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ぱいかじ南海作戦は忙しい都会人におすすめ!感想とネタバレ

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okinawa

バツイチ無職の男が心機一転沖縄の離島に渡り、自給自足の生活を始めたことがきっかけで、人生の喜びを取り戻していく、中年男のための自分探し映画。

全体的に緩く、ストーリーがのんびりしていて、誰も傷つかないので結構癒されます。64点(100点満点)

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ぱいかじ南海作戦のあらすじ

失業と離婚で失意の佐々木(阿部サダヲ)は気分を変えるために南の島を訪れるが、4人組のキャンプ生活者との酒宴で泥酔してしまい、全財産を奪われてしまう。途方に暮れる彼は、都会から来た青年オッコチ(永山絢斗)、関西弁を話すアパ(貫地谷しほり)とキミ(佐々木希)と出会い、その後共同生活を送るようになる。ある日、4人組ホームレスたちのうわさを聞きつけた佐々木は、財産の奪回と復讐(ふくしゅう)を企てることにするが……。

シネマトゥディより

ぱいかじ南海作戦の感想

ヒキタさんご懐妊ですよ」の細川徹監督作品。都会で忙しく過ごしている人が見たら、ほっこりさせられるリラックスムービーです。初めての離島生活あるあるを面白おかしく描いたコメディー劇で、ちょっとでも自給自足生活や地方移住なんかを考えたことがある人が見たら楽しめるはずです。

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一方で主人公を演じた阿部サダヲの演技になんとか救われ、支えられている作品なので、阿部サダヲが苦手だという人はまず楽しめないでしょう。なぜなら阿部サダヲ以外の俳優はほとんど素人レベルだからです。

特にピエール瀧の沖縄弁とか沖縄人に怒られるレベルですよ。関西弁を話す女の子二人の演技もかなりやばかったですね。それなのに阿部サダヲのパフォーマンスだけであそこまでカバーできているのははっきり言ってすごいです。

あるいはノリがノリだから演技の良し悪しなんてこの際いいじゃないですかと南国の気持ちにさせられたのかもしれません。

原作は椎名誠の同名小説だそうです。椎名誠の本もまた緩い文章で書かれていますよね。意外と多くの作品が映画化されています。旅好きなら椎名誠の本は一度や二度は読んだことがあるんじゃないでしょうか。

ストーリーは離婚して失業し、人生の危機に立たされた中年男が再起を図るまでを明るく前向きに追っていきます。

人生において重大な出来事があると、人は自然と大きな決断をするようにできているのか、今居る場所から遠くへ行ってみたくなる衝動にかられたりしますが、主人公は思い切って沖縄の離島に行って暮らし始めます。

都会から出てきた単なるヘナチョコ男でも大自然に囲まれて生活しているうちに徐々にサバイバル術を身につけていき、やがて新しくやってきた人たちに先輩面したりするのが、いかにもありそうで笑えましたね。

離島で生活するといっても、がっつり自給自足をしているわけでもなく、エセアウトドアといった感じでお手ごろな”体験”の域からは出ません。ただ、なんだか楽しそうというのだけは伝わってくるのでこれを見て憧れる人もいるはずです。

田舎で生まれ育った人たちの目には、都会の人たちが漠然と田舎暮らしや自然の中で過ごすことに憧れを抱き、移住してきたりすることは、胡散臭く映ることも多いようですね。

それもそのはず、田舎のすばらしい情報ばかり詰め込んだ都会人が実際に住み始めたら、すぐさまその土地の現実にぶちあたり、何年もたたずに引き返してしまうのがオチだからです。

実は僕も田舎暮らしに漠然と憧れを抱いている人間の一人で、まさに自分がこのパターンに陥りそうな予感がするので、田舎暮らしの夢は永遠と先送りにしています。

田舎暮らしってやろうと思えばいつでもできそうな感じがするから、後回しにしてしまうのかもしれません。別にリタイアした後でもいいしなあって。だから人生の岐路の立たされたら、若いときは真っ先に外国に行くべきですね。外国で生活を始めるのは歳を取ってからだと体力的にというより精神的にきついので。

この映画は主人公が離島で生きる自信を取り戻し、いかだで海に出て行って幕を閉じますが、彼があのまま外国に行って新たな生活を始める続編がぜひ見みたくなりました。

そういえば最近、外国を旅する物語で、いい映画ってあんまりないですよね。この映画を見ていたらむしょうにロードムービーが見たくなってきたなあ。

ぱいかじ南海作戦はTSUTAYAで視聴できます

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