なぜ今日まで続いているのか理解できない駄作シリーズの最新作。3日で脚本とストーリーが思い浮かびそうな薄い内容で、ジェイソン・ボーンが延々と逃げているだけの追いかけっこ映画。11点(100点満点)
ジェイソン・ボーンのあらすじ
長年、表舞台から姿を消していたジェイソン・ボーンは違法の地下格闘技で生計を立てていた。一方、ニッキー・パーソンズはハッカーのグループたちと協力し、CIAの軍事作戦プログラムの情報を暴くために奮闘していた。
ある日、極秘情報を盗んだニッキーはジェイソン・ボーンがどのようにCIAに雇われ、トレッドストーン作戦によって暗殺のスペシャリストに育てられたこと、また彼の父親が裏で作戦に関わっていた秘密を知る。
ニッキーはそのことをジェイソン・ボーンに知らせるため彼とコンタクトを取り、ギリシャで落ち合うがCIAにキャッチされ、命を狙われることになる。
ジェイソン・ボーンの感想
「ユナイテッド93」、「キャプテン・フィリップス」、「7月22日」などでお馴染みのポール・グリーングラス監督の超駄作スパイシリーズです。ミッション・インポッシブルの主役をトム・クルーズからマット・デイモンに変えただけで、やっていることはほとんど変わりありません。
シリーズ5作目というところもミッション・インポッシブルと同じなんですね。どうせだったら最近のヒーローものじゃないけれど、コラボさせて二人を共演させちゃえばいいのに。もうそれぐらいしか話題を提供できるネタないでしょ、これらのシリーズは。
まあ、ストーリーはひどいですよ。というかストーリーともいえない、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)VSロバート・デューイ(トミーリー・ジョーンズ)によるカーチェイスを始めとする追いかけっこが続くだけです。スパイ映画ってあれでよしとされている風潮ががむかつきますね。
それもロバート・デューイ(トミーリー・ジョーンズ)が本部から無線で「彼はその近くにいる。早く捕まえろ」などと下っ端に指令を出すシーンの連続で、いちいち現場と本部のシーンを交互に小刻みで映すという演出がなんのアイデアもなく、工夫も感じられません。
いちおう物語の中にエドワード・スノーデンでお馴染みになった監視社会の実態を絡ませていますが、それもおまけにすぎず、CIAが一般市民にも分かりやすい悪事を働いているところはコメディーですね。
ジェイソン・ボーンが暗殺のスペシャリストであることはまだいいとしても基本彼の側を通りかかる警察や警備員を問答無用で殴ったり、殺していくところが笑えます。この映画の中だけでもジェイソン・ボーンは100人ぐらい軽く殺してるんじゃないですか。
映画に出てくるスパイってどうしていつもなんでもできすぎるんですかね。車の運転はF1レーサー並みで、バイクも扱えて、格闘技も達人で、パソコンにも強くてハッキングもできるって。特技が多すぎて一体何を専門にしている人なのかが分からないんですよ。別に特技は一つでいいのに。
コメント
✖️永遠と
○延々と
訂正しました。ありがとうございます。
お前の評論おもんない
ジャックバウアーと共闘してくれ。
明日劇場に観に行きます。
ただ文句を言いたいだけの映画と言われても、ジェイソンボーンが観られるのが嬉しくて!マットデイモンはほんとうに素敵。
それも映画の楽しみのひとつと思います。
Sakikoさん
ぜひ見終わったら感想を聞かせてください。ファンの人の感想にも興味があります。
映画男さん、今日観てきました。
ずっとドキドキして、「わぁ✨。」と興奮した2時間3分でした!
正直言うと、設定や、ストーリー… 無理があるんじゃないかなって思いが頭をよぎるのですが、すぐにどうでもよくなっちゃうのですよね。
あんなすごい暗殺者、成人から作るの無理だよ!と思うけど。
ラスベガスでのカーアクション、もはやわたしには意味不明でしたし。
でも… ジェイソンボーンなら仕方ない。
鍛え上げられた肉体。眉間に皺を寄せてばかりで、笑わず、喋らず。過去に苦悩する姿。
素敵❗
なんでいいのかよくわかりませんが、また観たい!って思います。
ほんとうに長くて下らない感想ですみません。
でも私は映画館で楽しい時間を過ごしましたし、満足です。
私が映画に求める役目の一つと思います。
Sakikoさん
感想ありがとうございます。ストーリーや設定うんぬんではなく、純粋に楽しめたらそれが全てだと思います。そんな映画に僕も出会いたいです。
面白くなかった。
追いかけっこの連続ってのもうなずけます。
過去作が良かっただけにハードルが高いのかなとも
思いますが、何よりちょっとレガシーは抜きにして
アルティメイタムから年数が開きすぎてしまったかなと。
onocciさん
ひどいですよね、この映画。これでもまだ続編作るんでしょうね。
やめて貰いたいですね。
ストーリーやアクションがイマイチなのは概ね同意ですが、スパイがある程度万能なのは当たり前では? 大体軍人上がりの人が多い上、特殊な訓練を受けてるわけです 格闘や車の運転が上手いのは当然です。一方、ジェイソンがITにそこまで強い場面ありましたか? USBメモリーはプロに頼んでましたよね。ジェームズボンドにしろイーサンハントにしろ、ITに関しては、やはりその道のプロが担当してました。 それから、アセットは確かに片っ端から殺してましたが、バーンは殴ったりして気絶させてるだけでは?ボーンスプレマシーでも在イタリア大使館のCIAエージェントを気絶させて、殺してはいませんでした。 個人的には、”邪魔者”の対処法がそれぞれ異なっていて、キャラクターとして対比しているように思いました。
ま、ともかくシリーズとして新しい何かが欲しかったですねー
ボーンシリーズが好きな身としては、この一作目はつまらなくは無いけどシリーズの中では微妙な部類かなぁと。
個人的に、ボーンスプレマシーが好きなのですが、それよりは劣ると思います。
映画批判を楽しく拝見していましたが…少し気になる点があるので書き込みします。
ミッションインポッシブルとジェイソンボーンは全く内容が違うものですよ。
前者は組織から無茶なミッションを与えられ四苦八苦しながらやってのけるスパイの映画で
後者は自我と記憶を奪い取られた組織に復讐しつつ逃げ延びて生き残ろうとする元スパイの映画です。
これらを、同じような事をやっているだけと断じてしまうのは、あなたの批判精神が先走りすぎて、ちゃんと映画を見れていないだけのように感じます。
それと、スパイに関して、かなり前に確かナショジオでCIAだったと思いますが
スパイの訓練に関しての特集番組をやっていたのですが
スパイにも色々役割分担があるものの、基本的に潜入などの重い工作を行うスパイについては
元軍人も多く、格闘技術はもとより、逃走や移動に使用される車、バイク、船舶の運転に関しては
猛烈な訓練を受けていますし、爆発物や電子機器の扱いについても身に着けています。
何の変哲もない一般人から見たら、あなたの言うように万能な人に映ると思いますよ。