スポンサーリンク

映画タイタニックはいつ見ても素敵!ネタバレと感想と恋の魔法

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約5 分で読めます。

titani

レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットのコンビが世界中の男女を虜にした、命がけの愛の物語。97年に公開され、翌年のアカデミー賞作品賞に輝いた、今もなお色あせない不朽の名作。87点(100点満点)

スポンサーリンク

タイタニックのあらすじ

1912年4月10日、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニック号が出港。婚約者の資産家キャル(ビリー・ゼイン)と乗船し、彼との政略結婚に絶望するローズ(ケイト・ウィンスレット)は、甲板から海に身を投げようとする。

だが、そこに居合わせた画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)に助けられる。それを機に彼らは惹(ひ)かれ合うが、キャルの策略でジャックは宝石泥棒に仕立て上げられて警備員室に閉じ込められる。そんな中、タイタニック号の船首が巨大な氷山と接触して浸水が始まり、船体が傾いていく。

シネマトゥディより

読者のたなかさんのリクエストです。ありがとうございます。

タイタニックの感想

もう約20年も前の作品なんですね。この作品を最初に映画館で見たのを今でも昨日のことのように覚えています。本当はあまり今になって見返したくなかった作品でもあります。というのも、あの頃のいい思い出が廃れてしまうのではないかという怖さがあったからです。

それでも今見てもいい映画だと素直に思えました。ロマンチックだし、感動的だし、ハラハラするし、3時間を超える興奮にヘトヘトにさせられました。

最近のパニック映画は地球滅亡ものをダラダラと描いたものが多いですが、もっとタイタニックを見習ったほうがいいです。長尺だろうと、コテコテのパニック映画だろうと見事なバランスを保っているから見られるんです。

前半はラブロマンス、そして後半からサバイバル劇になっていく切り替えも自然で、最後まで緊張を解かない演出がすごいです。キャスティング、脚本、演技、映像、音楽と全てにおいてはまっている奇跡的な映画でもあります。いいシーンもたくさんあるし、いいセリフも多いです。

>>タイタニックの英語の名シーン&名セリフ

もちろん突っ込みどころもあるにはあります。そんなことしたら普通死ぬだろ、みたいなシーンは多々ありますね。あと、なんでジャックは、一緒に船に乗ったイタリア人の友達を放っておいて一人だけ女とよろしくやってるんだろうとかね。

それはいいとして成功の立役者を挙げるならば、ヒロインを演じたケイト・ウィンスレットと主題歌を歌ったセリーヌ・ディオンじゃないでしょうか。ケイト・ウィンスレットはタイタニック以前に「いつか晴れた日に」ですでにアカデミー賞にノミネートされていましたが、当時知名度的にはまだまだで、タイタニックをきっかけに一気に世界的に有名になりましたね。

おそらくほとんどの男性視聴者が最初スクリーンにローズ(ケイト・ウィンスレット)が登場しても、特別な美しさや魅力を感じなかったんじゃないですか。それが物語りが進むに連れて、どんどん綺麗になっていくあの化け方が尋常じゃなかったです。

そして極めつけは救命ボートに乗ったのに自ら飛び降りてジャックの下へ走っていくあのシーンで完全にハートを奪われてしまった男性がほとんどじゃないでしょうか。

一方でレオナルド・ディカプリオは言うまでもなく絶世の美男子でビジュアル的にも、振る舞いも、セリフも、行動も、とにかく彼の全てが女性視聴者をメロメロにするでしょう。

そんなふうに主人公の男女両方に視聴者が惚れてしまう映画っていうのもかなり珍しいですよね。ロマンスだとだいたいは男女のどちらかが格好いいとか、可愛いぐらいで終わりますが、この映画だけは違いますね。

今になって気づいたのは、タイタニックが意外や意外「アナと雪の女王」とかなりつながっている点です。一つはジャック(レオナルド・ディカプリオ)がタイタニック号のチケットを得るためにポーカーをしていたとき、同席していた男二人の名前がオラフとスヴェンだったこと。

sven

olaf

もう一つは、やたらとセリフに「Let go」という言葉が登場することです。おそらくここから「Let it go」のアイデアが生まれたんじゃないかなんて疑ってしまいました。タイタニックの劇中で使われる「Let go」は「Never let go(決して放さないで/諦めないで)」といったように否定形で使われていましたが、その頻度を考えると明らかにキーワードとして使われていましたね。

振り返ること約20年前、約3時間15分の上映を終えて映画館を出た僕は、あまりにも感動したために一緒に見に行った男女の友達三人と肩を組んで夜道を帰ったのを鮮明に覚えています。

思春期だったせいもあってかついつい近くにいる人を片っ端からハグしたくなるような愛情溢れる気持ちになってしまったんです。青春ですねえ。それから僕は2,3回映画館に見に行きました。やがてサントラまで買っちゃたりして、しばらく余韻から覚めませんでした。

タイタニック アニバーサリー・エディション
ソニーミュージックエンタテインメント
¥3,300(2024/11/21 07:56時点)

98年以降に生まれた人は、タイタニックを知らないという人もいるでしょうが、おそらく今の世代にも同じマジックが通用するんじゃないかと思います。

お目当ての異姓とこれを見たら、思わず相手はあなたをハグしたくなるでしょう。上手くいかないようだったら、その相手とはなにをやっても上手くいかない相手だと思ったほうがいいです。それぐらい魔法の威力がありますよ。タイタニックマジックぜひ試してみてください。

コメント

  1. たなか より:

    リクエストに答えていただき、ありがとうございます!
    アナと雪の女王と繋がってるというのは初めて知りました、笑
    映画男さんの批評ほんとうにすきです。ありがとうございました。

    • 映画男 より:

      たなかさん

      リクエスト&コメントありがとうございます。当時を思い出して懐かしくなってしまいました。いい映画ですね。

  2. ソム より:

    毎度楽しく読ませていただいております。

    80点台とは、相当高いですね。私はこれを中学生のときにみて、感動した覚えがあります。
    自分の中でのベストシーンは、あの乗船していた音楽隊が沈みゆくタイタニック号の中で最後まで演奏し続けていたところです。自分も楽器をやっているので、その心意気みたいなものにグッときました。

    こういったCGを多用した映画で、他にも面白いものがあれば、教えて頂ければ幸いです。

    • 映画男 より:

      CGを多用した映画は実はあんまり好きじゃないんですよ。タイタニックも船をまるごと作るぐらい再現することに手を抜かなかったから良かったんだと思います。

      • ソム より:

        そうなんですか。でもタイタニック号まるごと作るのは大変だとは思いますが、実際この映画が後にたたき出した収益を考えれば、それほど大した事はないのかもしれませんね。
        それに思うのが、最近は技術にモノをいわせた映画が多いような気がするんです。内容はペラペラで、最新の技術を駆使することのみで観客を満足させようというものが。
        迫力のある映像をだして、「どうだすごいだろ」みたいな。

        追伸:リクエストです。スティーブンスピルバーグ原作の、「ショーシャンクの空に」のレビューをお願いします。

  3. きょーこ(’-’*)♪ より:

    映画男さんの感想に共感しました。
    当時私は、登場人物たちの心理描写に愛や死や人生やエゴについて何だか考えさせられました。
    映像美、音楽、人間模様……ラストまで飽きさせない良い映画ですね。

  4. 通りすがり より:

    学生時代にバイト先の店長から、「これ今日で期限切れだからあげるよ。」と鑑賞券をもらい、バイト帰りのレイトショーで観に行き、何やら劇場全体に得体の知れぬ違和感を感じて辺りを見回すと自分以外が全員カップルという人生最凶のアウェイ感を味わった思い出が。

  5. シャインマスカット より:

    こんにちは。本作、今回3Dリマスター版が公開されているので、映画男さん記事書いてないかなと思って来ました。

    私は97年当時はまだ幼かったのでリアルタイムでは観てなかったです。テレビでは何回か観ていますが、題材・セット・俳優・劇伴といい、今見てもトップクラスなのはわかります。主演の二人が絵になるのは承知のこと、群像劇としても見れるのが良いです。理不尽な事故の中で人はどんな行動を取るのかというのも興味深く、特に沈みゆく船で楽団の演奏が続けられるのが一番印象に残っています。

    一方で、船が氷山に衝突してから沈没するまでのパニックシーンはかなり怖いです。自然は恐ろしいですね。日本では津波が起こったから尚更。

    また、事故が起こった経緯を調べると、様々なヒューマンエラーが積み重なった結果こうなったということがわかりました。
    油断や判断ミスがとても怖いということも伝わりました。

    ラブストーリーとしての映画の出来は勿論のこと、今日まで事故を未然に防ぐ反面教師作品としても観られるのが良いと思います。

  6. 映画女 より:

    今から27年前の映画なんて信じられない程、
    新しく素敵な映画ですね~。
    いつまでも心に残る宝物のひとつです。