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大空港2013はシーンと俳優をカットするべき!ネタバレと感想

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kuukou

三谷幸喜監督により、松本空港を舞台にしたドタバタコメディー。リアリティーはないものの、気軽に見れてちょっぷり笑える作品。44点(100点満点)

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大空港2013のあらすじ

帰省先から東京に帰るはずだった田野倉一家の乗った飛行機が、天候不良のため松本空港に到着する。田野倉家の案内を、グランドスタッフの大河内千草(竹内結子)が担当することに。

ところが、田野倉家のあるじである守男(香川照之)は家族の目を避け、百合子(戸田恵梨香)という女と密会。守男の妻・美代子(神野三鈴)は、パイロット姿の国木田(オダギリジョー)と再会し……。

シネマトゥディより

大空港2013の感想

ザ・マジックアワー」などでお馴染みの三谷幸喜監督によるWOWOW向けドラマ作品。

天候不良のため長野県にある松本空港に到着した、訳ありの家族とその関係者が巻き起こす、会話中心の寸劇です。

三谷幸喜監督らしく、リアリティーはそっちのけで舞台劇のような大げさな演出で、登場人物たちを滑稽かつ面白おかしく描いています。

物語は会話中心で進みます。かといって脚本がそれほどいいかというとそうではなく、シチュエーションをオチに使って小さな笑いを連続で生んでいました。

こういう映画はお馬鹿な映画なので気を張らずに集中力もそこそこに見られるのがいいですね。特に大事なシーンも大事なセリフもないので、途中でトイレに行ってもなんの支障もないぐらいです。1週間の疲れが溜まった日曜日の夕方に見るのがいいかもしれませんね。

三谷幸喜監督は特別好きな監督ということではありませんが、すでに自分のスタイルを確立している点では好感が持てます。

今では多くの日本人監督が彼の手法を真似ていますよね。ただ、スタイルが確率してしまうと飽きが来るという側面もあってワンカットで撮影しているのは、おそらくそういった殻を打ち破るための挑戦じゃないかと思われます。

ワンカットといえば「ヴィクトリア」がワンカットのアクション映画に仕上がっていましたが、あれにしても、この作品にしても製作者側のこだわりであって、視聴者からしたらどうでもいいことです。

「へえ、すごいすごい」で終わりなわけで、ワンカットにこだわるんなら、もっと映像にこだわってほしかったですね。映像の質が大分低くて、iPhoneで撮影したほうがもっと綺麗に撮れたはずです。

演技も人によってかなりムラがありますね。香川照之や竹内結子はよかったけど、青木さやかとか神野三鈴とかオダギリジョーはオーディションで落とすべきレベルです。あの三人を削るだけでも予算をかなりカットできたと思うんですけどね。色んな意味でカットするべき映画でした。

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