が演じる斉藤さんは、致命傷を負っても全然死なないし、ちょっと間抜けでした。inception

夢を共有するときに腕にチューブを付けて、意識を飛ばすシーンって完全にヘロイン中毒の人たちからアイデアを得ていますよね。これを見て、インセプションごっことか言いながら良い子たちが真似しないといいんですが。

コメント

  1. Wataru より:

    映画男さん、リクエストに応えて戴き感謝です。
    題材の設定時点ですべってたんですね(笑)参考になりました。
    有り難う御座いました!

    • 映画男 より:

      Wataruさん

      リクエストありがとうございました。すべってましたねえ。いやあ、すべってました。

  2. 隣人 より:

    はじめまして。
    いつも楽しく読ませていただいております。

    私が大好きな映画たちを、色々な視点で評価、評論されているので、面白く読ませていただいております。

    これからも、万人受けしそうな映画のコメント頑張ってください。

  3. ananas より:

    はじめまして。
    今日観たい作品を調べていたら偶然発見して、すっかり読みはまってしまいました。

    私はこの映画の現実感0のきれいな映像とか、頑張って無理に複雑にしたかのような(笑)ストーリーも好きですが、レビューは楽しく読みました。

    賛同できる内容と、意見が異なる内容色々ありますが、全体的に面白いです。どうぞこれからも色んな映画のレビューを書いてください。応援しています。

    インド映画の「マッキー」という映画が馬鹿っぽくて好きなのですが、ご覧になったことおありでしょうか?
    あなたのレビューをぜひ読んでみたいと思う作品です。
    気が向いたら、レビューして頂けると嬉しいです。

    • 映画男 より:

      マッキーは残念ながら見たことないですね。インド映画はかなり苦手なもので。

  4. kkk より:

    いくらなんでも子供を馬鹿にしすぎ
    頭沸いてんのか
    それともただのジョークなのか

  5. まーん より:

    いつも楽しく読ませてもらってます。

    「眉間にしわを寄せるだけの演技だった」
    吹きました。
    漠然と私が感じていたことを明快に説明してくれて流石です。

    世間ではやたら評価が高いこの作品ですが、私には理解できず。手間暇かけたのは伝わってくるけど、派手に着飾っただけの作品。と感じてました。

    「映像やキャスティング頼りになってきていて、どんどんつまらなくなっていくのが目に余ります」
    これ。まさにそんな感じ。おかげでモヤモヤが晴れました。

    私は、映画男さんの評価と違う意見を持つことも結構ありますが、この映画の文句は私と合ったようです。これからもいろんな文句楽しみにしてます。意見が合う文句も合わない文句も!

    • 映画男 より:

      すっきりしていただいて嬉しいです。意見が合う合わない関係なく、読んでいただけるのは幸いです。

  6. アオヤンマ より:

    最後にコマが回っていて、謎かけで終わり、すごく疲れて最後はうやむやかよ、と思ったことしか覚えてませんでしたが、レビューを読んで、仰る通りだと思いました。

    • 映画男 より:

      SFはうやむやにすればするほど、深いと思われるようですね。そういうの僕は無理ですけど。

  7. アサイラム より:

    メガシャークvsグレートタイタンとかおすすめですよ、グレートタイタンが鮫を振り回すシーンなんかは見てて圧巻ですよ、ぜひ見るべきです