悪玉たちがヒーローとなって地球を救うDCコミックの実写版アクション劇。ストーリーは薄っぺらだけれど、ユーモアがあって、そこそこ笑える映画。55点(100点満点)
スーサイド・スクワッドのあらすじ
アメリカ政府は大きな問題を抱えていた。それはとてもスーパーヒーローだけでは解決できない問題だった。なかなか解決策を見出せずにいた政府はなんとしても状況を打破するために極端な手段を打って出ることに。その手段とはベール・レイヴ刑務所に服役中の極悪ヴィラン(悪者)たちを召集して、得体の知れない最強の敵に立ち向かわせることだった。
スーサイド・スクワッドの感想
「フューリー」、「エンド・オブ・ウォッチ」などで知られるデヴィッド・エアー監督のコミックを基にしたアクションヒーローものです。
予告動画がとにかく人気を博して、その視聴数はスターウォーズを超えるほど拡散したといって大騒ぎしていましたね。しかしアメリカでは公開直後からかなり酷評を受けていました。
そのためあまり期待せずに見に行ったんですが、「バットマンVSスーパーマン」とかに比べたらまだ大分ましでした。
たくさんのヒーローを登場させて数で勝負しているところはマーベルの流れに似ていますが、くだらない政治や人間心理を注入せずに単純にヒーローと悪を対峙させていて分かりやすかったです。
コメディー色が強く、ユーモアにかなり救われた映画といえますね。あれで「バットマンVSスーパーマン」みたいにマジな映画にしてたら、もっとひどいことになっていたでしょう。また、音楽も悪くなかったです。映像とかなりマッチしていたし、アクションに合うセンスのいい選曲が効果的でしたね。
物語は、スーパーマンが地球にいなくなった今、凶悪な敵が出現したらどのようにして対処するのか、というアメリカ政府の懸念から悪党を連れてきて悪党と戦わせるというミッションを遂行することになり、刑務所にいる極悪人たちが集められる、というのがストーリーのおおまかな流れです。
序盤、スーサイド・スクワッドのメンバー一人一人の人物紹介のように話は進んでいきます。ところがデッドショット(ウィル・スミス)とハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)の紹介が終わると、途端に費やす時間が短くなり、いい加減になっていくのが笑えました。ほとんど紹介されなかった奴までいて可哀想でしたね。
>>スーサイド・スクワッドの日本人福原かれんの経歴とカタナの秘密
スーサイド・スクワッドのメンバーたちはそれぞれ個性豊かで強いキャラがあるのに対して、敵キャラの手抜き具合が半端ないです。魔法使いなのか、宇宙人なのか、ロボットなのか、あるいはその全てなのか、もうとにかく様々なスパイスを混ぜすぎて、意味不明なキャラになっていました。
いつもそうなんですが、最近のアメリカのSF映画の敵キャラってみんな同じ人がデザインしてるのかと思うぐらいワンパターンですよね。それにしてもなんですかこいつ。子供だってこれよりましなデザインできるでしょ。
登場人物の中ではジョーカーの演技がかなり注目されていたので楽しみだったんですが意外と普通でしたね。そもそも出番が少なかったし、悪役でもないし、ヒーローでもないという中途半端なポジションがジョーカーには相応しくなかったです。
カタナ役には日本人女優、福原かれんが起用されていました。彼女はなぜかセリフがほとんど日本語で、アメリカ人にもお構いなしで日本語で話すという強引な設定になっていました。
福原かれんはいいとしても、紹介映像のときの相手役がカタコトの日本語で演技をしていたのがダメでしたね。これだけお金をかけてるのに、ああいうところで適当な俳優をキャスティングする精神を疑います。
冷静に考えると、今回のヒーローたちってデッドショットにしても、ハーレイ・クインにしても、キャプテン・ブーメランにしても大したスーパーパワーも持っていない普通の人間じゃないですか。彼らの能力で戦って、どうやってあのボスに勝てるのかが不思議です。
街ごと破壊するような奴らに拳銃を撃ったり、バットを振り回したところでどうなるのよっていう話なんですよ。もうちょっとパワーバランスを考えて物語を作ってもらいたいです。
コメント
ジョーカーに注目が集まっていましたし、ジャレッド・レトの力の入れっぷりを楽しみにしていたんですが、そんなに出演していないんですねー?
確かに予告見て、仲間なのか(でもチームにいない)敵なのか(ハーレイ・クインとキスしてたり)よく分からない感じでした。
次にジョーカーだけのスピンオフ的な続編の前振り??がもしかしたら。。。
それにしてもなんですかこいつ、、、っておしゃってた写真の怪人?て昔の円谷感または低予算な戦隊ヒーローに出てくるような怪人を思い出しますね。
公開が待ちきれません!
ジョーカーは期待はずれでしたが、ぜひ見てくださいね。
ジョーカーは原作がただのイカれ野郎なんだしあれでいいと思いますけどね
ストーリーなんて適当でいいんですよ
アメコミってビィランも人気なわけですし、ファンはそのビィラン達が活躍するのをみたいだけなのでね…
見ました。
コンセプトもいいし、アクションも悪くないし、音楽もいい。
でも何か足りない…
ストーリーが微妙過ぎて、心踊らない。
キャラが悪なはずなのに、悪じゃない。
結局、けっこういい奴らじゃんで終わってる。
斬新だった「悪が戦う」のコンセプトが結果オジャン。
なんだか、Xメンの出来損ないを見た感じで残念でした
猫太郎さん
メンバーがみんないい奴でしたよね。もっと悪党でもよかったと思いました。
ええ、これ50点つけますか!?
私的には、ハーレイ・クインがかわいいだけの映画でした(笑)
ラスボスの倒し方も、正直微妙…そんな倒し方でいいの?みたいな…
確かにパワーバランスを考えてほしいですが、アメコミですからね、それは仕方ないのかもしれません
この映画が55!?5点の間違いじゃないのか?
しかも、ユーモアがあって、そこそこ笑える
と来たか。奇妙な感想。
この人の感性はよくわからんなあ…。
いいなと思った映画が30点だったり、
良くないと思った映画が70点だったりするし。
不気味だ。