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映画批評をブログで書くときにやってはいけない3つのこと

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ブログで映画を紹介しているけど、なかなかたくさんの人に読んでもらえない、反応が薄い、と悩んでいる人は、もしかしたら重大なミスを犯しているかもしれません。映画レビューを書く上で僕なら絶対にやらないことをまとめてみました。

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1、人のレビューを読んでから書くこと

ある映画に対する自分の評価は果たして大多数のものなのか、それとも自分だけが思っていることなのか、というのが気になって、ほかの人のレビューなんかをチェックしてしまうと、その意見になんらかの影響を受けて、自分の書く内容までも変わってしまう恐れがあります。

どんな有名人や自分が尊敬する人がその映画を褒めていても、あなたがつまらないと思ったのなら、「つまらない」が答えですし、その逆も同じです。それを、「もしかしてこの人がこんなに評価しているということは、自分がちゃんと理解できなかったのではないだろうか」なんてことを思う必要はありません。そのときは「理解できなかった」があなたの答えなのだから。

そもそも読者はあなたの感想が聞きたくて、あなたのブログを訪問しているので、そこに他人の意見や影響が介入してくるのは邪魔でしかありません。あなたのブログではあなたの考えと言葉が全てなのです。

映画を鑑賞後、余計な情報を収集しようとすればするほど、文章は進まなくなるものです。できるだけ素のままの状態で一気に感想を書き上げると、感情も入っていいですよ。

2、見終わってから大分時間を置いて書くこと

ブログで映画を紹介したいのなら、鑑賞後できるだけすぐにレビューを書くようにしましょう。理想は鑑賞直後です。映画館で見たなら、ダッシュで家に帰ってパソコンの電源を入れましょう。携帯で書けるのなら帰りの電車の中で書き始めましょう。

遅くても翌日までには書かないと「余韻」が逃げていきます。特にいい映画を見た後は様々な感情が体内で蠢いているはずなので、その感情が消える前に文字に起すことが大切です。

誰かと一緒に映画を見に行ったときは、鑑賞後に感想を話し合い、その会話の中で出てきた言葉をそのまま反映させましょう。

ねえねえ、ディーン・フジオカの演技よかったと思わない?

そうかなあ、俺はそうは思わなかったけど。

やっぱりイケメンだし、演技は上手いし、人気があるのも納得よねぇ。

ただ、ボソボソ喋ってただけのような気がするけど。

こんな会話になったとしたら、「ディーン・フジオカの演技が上手いとかほざいているアホがいるんだけど、そういう奴とは二度と映画には行きたくないです。僕からしたら、ディーン・フジオカはただボソボソ喋ってただけで、あんまりでした」と書けばいいのです。もちろん逆の意見もありです。

3、論文レビュー&専門家気取りのレビューを書くこと

本作は極上のアンサンブル・ドラマでもある。火星から地球に向かう宇宙船船長ジェシカ・チャスティン、NASA長官ジェフ・ダニエルズ、火星探査責任者キウェテル・イジョフォーといった演技巧者を要所に配置し、NASAの広報、関連団体の科学者と技術者らの奮闘やジレンマを細やかに映し出す。クライマックスに向けてデヴィッド・ボウイの「スターマン」が鳴り響き、立場の異なる登場人物の思いと行動がまさに一丸となって動き出す高揚感! そのシークエンスの軽やかでしなやかな語り口は快感ですらある。

シネマトゥディより

新聞や専門誌にこうした文章を書くのはOKだとしても、ブログだとまず読まれません。なぜならインターネットユーザーはせっかちで、堅苦しい文章よりも気軽に読める文章を好む傾向にあるからです。誰もあなたのブログに文学的な文体なんて望んでいません。それよりも分かりやすくて、ストレートな感想が聞きたいのです。

専門用語を多用するのもできるだけ避けましょう。人によっては「アンサンブル」とか「シークエンス」ってなんだよって話になるからです。多くの場合、専門用語を連発する文章は自己陶酔と自己満足で終わります。

自分が知っていることは当然相手も知っている、もし知らないなら調べればいい、という態度はただの傲慢です。分からない単語が多いと読者にとってはストレスになるので、できるだけシンプルに表現するように心がけましょう。

まとめ

要約すると、自分の考えで、ささっと素早く、自然な文章で書く、ということになりますね。中でも人の意見に左右されずに自分の考えを貫くというのはとても大切なことだと思います。映画の解釈なんて十人十色なので、正しいも間違っているもないので、思い切り自分の気持ちをブログでぶつけてやりましょう。

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