「インディペンデンス・デイ」の20年ぶりの続編で、当時からほぼ内容が変わっていない成長なしの映画。変わったところといえばエイリアンの数ぐらいです。31点(100点満点)
インデペンデンス・デイ・リサージョンスのあらすじ
エイリアンによる地球侵略に人類が立ち向かい、およそ30億人もの命を失いながらも勝利を収めてから約20年が経過した。人類はさらなる襲来に備えようと、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを作り上げる。
2016年7月、そんな人類を試すようにアメリカ全土を覆うほどの大きさを誇るエイリアンの宇宙船が出現。彼らは重力を自在に操る圧倒的な科学力で、ニューヨーク、ロンドン、パリといった都市を次々と襲撃する。猛攻撃は止むことなく続き、人類存続の要であった防衛システムも無力化してしまう。
シネマトゥディより
インデペンデンス・デイ・リサージョンスの感想
ローランド・エメリッヒ監督による「エイリアン」と「アルマゲドン」と「スターウォーズ」を混ぜたような代物です。ストーリーが子供っぽくて、相変わらずアメリカ人が世界を救うことにフォーカスして、人類が大歓声を挙げてヒーローたちを称える、くだらないSF映画になっていました。
物語の舞台は、人類が簡単に地球と宇宙を行き来でき、月にも行けるようになったという設定の現在です。
ある日、月にある宇宙ステーションの前にエイリアンのスペースシップが現れ、アメリカ政府はびびってそれを撃ち落してしまいます。すると、今度はさらに巨大なスペースシップが登場し、人類に報復するかのように地球を攻撃し始める、というのがストーリーの全てです。
「インディペンデンス・デイ」を見たことがない子供が見れば、分かりやすいSF映画としてそこそこ楽しめるかもしれません。
ですが前作を知っている大人が見たら多少の懐かしさこそあっても、新しい感動や興奮は味わえないでしょう。そもそも前作も十分に馬鹿っぽい映画でしたからね。
アメリカ人が描く宇宙人って相変わらずこんな感じになっていました。このデザインから見直さない限り、エイリアンもので面白い映画はまず撮れないでしょう。
こんな昆虫みたいな身体をした奴らが、超ハイテク技術を駆使した宇宙船や武器を操っている姿があまりにもミスマッチで、攻撃の仕方や死に方がほかの映画でも見たことがあるようなワンパターンなものに終始していました。
攻撃するときは長い手足を人間の首に巻きつけて締め上げたり、死ぬときはドロドロの緑の液体が出てきたり、宇宙人がいたら怒られるんじゃないのっていうぐらい偏見がひどかったです。
それにしてもあれだけ宇宙に簡単に行けるようになったというのに人間はいつまで経ってもエイリアンとは全然上手くやっていけないんですね。
そもそも最初に攻撃をしかけたのは人間だし、むしろ悪いのは人間だという気もしました。あれだったらエイリアンを主人公にしてエイリアン目線で、人類から自分たちを守るっていうふうにしたほうが面白かったんじゃないの?
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コメント
地球人は異星人の技術をパクって戦っているからかなぜか燃えません^_^ 後この世界はこのままいくとスタートレックの世界になりますよね。